ETC車載機取り付け その2

続いて、配線施工に取り掛かります。

まずはアンテナ。説明書とおり、前窓上部までピラーを取り外しつつ配線していきます。

ドア周りのゴムシールをビロビロって外し2箇所の爪でしかくっ付いていないピラーをパチパチっと取り、アンテナを先に窓にくっつけてから、配線を細いタイラップで束ねつつ下ろしていきます。

窓上部は走行中配線が落ちてくると危険なので、20センチ間隔でタイラップを締めておくと落ちてきません。

ピラーからダッシュ下に配線を下ろすのは、ピラー真下のスペースから下まで通すとキレイに収まりますが、足元の奥の奥に落ちますので、そこからの結束が困難。

なのでピラー手前のダッシュ右側、ドアのゴムモール奥にテキトーに這わせ下ろしちゃいます。

電源は、通販数百円のヒューズボックス取り出しカプラーから。

コレ、常時、アクセ、イルミ等取り出せる便利なソケットですが、差し込み部分がヒューズボックス上部の結構奥で、手が入りにくいということと、商品によっては作動用ヒューズが付いていないため、7.5Aフラットヒューズ（低頭）を別途購入の必要がありますので注意です。

ちなみに7.5A作動ヒューズは下から2番目、左から2番目の空きに差し込みます。

コレを入れないと、電源カプラーに電気は流れません。

作業も大詰めです。
車載機本体のパネルへの取付です。

パネル形状から、付属の両面テープの半分ほどしか接着面が無く、走行中落ちる危険が。
金属ステー加工等考えましたが、長年の経験から、ある程度の接着面が確保されていれば軽量なETC車載機が落ちてくることはありませんので、切り取ったパネル片を使い、３Ｍの強力両面テープで段差を作り、接着補強しました。

これでグラつきも無く、ガッチリ付きます。

オフセット量はこんな感じ。

接着面を増やすあまり、手前側にオフセットし過ぎると、この古野電気製の機種の特徴でもありますが、カード挿入時に、カードが足元に露出し、カードを蹴ってしまいますので危険です。

電源とアンテナの配線を本体にコネクタ接続。そしてたくさん余った配線を丸めて（特にアンテナ線は丸めるのみにし、折り曲げないよう注意です。）タイラップで束ねて、足元に落ちてこないようにヒューズ配線等にくくりつけます。

苦しい仰向けの体勢で例のビス2本を留めてパネルを戻します。

ピラーやドア周りのゴムシールを入れ直して、終了。

ETC車載機取り付けは、専門的な知識は要らないものの、電源取り出しや、パネル脱着加工等するために、最低限の工具と、まとまった時間が必要になるかと思います。

この作業に関しては、N-VANは他車と比べて比較的容易。

いまどきETC車載機は、ほとんどの方は買う時付けてると思いますが、中古車等でチャレンジしたい方は、DIY楽しいので、是非❗️