2011.01.31 芦川 千波ノ滝 アイスクライミング
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千波の滝 (150m Ⅳ~Ⅴ+ 4ピッチ)
5:00 起床。 コーヒータイム。
5:30 千波の滝へ移動する途中のコンビニで朝食を購入。
5:50 千波の滝へ向かう道路の駐車スペースに車を止めて朝食。
そのまま今日のクライミングの支度をして、今日一緒に登る2名を待つ。
6:20 7:00に合流予定だが、予想よりスムーズに走れて予定より30分早く合流。
だが、まだ暗いので、明るくなるのを待つ。
7:00 明るくなったので支度して出発。
雪は無いが、足下が滑りやすいので途中でアイゼンを装着。
8:20 取り付き(滝の真下)に到着。 早速クライミングの準備。
9:00 クライミングスタート
パーティ-1=O氏+ラキ / パーティ-2=Oyajikun & Tamrin
パーティ1が先行でクライミング。 1P目のリードはO氏。
1P目がこの滝の核心部。 直登ラインは氷が薄そうなのでやめて
(6年前に初めて登った際には
直登した) 最も傾斜が無い左上するラインを選ぶが、
氷が薄い部分で結構なランナウト。
約30m登ってピッチを切った。 フォローで登って見ると、ランナウトしていた部分は
スクリューが打てない状況だった。
スタンスがあるのでマシだが、リードだと結構怖いかも・・・。
10mほど登って落氷のラインから外れたところでパーティ2もクライミングスタート。
1P目のビレイ点で少し休憩した後、
私が2P目のリード開始。
2P目は、傾斜も多少落ちて氷結状況も良くて快適に登れる楽しいピッチ。
途中、アクシデントでロープが出てこず、セットしたスクリューにテンションをかけて休憩しつつも
ほぼ50m登ってピッチを切る。 22cm+19cmスクリュー2本でビレイ。
ここで2パーティが一旦集合。 行動食を口に。
しかし、4人がそろった場所で各自が氷瀑に打ち込んだアックス(8本)の豪華な事!
なんと
全員が CLIM BuBu!! 3人が FLAMINGO で、1人が MURCIELAGO
金額に換算すると、
FLAMINGO \62,000 x6 + MURCIELAGO \65,000 x2
= ¥502,000 (日本価格)
こんなパーティは滅多にいないでしょう(笑) でもね、BuBuのアックスは1度使うと、
他のアックスを使う気にはなれないほど、素晴らしいアックスなんです。
因みに初めて登った時の私のアックスは、左手:クォーク(リーシュ付) 右手:フュージョン
2回目は 左手:クォーク(リーシュ付) 右手:X-ICE
これらも悪くないんだけど、やっぱり
FLAMINGOは別格 です。
ここでO氏と相談して、
パーティ2に先頭を譲る事に。
理由は、やっぱり
クライマーなら先頭で登りたいだろう って事と、Tamrinを最後に残さず
中間で 登らせたい、って事で。
(私もO氏も2回以上登っているので先頭には拘らない)
3P目のリードはO氏。 先行パーティのフォローが上り終わる頃にクライミング開始。
このピッチも氷結状況が良く、快適だが、トラバースが多いピッチ。
約30mでビレイ点へ。 2年前に登った時は、片足しかおけない様な状態だったが、今回は
フツーに4人が立てる。
(勿論、立てると言ってもロープは外せません)
私がココについたときには、Oyajikunが最終ピッチのリードをしてる時でした。
写真を撮りつつ、しばし待ち。
ここで、
左手につけていたリーシュが無いことに気づく。 ショック。
無くても困らないんだけど、見つからないと、また買う事に・・・。
Tamrinが1段上のテラス上にあがったところで、
私がリードでクライミング開始。
最初はなんてこと無いピッチ(高度感は結構ある)なので、快調に進み、途中で立てる場所で
先行のTamrinを待ちつつクライミング。 2/3位のところから氷質が悪化。
氷が薄く裏の岩が透けて見えたり、でかい穴だらけだったり・・・・。
アックスも打てないので、フッキングを多用しつつ、打ち込むときはキツツキの様にコツコツ
細かく打ち込みつつ、氷を壊さないよう注意を払いながらの
デリケートなクライミングが続く。
この最終ピッチ、
リードだったので内心、少々ビクビクだった(笑)
落ち口手前で、やっと氷質が良くなり、最後は
安心して登り切った。
1段上がって立木でビレイ。 先行パーティのTamrinから行動食を分けて貰いつつO氏をビレイ。
15:30 クライミング終了。 全員で握手。 至福の瞬間。
予想時間を大幅にオーバーした為、さっさと下山。 さすがに3回目だし、パートナーのO氏は4回目
なので、いつも通りに作業道へ出てアンテナのある位置からルンゼへ下降。 2回ほど懸垂を交えて
取り付きに戻ったら暗くなっちゃいました。
ヘッドランプを出そうと取り付きにデポしたザックを漁るが見つからず。
本来なら最後尾を歩こうと思っていたのだが、しょうがないので2番目に降りることに。
歩き出してすぐに
Tamrinが、無くしたリーシュを見つけてくれた。
取り付きまで落ちていたようだ。 これで買い直さずにすんだ。 ありがとう>Tamrin
真っ暗な中の下降で、1回道を失いかけるも、すぐに戻れて、結局19時前に道路へ戻った。
ヘッドランプが無いので苦労するかと思いきや、先行者の明かりで意外に苦労しなかった。
ここでOyajikun & Tamrinパーティと分かれて、我々はおきまりのパターン「みたまの湯」へ。
さすがに平日なので空いてて快適。 風呂上がりに夕食を食べ、後は高速で帰るだけ。
渋滞も無く、22時に八王子。 23:30に帰宅しました。
因みに忘れたと思っていたヘッドランプは、クライミング中に私が背負って登ったパートナーのザックの底に眠ってました・・・・。
2日間のアイスツアー、楽しかった。
やっぱり岩だけじゃ無くて
氷もマルチピッチが最高に楽しい。
千波の滝 は
一旦登りだしたら全部氷で歩くこともないので何回登っても楽しいルートだ。
次回の目標は2/11から
大武川 の 一ノ沢大滝 (170m 4級上 Ⅴ-) です。
アルバムは こちら と こちら (自分が撮影したモノ+Oyajikun & Tamrin提供)
同行者(Oyajikun)の記録は
こちら