
鈴菌2台=ハヤブサ✖️2
もはや絶版高級車スーフォア=CB400superBOLDOR
漢YAMAHAペケジェ=XJR1200
走るHONDA伝説=NSR250R
以上5台。
性能、ジャンルとも、バラバラなバイク。
とりあえず地方から集まり、八王子高尾付近に集合。スタート。
大垂水峠を越え、高尾山麓の蕎麦屋さんへ。
というわけで、昼食は蕎麦。
デカいバイクで集まっちゃったので、縦横ギッチギチに駐車。他のお客様に配慮…。
人気店なので並びます。待つ時間は、とにかく暑い暑い☀️33度。
20分ほど待ち、入店。
-蕎麦はというと、もう、最高(笑)-
コシがあり、なんだかコクがあるような、深みのある蕎麦らしい蕎麦。
野菜天も、カボチャの甘みが美味しい。
待った甲斐がありました。
オッサン一同、無言で貪ります。
心の中で…ウマイ、ウマイ、ウマイ!🔥
呼吸は炎に。
暑い中外に待っってる人がいるので、食べたら大急ぎで支度(^^)
ここから奥多摩方面に。
上野原から山道を抜け、往復するローリング族の方々を横目に見ながら、道の駅こすげ到着。

撮り忘れたので、秋に行った時の画像を。
標高が上がり、気温は下がりまして、28度。
しかし風もなく、相変わらずバイクを降りると暑いです。
名高いシャインマスカットソフトクリームを🍦食べました。
小サイズが選べるのは、胃もたれジジイにとっては大変有難い。
ウマイ、ウマイ、ウマイ…!🔥

チャーちゃんまんじゅう。
こちらも勢いで食べちゃいます。
おやきの中に粒あんが入ってるみたいな、レトロなまんじゅう。缶コーヒーにマッチ。
ウマイ、ウマイ…←シツコイ…
↑ウザい
ここからだと比較的近いので、奥多摩方面へ。
10キロも走らず奥多摩湖到着。
いつもの聖地トミンを目指し、奥多摩周遊道路へ。
膝擦りライダーが往復する、小僧区間。
この日はなぜか速いローリング族の方々が多く、彼らとすれ違う度に、ジジイ達も若かりし日々を思い出し、ペースが上がり…
小僧区間が終わって暫く先の右コーナー。
ズシャ…!
ズガガガガー!
小生の前走者XJR1200が、右コーナーでスリップダウン。転倒。
目の前で、ライダーがアスファルトに叩きつけられて、スライドしながら路肩に放り出されます。
と、ここで小生の記憶が蘇ります。
…小生まだガキだった18歳の時、国道6号線、茨城県の取手市付近、ちょうど利根川に架かる橋の、川の真上付近で、100メートルくらい前を走っていたバイクがクルマと接触事故を起こし、バイク(YAMAHAビラーゴだったと思う)から放り出されたライダーがアスファルトに叩きつけられ、その後もアスファルト上を飛び跳ねた挙句、ガードレールにぶつかるという衝撃的な場面に遭遇した時の記憶。
小生は即座にバイクを急停車させ、接触したクルマを目で追うも、クルマは走り去ってしまったので、もはやどうしたらいいのか、オロオロ。
とにかく、横たわる血だらけで動かない男性に駆け寄り必死に救護。ハンカチで血を押さえてガンバレガンバレと話しかけました。
その際小生怖くなったのか、みっともないことに泣いていた記憶があります。
ポケットにはポケベルしか無くて、携帯なんて無い時代でしたので、気を取り戻し、乗っていたGSX-Rに再び跨り、全開。
橋のたもとの公衆電話ボックスに飛び込み、救急車と警察を呼びました。
怪我をしたライダーが心配で仕方なく、通報後またすぐ戻り、反対車線にバイクを停めてガードレール飛び越え駆け寄り、ぐったりと動かない男性の隣で、何もできないくせに、出来ることをオロオロ探しながら、溢れてくる血を止めたくて傷を押さえながら、目も虚ろで返事をしない彼に話しかけ続けました。
クルマの方はたくさん横を通り過ぎて行きましたが、皆減速するものの、窓から目を細めてこちらを見るだけで、停まる人はいません。
ところが、バイクの方は通り過ぎてもその後みんな停まってくれて、ずいぶん先に停車した人も転びそうなくらいに走って来てくれて、人数もどんどん増えていきました。救急車が来る頃にはバイク十数台くらいになっていました。
なかなか来ない救急車が来るまで、ぐったりする怪我人をみんなで励まして、知識がある方がタオルで手足、肩の止血を試みていました。
ひとりの年配女性ライダーが、みっともなくオロオロ泣いている小生に「ヨクヤッタネ、ガンバッタネ」と、声をかけてくれました。
それから数ヶ月後、命はとりとめたと、取手の警察から電話があり、さらに数日後、名前も知らない彼のご家族から、感謝の電話がありました。
…実は、小生は幼い頃、従兄弟の兄ちゃんをバイク事故で亡くした(享年17歳)こともあり、家族や周りはバイクという「悪魔の乗り物」に乗ることに、猛反対でした。
しかしどうしてもバイクが好きで、憧れの辻本さんやノリックみたいにカッコ良く乗りたくて、親を説得し、知人から中古のバイクGSXRを譲ってもらい、ひっそりと、罪悪感を感じながら、乗っていたのです。
ところがその事故のことがあり、考えが一転。
「危険な乗り物だということをきちんと認識して、できる限り安全に乗ろう。」
「バイクの世界には仲間がいっぱいいる。仲間を大切に、乗ろう。」
それから数十年。
学生時代を経て社会人になり、父親になり、ジジイになっても、なんだかんだでバイクには乗り続けて来ました。
そして今回、数十年ぶりに、またもや前走車から投げ出されたライダーが、アスファルトに叩きつけられたのです。
たまたまなんでしょうが、今回の事故者は、小生の兄弟でした。
快調に走行していたXJRは、右コーナー進入ブレーキング時に唐突にリアの挙動を乱し、ハイサイドを避けたのか、イン側に急速スリップダウン。
速度が出ていたため、スリップダウン後もバイク、ライダーとも回転横転しながらスライド。
それを見た小生は、旋回体制に入ろうかと体重移動した直後のフルブレーキ。
フロントを急制動させたせいで、NSRはバランスを崩してリアがスライド。バタつかせながらも、フロントロックをなんとか避け、ヨロヨロと停止。
その際小生気持ち的には何故か落ち着いていて、コケませんでした。
駆け寄り兄弟の意識、怪我、出血の程度を確認。
巨体XJRを路肩へ…
事故の処理をし、兄弟の怪我が気になるものの、雨が降りそうなので帰途につきます。
疲れました…
今回、数十年前に茨城で救護した、声も聞いたことがないあの男性がどっかで見ていて、
「アノトキハアリガトナ」
って言いながら、小生の兄弟の命を、崖下に落ちないように拾ってくれたような気がしてなりませんでした。有り得ませんが。
だって、帰宅後に、いつも通り自分用に撮っていた動画を再生すると、どう見ても複雑骨折、酷ければ命に関わる規模の転倒事故だったので…
無茶なライディングはダメです🙅🏻よね。
自業自得です。
聖地奥多摩を守るためにも、自己中な考えを改めローリング族の皆さんに感化されることなく、適切なマイペース走行をしようと誓いました。
…バイクは飛ばしていなくても、無茶していなくても、転倒すれば大怪我をする乗り物。市街地のスロー走行も、気を抜かず安全運転します。
参考に、
事故者は擦過傷多数、膝打撲、肩打撲(強打)、首捻等あるものの、今のところ骨折箇所は見つからず、打撲で各部痛みが残るものの、歩行もできています。
当日の装備品は、夏用樹脂プロテクター入りジャケット、ライディングジーンズに膝脛樹脂プロテクター装着。靴は老舗コミネのライディングシューズ。そしてプロテクター入りライディンググローブ。
ショウエイ高級ヘルメットZシリーズ。
こんな感じでした。
事故後の状況は、ジャケットは、肩プロテクターが割れて、肩露出。皮膚は擦り剥け、出血。肘も生地が破れプロテクターが露出。背中も同様。
ズボンも至る所擦り切れ、膝脛プロテクターは割れや剥がれでボロボロ。脛は擦過傷、皮膚がえぐれ、出血。
靴は擦れた程度ですが、事故者がバイクから投げ出された後、両足とも脱げて、小生の目の前に飛んできましたので、せっかくいい靴なのに足を守ってくれることなく…。しかし衝撃から足を守ったことによって脱げたのか、詳細不明です。
ヘルメットは、傷を見るとゾッとするのですが前部右側シールド付け根部分、こめかみ部分でしょうか、ぶつかり跡と、強く擦れた跡がありました。帽体は割れていないものの、ちゃんとしたヘルメットを被ってなかったら、今彼はいなかったかもしれません。
それから身体の装備品ではないのですが、エンジンスライダー。折れてバッキバキになっちゃいましたが、おそらくこいつが足が車体と路面に挟まれるのを防いでます。車体が250キロもあるバイクが倒れて挟まれたら、生身の人間はもちませんものね…
前述のとおり、装備品で守れる部分はとても多いです。
しっかりした装備で、ライダー皆様どうかご安全に。