前回の続きです。
4代目610型
昭和46年に登場。外装デザインが先代510型とは対照的に、曲線基調の良く言えば重厚、悪く言えばもっさりしたものになっています。デビュー当初は目新しさに加え、510型も値下げして併売していたことからブルーバード全体としての売れ行きはまずまずで、シリーズの中では失敗作のモデル機種になる。
ドライバー施行に対しては1.6リッターDX系をメインとしたグレード別のドライバー施行を受けることをファイルに記している。これ自体に初期・前期型で適しているようなのか、その十八番となる4ドアセダンのみならず、新規追加の2ドアハードトップでもドライバー施行を可能としていることもここに記され、このボディバリエーション曰く、この4代目610型でしかドライバー施行を許可としないため、グレード機種においても、1.8リッターSSSの5段ギアミッション機種と限られている。
5段ギアミッション機種は発売から1年後にお見えされているが、採用された5段ギアミッション機種は当時の2代目B110型サニーGX-5と同様の当社「日産」独特の現代とは異なる5段目が右下(リバースが左上)に設置の直結式ながら、サニーGX-5の通常OD方式ではなく、綿密なクロスレシオ方式を採用しています。しかしながら、以降は燃費稼ぎとシフトパターンが一般と異なるという原因から、この直結式5段ギアミッション機種はラインアップからは姿を消すことになってしまいました。
しかも余談ですが左上のリバースに入れると、現代のAT機種のようにブザーが鳴る仕組みになっているようで、ブザー音が当時の旧タイプならば、複雑な思いがいたします。
4ドアセダンでのSSS系のドライバー施行も可能で、MT、ATと問わずに基づいています。
昭和48年のマイナーチェンジモデル機種こと、後期型では通称サメブルこと、2リッターGTを新たにラインアップに加えられたが、自らのドライバー施行によって、AT機種中心のドライバー施行を4ドアセダンを目途に受けることをファイルに残しつつある。
それ以外のグレード機種に対してはGL、DX系をドライバー施行するも、推薦は後者のほうである。
という、610型Uですが、次の記事で取り上げるのはその二番目の失敗作である810型です。
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Posted at 2017/10/25 16:08:26 | |
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