前回記事の続きです。
3代目A60型セリカ
昭和56年7月に登場したA60型セリカはセリカの3世代目モデル機種としてモデルチェンジされた機種にあたり、先代からスタイリングを一新し、ヘッドランプに新機軸を取り入れるなどの工夫がなされ、スタリングは先代からシャープなウェッジシェイプのボディラインをもつデザインへと大幅なイメージチェンジが図られ、国産車初となるライズアップ式ヘッドランプを新たに採用、この手法は日産Z31型も同等です。
このモデル機種から同時期にモデルチェンジされた3代目A60型カリーナ、そして翌年にモデルチェンジされたT140型コロナとのコンポーネント共用化を図ったことで、外装デザイン曰く、後部テールランプが2代目セリカXXとT130/140型コロナ、そしてS110型鬼クラ、GX61型マークⅡとデザインが酷似
されていることもあり、夜間走行の点灯の恐怖さがあります。
初期・前期型のポップアップ式ヘッドランプのフロントデザイン以外、クーペの後部リアデザインの怒り目形状スタイルは奇妙さと鈍さを融合させたデザインに見えられます。
しかしながらも、後期型でガーニッシュ付加などの手直しで抑え気味になっていますが....
4代目流面型セリカ
昭和60年8月に登場した流面型セリカはセリカの4世代目モデル機種にあたり、このモデル機種にてFWD前輪駆動化を図るとともにすべてのパワートレーンを一新するなどの大掛かりなイメージチェンジがなされ、先代後期型で採用済みのリトラクタブルヘッドランプの踏襲を含め先代リフトバックのプロポーションを受け継ぎながらも、ボディラインがやや曲線的に変化した外観デザインは未来へ抜ける、エアロフォルム”を標榜する流面形ボディを採用、3つの面で構成されたスラントノーズとフルリトラクタブルのヘッドライト、滑らかな曲線を描くサイド回り、面一化されたウィンドウラインなどで実現したボディは、空気抵抗係数(Cd値)0.31の優秀な数値を実現いたしました。
また、世界初フルタイム4WDシステムを採用した高性能グレード機種、GT-FOURが翌年に登場され、WRC(世界ラリー選手権)参戦のためのベースモデル機種にあたり、水冷式インタークーラー付きのターボチャージャーや独立ポートエグゾーストマニホールドなどを組み込んだ3S-GTE型1998cc直列4気筒ツインカム16バルブターボユニットは、当時の国産4気筒エンジン最強の185ps/24.5kg・mを発生、駆動機構にはセンターデフ方式のフルタイム4WDを、懸架機構にはサブフレーム構造のリアサスペンションメンバーなどを、タイヤにはピレリP600(195/60R14 85H)を、内外装には専用エアロパーツや丸型フォグランプ、部分ファブリック本革シートなどを採用。究極のスペックを持つ本格的な高性能スペシャルティに仕立てられていた。
初期・前期型、後期型とも好意に馳せていますが、何とも全機種のツインカムエンジンユニット機種化された後期型末期のモデル機種を財産とする中で、後部テールデザインに深く感じられます。
Posted at 2019/02/25 13:21:45 | |
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