シノピーのブログ一覧

前回ブログの続きです。

続いては乗用機種として、フロンテ7-sを取り上げましょう。

フロンテ7-sは昭和51年6月に登場。というよりか、昭和48年7月に登場したLC20型旧360ccモデル機種の新規格化モデル機種ながら、その車体面を維持しながらも前後デザインや内装を大幅に刷新、搭載エンジンユニットも450cc、T4A型2スト3気筒エンジンユニットへ換装していますが、途中にはダイハツ製AB型4スト2気筒OHCエンジンユニットを搭載した550ccシリーズを追加設定し、2つのエンジンバリエーションを持つようになりました。

こんにちは、シノピーです。
おかげさまで、今回の記事で遂に100件となりました。
100件というのは実に素晴らしい記事投稿数ではないかと思っているのですが、その記念として、特集企画を設けたいと思っています。

第一回目は自ら好意の馳せたスズキ旧軽自動車「550cc・660cc」のことですが、今日は550ccの新規格化モデル機種を取り上げてみたいと思っています。
取り上げるのは1976年から1977年にかけて世に送り出した新規格軽自動車です。

まず、最初に登場したのはキャリィとジムニーではないでしょうか？
昭和51年4月に登場したキャリィ55とジムニー55がそれで、いずれとも旧360ccモデル機種の車体に前後バンパーを大型化し、LJ50型2スト3気筒、539ccに搭載エンジンユニットを改善したモデル機種です。





キャリィ55



旧360ccモデル機種の最終型。

このサイトで初めて知りましたが、この最終型が上記の新規格化モデル機種の正体になっているということを。
そのことについては、こちらのサイトにもありました。

仰る通り、生産が短期間であるのは意外にも珍しく感じるが、同期にはこのブログ記事にも取り上げていたスバル3代目剛力サンバーも同じであり、サンバー5の元の正体である旧360ccモデル機種最終型は僅か3ヶ月という短期間で、これとの差はナンバープレートの位置くらいでしか判別つかない。


ジムニー55も旧360ccモデル機種の車体に前後バンパーを大型化、LJ50型2スト3気筒、539ccに換装した搭載エンジンユニット機種と組み合わせ、幌モデル機種は向かい合わせとなる後席の居住性改善のため、幌後半の高さを増大している。



続けて7月に登場したのはフロンテハッチ55です。
フロンテハッチは昭和48年2月にフロンテバンLS型の後継機種として登場。こちらでは上記の車種のような外観デザインではなく、フロントデザインを大幅に変え、旧360ccモデル機種のつり目デザインから後継の初代アルトに近しい穏やかデザインとなっている。



また、3車種と共通して、内装にあたっては旧360ccモデル機種とはほぼ同じであるにも関わらず、フロンテハッチは色調とステアリングホイールのデザインが変わった程度でしか、基本的にそのまま。

乗用機種へ続きます。