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2022年08月06日 イイね!

マセラティの四つのデザイン源流(自習ネタ)

マセラティの四つのデザイン源流(自習ネタ)









「9月には車検だよ」と車屋さんからリマインドが届き、クアトロポルテIVのオーナー業の第1スティントを走りきれそうです。特にトラブルも経験せずに過ごせてよかった。

で、マセラティ。
ネコパブ通史本や越湖さんムック本を読んでもいまいちピンと来ないので、自習の為に市販車の系譜を軽くまとめてみました。「第◯期」はモデルの切り替わりベースで私が勝手に区切っただけです。


第一期:1947-1956
市販車メーカー転身に向けた助走

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戦前はレーシングコンストラクター稼業でしたが、この頃には創業家マセラティ家はO.S.C.Aに移籍し、オルシ家がマセラティ社を経営。
市販車メーカーへの転身を模索し、レーシングカーをベースにした超高級スポーツカー「A6シリーズ」のバリエーションをハンドメイド少量生産していた時期で、全体的に丸っこいデザイン。たいして特徴も無いので見分けが付かない


第二期:1957-1965
レース活動撤退と超高級スポーツカーメーカーへ

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1957年発売の「3500GT」が売れたことでついにレース業から足を洗い、超高級スポーツカーに専念するマセラティ社。とは言え、台数はこの期間全部でも5,000台ぐらいと相変わらずハンドメイド規模のまま。
デザイン担当がP.フルアやG.ミケロッティやヴィニャーレなので古臭い上、だいたい似通ったシルエットなので見分けが付かない


第三期:1966-1976
「スーパーカー」時代のマセラティ

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経営がオルシ家からシトロエン社に代わっても超高級スポーツカーメーカー路線は変わらず。オルシ時代に開発が始まったギブリを除く各モデルは、例のハイドロニューマチック機構を搭載したことが仇となり信頼性は大変らしい。
デザインがG.ジュジャーロとM.ガンディーニになったのでとにかく格好良くなったのは特筆すべきポイントですが、だいたい似たようなシルエットなので見分けが付かない


第四期:1976-1993
ビトゥルボ展開の光と陰

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オイルショックでシトロエン自体の経営がヤバくなり、見捨てられたマセラティを拾ったのがデ・トマソ社。
「お値段そこそこでコンパクトなマセラティが買える!」をコンセプトに発売した「ビトゥルボ」が20,000台弱売れて一息ついたものの、その低い生産品質が「宇宙一壊れる」と言う暗黒神話伝説を生み出してしまい、シリーズ後続モデルがさっぱり売れない展開に。
ドア枚数とエンジン種別で膨大なバリエーション展開をやりまくった為、まったく見分けがつかない


第五期:1993-2004
ポスト ビトゥルボ期の残光と雌伏

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デ・トマソ社長が病に倒れ、経営はフィアット社に移動。
ビトゥルボ系をリファインしてブランド運営は続けつつ、フィアット社の資金力で生産設備改革に取り組むガマンの時期。もちろんクルマはさっぱり売れない。
モデル数がすっきり整理されたことで「ドアが2枚のヤツ」「4枚のヤツ」の見分けが付くようになった
ちなみにデザインはM.ガンディーニとG.ジュジャーロが手掛けたので文句無しに美しいです。


第六期:2005-
やっと世間並みになれたかも知れない

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3200GT・4200GTの終売でデ・トマソ傘下期の遺産と訣別し、ようやくフィアットプロデュースの新時代が正式に幕開け。
超高級車マーケットに復帰しつつ、K.オクヤマやM.テンコーネによる現代的なデザインでブランドイメージも一新。ようやく色々噛み合ってきた感じがします。モデル数が少ないので見分けるのも割合簡単





こうやって振り返ると、それぞれの時期に似たような見た目の車を続けて発売してばかりで、よほどのマニアじゃないと見分けが付かないのでは?

一番ひどいのは1981年〜1997年の16年間。
発売された全モデルがひたすらにビトゥルボ顔で、3200GTが本当に久々のブランニューデザインと言う始末(ちなみに中身はまだまだビトゥルボ)。

その一個前のブランニューデザインって1970年台デビューのボーラあたりだし、なんなら初代ギブリとその辺り大差ないので1966年まで遡る悲惨さ……ミケロッティ嫌いなんでメキシコとかキャラミなんて子は知りません。




と言うわけで「マセラティの歴代市販車デザインは75年間で4つ程度の雛型に集約される」に尽きるかと。


・3500GTの系譜
・ギブリやボーラの系譜
・ビトゥルボの系譜
・現代マセラティの系譜


あとはだいたい派生モデルと言い切ってもあながち間違いではない程、ブランドとしての展開幅の狭さだとか経営リソースの限界だとか、長年苦労が絶えないブランドと言えると思います。多分イタリア車メーカーで一番の虚弱体質(笑)



とは言え、今はそこそこ落ち着きましたね。
多少の波があるとは言え、ステランティス筆頭のラグジャリーブランドの社内地位はしばらく安泰だと思うのでそろそろ軌道に乗ると良いなぁ。
もしかして創業以来「安定経営」なんてほとんど経験していないんじゃなかろうか。

来年からはフォーミュラEにも参戦が決まっているし、そちらも頑張れると良いね!
Posted at 2022/08/06 19:30:12 | コメント(1) | トラックバック(0) | マセラティ | クルマ
2022年07月03日 イイね!

モトーリモーダでお買い物

モトーリモーダでお買い物








モトーリモーダ銀座本店に行ってきました。
LUCE調布店は随分前に行ったことがありましたが、銀座本店は今回が初めて。銀座8丁目だから駅からはちょっと遠いぞ。

さて、今日のお目当てはドライビンググローブです。
クアトロポルテはウッドステアリング装置車なので汗滑りがちょっと怖い。アルファロメオSZやスパイダーに乗っていた頃にはMECHANIXを使っていましたが、流石にクアトロポルテでそれはなかろう。革製でシックなデザインが良いな。


とは言えそこは機能性ギア。
「まずは装着感ですよ!」と言う店員さんアドバイスを聞きながら店頭サンプルを取っ替え引っ替えし、ACABAのハーフタイプに落ち着きました。考えていたより派手なモデルになってしまったけど、手に馴染むことが第一ですしね。帰宅してから実際に使ってみましたが、あまりステアリングを強く握らなくても送り込んでいけて楽ちんです。

ついでにマセラティのキャップ帽も購入。
今度こそシックなデザインなので、一個ぐらい持っていても良かろうよ。


Posted at 2022/07/04 14:03:09 | コメント(1) | トラックバック(0)
2022年06月25日 イイね!

今晩も 流れ着いたは 都筑PA(字余り

今晩も 流れ着いたは 都筑PA(字余り









23:00過ぎと遅めの時間でしたが、雨も降っていない涼しい夜なのでクアトロポルテでちょっとドライブへ出掛けてきました。6月前半があまりに多忙だった反動で、ここ1週間は「燃え尽き」状態なので気分転換が必要なのです。



出発前にTwitterで確認すると、金夜なのに大黒PAが開放されたままらしい。本当に封鎖されてないの?
「混んではいるだろうけど、ちょっとお茶休憩程度なら」と現地に行ってみたら、そもそも停める場所すら無い大盛況ぶり。そりゃそうだよね、金夜に大黒PAが開いていたら集まるよね。とは言えお茶くらい買わせて欲しかった……


仕方ない、三京都筑PAに移動しよう。こちらはこちらで相変わらず車中泊勢ばかり。ミニマム通行料70円(港北〜都筑)で使えるのでそちら界隈では人気スポットだそうですね。しかし、土曜朝までここで過ごした後、本線上りで都心を目指すのかな……一回都筑ICで降りて、下り線に乗り直すのかな?よく分からん。

車の台数の割に人影がほとんど無いのは異様な雰囲気だけど、大黒PAの人口密度を考えるとホッとできることは間違いない。


時間も時間なのでスタバも当然お休み時間、
メロンフラペチーノのリベンジならず。
自販機の缶コーヒー片手にiPhoneソリティアをプレイする深夜1時。気分転換が必要な時には、こうやって外で無駄時間を過ごすのはかえって良いかもしれない。

1時間ばかりのんびりソリティアして家路へ。


帰宅前にV-Powerを満タン給油するのは、アルファロメオSZで隔日で首都高を走り倒していた頃からの癖ですね。GSは明るいので走行後の車体・タイヤ点検がやりやすくて好き、でもここのGSは窓拭きタオルサービスが無いのが不満。

眠い……
でもクアトロポルテは走行日誌を残さないと……
Posted at 2022/06/25 02:57:37 | コメント(1) | トラックバック(0) | マセラティ
2022年06月19日 イイね!

梅雨の晴れ間の風通し@都筑PA

梅雨の晴れ間の風通し@都筑PA









梅雨中の久々の晴れ模様の週末だったので、16日振りにクアトロポルテをガレージから引っ張り出せました。2週に一度は動かしておきたいけど、「雨天順延車」はお天気次第なのでこの時期はヤキモキします。


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うーん、K5と大黒PAは閉鎖。
高速道路でエンジンを少し回しておきたかったんだけどな。とりあえず都筑PAまで走ってから考えよう。玉川ICで降りて、上野毛のフラットアウトでACABAのドライビンググローブを見てもいいし。


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到着!って、暑い〜
せめてスタバでフラペチーノを……
ああ、新作のThe メロン of メロン フラペチーノの評判が良いと聞きましたよ!

店「メロンホイップクリームが品切れで、ノーマルのホイップクリームでで良ければお作りできます」
私「いただきます!」

冷たくて甘くてメロンで美味しい!
帰宅して妻に聞いたらメロンホイップクリームはほうぼうで品薄だそうで、訪ね歩いている方がいるぐらいの人気みたいですね。


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陽が翳って来たら旧めの車も現れ始め、ソアラ・ヨタハチ・ピアッツァイルムシャー(写真はwikipediaから)のオーナーさんとしばらく雑談してみたり。
車の国籍を問わず、話題の中心は「パーツ、出てきます?」なのは言うまでもありません。


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オフ会なども疎遠で車好きの方とお会いする機会が全くないので、「あらー、お互い大変ですね」の話が久しぶりにできて楽しかったです。
結構、クアトロポルテIVって人気あるんだなあ。

あ、結局フラットアウトに寄ってないや。
Posted at 2022/06/19 23:43:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | マセラティ | 日記
2022年03月31日 イイね!

クアトロポルテIVは雨天順延車

クアトロポルテIVは雨天順延車









妻「今日はクアトロポルテで?」
私「雨が降りそうだから2008にしよう」
妻「あ、はーい」

と言う会話が日常風景に溶け込んだ我が家ですが、古めとは言え4ドアセダンのクアトロポルテを晴天専用にしているにはワケがあるのです。


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GQ Japanの連載記事「俳優・永山絢斗の“ヤングタイマー”探訪記」のvol.3「マセラティ・ギブリ(2代目)」にこんなやりとりがあります。


ほかの弱点は? 「オルタネーターがボディ下部にあるので、“水”には注意です」と、成瀬さん。

「雨天時は、乗るのを控えた方が良いのでしょうか?」(永山さん)
「はい。オルターネーターは水や熱に弱いので、雨天時のドライブは、トラブルにつながる可能性があります」(成瀬さん)


成瀬さん」は取材店舗コレツィオーネの代表のことで、私のSZ・スパイダー・クアトロポルテはここのお店でお世話になった車両です。

ギブリIIとクアトロポルテIV V6 Evoは基本的に同じ2.8Lエンジンを積んでいて、ギブリIIの方が25psほど最高出力が上なバリエーション。と言うことは、色々な注意事項はクアトロポルテIVについても当てはまります。


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エンジン下部にあるね!
濡れた路面を走ったらオルタネーターに100%水がかかるし、なんならベルトが小石を噛みかねない位置じゃなかろうか。

マセラティらしい左右シンメトリー構造にこだわるが故のレイアウトでしょうけど、イタリア人と言うのは理想と現実の順番を「エモさ」で決めてるよな……


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ま、カッコいいからいいか!

見た目が実用セダンなのに炎天下や雨天にはガレージに仕舞い込まれるクアトロポルテIVは、かつてここに鎮座していたアルファロメオSZやスパイダーヴェローチェより虚弱体質なクルマです(笑)
Posted at 2022/03/31 23:42:13 | コメント(1) | トラックバック(0) | マセラティ | 日記

プロフィール

「週に一度は #クアトロポルテ を走らせておきたいので、浅めの時間に大黒PAまで往復。19時ぐらいだと空いてるし、なにより治安がよろしい。」
何シテル?   12/03 22:42
一介のイタリア民芸品好き

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