ランサー・Fデフ脱着
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
CP系はわりと簡単にFデフを降ろせますが、CT系はACDの配管やメンバーがトランスファー下になってたりしてメチャ苦労します。ACDのエア抜き工具なんか持ってないし…。
今回は極力分解しない方法でFデフを降ろします。
まずM/T&トランスファーオイルを抜き取ってからフロントパイプを外し、バールを使ってドラシャを抜きます。
画像のように右はACDケースとの隙間にハンマー等をあて、左はM/Tケースに直接バールをあてがって抜きます。
今回は左のインナーシャフトも一緒に抜けてしまい、ACDからデフが抜けず苦労しました。
左はACDが抜けそうになってから外したほうがいいと思います。
2
M/T側を抜いただけではドラシャが外せないので、左右両方のナックル・ロワアームの結合部とスタビのリンクボルトを外し、ロワアームの前側ボルトを緩めてアームを下げます。
これでドラシャが車体外側に動かせます。
3
次は右インナーシャフトを外します。適当な鉄板とかに穴を開けてボルトを通し、シャフトにねじこんでから画像のようにドラシャと同じ要領で外します。鉄板の代わりに大きいワッシャーでもできるでしょうね。ボルトサイズはM8 P1.25だったと思います。
(間違ってたらゴメンナサイ)
左を抜く時は右側から鉄棒を突っ込んでハンマー攻撃すれば簡単ですよ。
4
ACDを外す準備です。まず黄丸のボルト7本を外します。青丸のボルトはACDを分解しない場合は外しません。これは対角線上あたりにもう1本あります。
※ M/T脱着をする場合とかは、デフを外した後に赤丸のボルト(上下3本ずつ)も外します。
組み付けの際はACDを先に付けてしまうと、配管が邪魔になって緑丸位置にあるボルトが入りませんから要注意です。
5
マイナスドライバーで合わせ目をコジってやればACDが抜けてきます。この時オイルが垂れますから被らないように注意します。
左のインナーシャフトが残っている場合は、デフからACDが少し抜けた状態にして外します。
今回はシャフトが抜けてるので、デフ本体も一緒に抜けてしまいACDを分離するのに苦労しました。
6
ACDが外れたら画像のように持ち上げ、ベアリングのアウターレースが落ちないように詰め物をしてからデフを抜き取ります。CP系と違って軽いですね。
7
ハイ、出てきました。
組み付けは逆の順でやりますが、トランスファーのオイル通路に付いてる小さいOリングを落とさないようにしないと漏れてきます。
液状ガスケットを糊代わりに小量付けておけば安心ですよ。
また、Fデフがきっちり入らない時はペラシャを左右に振りながら押し込めばOKです。
左右インナーシャフトの挿入はトランスファー完成後、ドラシャも付けてからブレーキローターを持ってガツンと押し込めばOKです。
最後にアーム類を取り付けますが、ナックルとロワアームの勘合がうまくいかない時はナックルをストラットから外してやると簡単です。
8
今回のオマケ画像です。
デフからACDを抜く時、オイルシールを痛めてしまいました。
メインケースはメンバーを少し落とさないと降ろせないし手間なので、こんな状態で交換しました。
組み付けにはアストロプロダクツのシールリプレッサーセットの中から手頃なものを2枚選び、適当なボルト&ナットを使って圧入しました。
1時間くらいタイムロスしましたね~。
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