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2021年07月27日 イイね!

洗車 考。Vol.3【保全】

洗車 考。Vol.3【保全】洗車 考。ブログの最終章。

ボディの保全(維持)についてです。

>>Vol.1【水】編
>>Vol.2【道具】編

洗車後の仕上げと言えば、昔はヌルテカの高級ワックスでピカピカに仕上げるというのが主流だったと思いますが、施工にはある程度の「慣れや経験」が必要な事、ワックス効果の持続性が低く、古くなったワックス分が汚れにならないように再施工時にキレイに除去してやる必要があります。
最近の考え方はそれよりも新車の状態を長く維持してあげるためのガラスコーティングに移行してきていますね。
そのため新車を購入する際にディーラーさんから"強く"ガラスコーティングの施工を勧められますし、新車の納車時点で施工すると複数年補償を受けられる特典なんかも付帯されていたりします。

フィットを購入した時に施工したコーティングはサービスだったので7万円程度の品質でしたが、効果は1年も持続しませんでした。
カロツーの場合はCPCプレミアムコーティング ダブルGという十数万円もするガラス系コーティングを納車前に施工してもらいました。
名前の通り二重のガラス質被膜で保護すると謳われています。



確かに納車して最初の半年程度は高い撥水性を維持していましたが、ここ最近はそこまでの水弾きではなくなってきています。
撥水=キレイ
という訳じゃ無い事は理解していますが、今となってはディーラーオプションでガラスコーティングを施工したのが果たして本当に良かったのか?という疑念が残ります。

【ガラスコーティングの効果】
そもそもガラスコーティングに強力な撥水性を長期間求める事自体どうなの?っていう話があります。
ガラスコーティングはボディ塗装面の保護が最大の目的であり、撥水性はあくまでも防汚効果を目で解り易くするための「オプション」なんじゃないかと。
それでも撥水を求めるユーザーが一定数以上存在するため、コーティング剤の製造メーカーとしては本来ならガラス基の特性である高い疎水性に敢えて撥水成分をブレンドする事で降雨時や洗車時の水弾きによる「見栄え」を確保しているような気がします。

また疎水と親水は一見似ていますが、親水が水がダラーっとボディの上に広がる特性なのに対して、疎水は水がボディに当たった瞬間は親水のように水が広がるものの、すぐにひと固まりになってボディから流れ落ちていく性質です。
撥水は水玉に分断して個別に流れ落ちるので、この中では一番ボディへの滞留が少ないように感じますが、水の固まり方が小さい分ルーフやボンネットなど平面部においてはどうしても細かい水玉が残存してしまい、そこで乾燥してしまうと水垢の原因になってしまいます。

それぞれ一長一短ありますが、ある程度の水をひと固まりにしてスパっと引いてくれる疎水性コーティングが現時点ではベターな選択かも知れません。

【ディーラーor専門業者?】
これについて僕の中ではもう答えは出ていますが、初期コーティングの施工に関しては絶対に専門業者に依頼する方が得策だと思います。

まず新車は自動車メーカーの工場で出来上がった時点で塗装直し等による磨き傷がある事、工場からディーラーの保管庫やディーラーに搬送する時点でも塗装面を保護する為にボディに「塗装保護フィルム」が張り付けられています。
それを納車前にディーラーで除去してからコーティングする(業者さんが保管庫で施工する場合もありますが)ので、本当はコーティング前に"下地処理"をしてから施工してあげるのが理想です。
でもそんな手間をかけていたら利益は残らないし、コーティング自体がそもそも販売価格から値引きするための原資なのですからディーラーさんはそこまでしません。

だったら納車前に下地処理されない状態からコーティングされるよりも、納車後に信頼のおけるカーディテイリング会社に持ち込んで下地処理をしっかりしてからコーティング施工してもらった方が圧倒的に良いと思います。
ディーラーさんからはメッチャ嫌がられますがw

僕がオススメするディテイラーとして一番のメジャーどころではやはりキーパーラボあたりですかね。
先日五味やすたかさんが愛車のLCをキーパーに持ち込んだ動画が上がっていましたが、僕もこれをやるべきだったとかなり後悔しています。
でも地元で人気があるカーディテイリング会社があるのであれば、そこでも全く問題無いですし、施工後のメンテなどを相談できるところが一番じゃないかと思います。

【簡易コーティング】
せっかく高価な初期コーティングをしてもらっても、当然ながら経年劣化はしますので、劣化のスピードを少しでも遅くするために自分でメンテナンスをするわけですが、それに必要となる簡易コーティング製品も数多く販売されています。
施工性や撥水性に振ったもの、耐久性に振ったものなど千差万別ですが、もし初期コーティングがしっかり機能しているのであれば、簡易コーティングはそこまで耐久性に振った製品じゃなくても良いと思います。
何故なら耐久性=初期コーティングの上に残ってしまう不純物にも成りえると考えるからです。

撥水か疎水かは使う人の好みなので、やっぱりあの水玉コロコロが好きなんだという人は撥水系のものを使えば良いと思いますし、基礎コーティングを傷めたくないという考えであれば疎水性という選択肢もあると思います。

ちなみに僕は微撥水ながら日常の汚れを付きにくくし、1ヶ月程度でコーティング効果が消滅するというBeautiful Carsの「イージーグロスコートナノ」という製品を使用しています。



防汚効果が非常に高いので汚れが付きにくく、次の洗車の時にはシャンプー洗車であと残りなくスッキリ洗い流せる利点がある反面、耐久性は低いので1ヶ月に1回程度は継続的に施工してあげる必要があります。

【結局洗車って?】
洗車をする事は確かに面倒だと思うし、車を単なる移動手段として考えれば、国産車なら余程の事が無い限り洗車をしなくても10年以上維持する事が可能ですよね。
僕自身も若い頃は自分で買った愛車をせっせと洗車していましたが、その後約10年前までは営業職だったせいで日常は社有車しか乗っておらず、ずっと洗車機ばかりでした。
ただ7年前に久しぶりに新車を購入して、そこから僕の洗車道が再スタートしたわけですが、車をキレイに維持する事ってやっぱり「愛」だと再認識しました。

どんな土砂降りの大雨の時でもご主人様を守ってくれる相棒。
そのお返しとして、せめて月イチぐらいはキレイにしてあげよう。
そしてキレイになった愛車にどんどん乗ってあげよう。

最近はそう思うようになりました。
だからちょっと早起きして手早く洗車を短時間で済ませ、大好きなモカちんを連れてドライブに行きたいです。



洗車を短時間で済ませるのもいい運動にもなるし、愛車をキレイに維持していれば不思議と雑な運転もしなくなるので安全に繋がるという二次的な効果にも期待しつつ、これからもお手軽洗車にまい進したいと考える、今日この頃ですw
Posted at 2021/07/27 22:50:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | 洗車 | 趣味
2021年07月10日 イイね!

洗車 考。Vol.2【道具】

洗車 考。Vol.2【道具】前回、をテーマにブログをあげましたが、今回は洗車用品に着目してみようと思います。
もちろんなぜ僕がこの製品を使っているのかの理由付けとして紹介するだけので、ご自分が懇意にしているメーカーさんがあればそちらの商品群に置き換えて読んでいただけたらと思います。

【カーシャンプー】
カーシャンプーをネットで検索するとそれこそ色々な洗剤がたくさんでてきます。
ここ最近のトレンドはモコ泡洗浄。
ほぼ泡だけで洗車しちゃうってやり方だけど、泡をただボディに吹きかけただけでは付着した泥や砂汚れは除去できないよねって話。
ほかにも洗剤自体に撥水効果のある成分がブレンドされていて、洗い終わったら簡易撥水💦処理コーティングまでしてくれるやつとかあるけど、昭和世代であれば良く知っている「ちゃん・リン・シャン」と同じだから、手間は省けるけど各々の効果も低くなるかなと思います。

元来のシャンプー洗車の目的って、普段使いで付いちゃった泥や砂汚れをキレイに洗い流して、ボディ(塗装)本来のスッピン肌を復活・維持させてあげる事なので、僕は普通の中性カーシャンプーで問題ないんじゃないかと思います。

また食器洗い用の洗剤が良いという方もいらっしゃるけど、この手の洗剤は界面活性剤が主成分で食器についた油汚れを落とす事に特化しているので、反面泡切れが非常に悪いという弱点を抱えています。
(ひょっとしたらカルナバ系のワックスでボディメンテされている車には効果が期待できるかもしれないけど)

シャンプー洗剤に求められる性能って前回のブログでもお話した通り、水道水を使って洗車をする前提では水分が乾いて水ジミにならないよう、とにかく洗い始めから拭き上げまでの時間を極力短くしてあげる事が理想だから、まずは摩擦を減らす泡立ちがそこそこあって、洗い終わったら少ない水で泡残りせずサッと洗い流せることの方が重要なので、その点洗車用として販売されている洗剤は泡切れをよくする成分を含んだ製品が多く、その結果節水にも繋がるのかなと思います。



僕は現在キレート剤成分も入っているBeautiful Carsの弱酸性シャンプーを使っています。
他にもWILLSONの泡仕立てシャンプーを以前は愛用していました。
両方とも泡立ちや泡持ちが最高なんですが、ポリオールというアルコール成分のおかげで濯ぎの際の泡切れも非常に良い印象です。

【バケツ】
僕もほんの1年前までは4L入りの小さなバケツを使用していました。
洗浄水が限られている中でなるべく広範囲を一気に洗浄していました。
そのためスポンジに付着してしまった汚れをこまめに落とさず洗い続ける事で、泥汚れ(砂)を延々とボディ上で引きずって傷つけていたわけです。

洗浄水をケチって少な目にすると、洗車の途中で洗浄水がどんどん減ってきて、後半ではバケツの下の方に溜まった砂汚れをスポンジが拾ってしまう可能性が高くなるので、それを回避するためにもシャンプー洗浄水は基本多めに作りたい。
そしてスポンジをバケツの中でしっかり揉み洗いして汚れを落としてあげるぐらいの洗浄水が必要です。
そのために必要なバケツ容量はだいたい15L程度が最適です。車を洗い終わっても半分近く残って捨てるぐらいでちょうど良いのです。
そして泡だけじゃボディは洗えないので洗浄水と泡の比率は7:3ぐらいがベスト。
※泡と洗浄水のバランスの良い作り方はコチラの動画を参照。



ちなみに僕は17L容量のこのバケツを使っています。
容器が透明で洗浄水と泡の配分が確認し易い事と、内カゴを洗車時にもそのまま使用する事でバケツ底面に沈殿した砂汚れをスポンジが拾わないようガードにしています。

【高圧洗浄機】
ケルヒャーに代表される高圧洗浄機は節水効果が高い事や、スポンジが奥まで届かないような狭い隙間まで強めの水流が行き渡るので洗い残しが少ないのが最大の利点です。
ただこれもマンション等、給水栓が自由にならない環境では使えませんよね。
それにコンプレッサーを使うので多少の騒音は避けられないですし、その場合はやはりコイン洗車場の高圧洗浄機になるのかなと思います。
なのであれば便利、無くても問題は無いと思います☺️

【洗車スポンジ】
これも多種多様な製品がありますが、基本的には黄色か白色系の色の方がスポンジ表面に付着した汚れ具合をしっかり確認できるので、黒系のものよりはいいと思います。
サイズに関しては手のひらぐらいがハンドリングもいいし、厚みも2cm程度の方がボディサイドでもボディに吸い付いて下に落下させる危険性が減るからです。
スポンジ選びについてはコチラの2動画が参考になりますよ。
以前はハンドリング抜群のムートングローブを使っていましたが、動物の毛はキューティクルが起きると傷を付け易くなってしまうのと、付着した汚れを取り除くのが難しい事、そして洗車後の維持(カビ対策等)に気を使うので、現在は使っていません。



ちなみに今使っているスポンジはAIONの洗車スポンジです。
材質がきめ細かく、色も白なので汚れの確認もし易く、片手持ちでちょうど良いサイズ感で汚れもしっかり吸い込んでくれる優れモノで、ボディサイドだとこのように落下せずに吸い付いてくれます。

力のかけ具合は、屋根だとスポンジに手を軽く添える程度。サイドもスポンジが落下しないように支えるぐらいの圧力で十分です。

スポンジで1度撫でても落ちないような汚れを無理矢理落とそうとしてキュッキュッと音が出るまで繰り返し擦ってしまうと、ボディに洗車傷をつける最大の原因になってしまいます。
それで落ちない汚れはそもそも中性洗剤では落ちない種類の汚れ(鉄粉や虫の死骸、タールピッチ等)なので、水洗い終了後にそれぞれの汚れにあった専用洗剤で化学的に溶かして落としてあげた方が簡単に落ちます。

【マイクロファイバークロス】
以前はフカフカのタオルを贅沢に使っていましたが、実は乾燥したタオル生地が傷の原因になってしまうというのは、もはや洗車の世界の常識になりました。
今はほとんどの方がマイクロファイバークロスを使われるようになりましたね。
一度水分を含ませて固絞りしてあげれば吸水力が高くなりますし、カラーも豊富にあるので、安価なマイクロファイバークロスを何枚も準備しておいて、吸水力が落ちてきたらどんどん新しいものに換えてあげた方が良いと思います。

【others】
その他としては、やはり足回り(タイヤ)ですね。
どんなにお洒落なブランドスーツ着てても靴がイマイチだとどこか締まらないですよね。
僕も以前はバリバリに艶が出る油性タイヤワックスを使用していましたが、最近は脂の成分がタイヤの品質に悪影響を及ぼすという事が語られるようになってきて、メーカー各社も水性タイプに移行してきているようですね。
最近の足回りメンテナンスは先日整備手帳にアップしたばかりなので詳細はリンク先を参照頂けたらと思いますが、今はギラついたワックス系の艶よりも新品タイヤの艶を維持したいなと思い、天然成分由来の原料で作られたコロイド洗浄剤で優しく洗浄してあげるメンテナンス方法に切り替えました。



そのおかげで汚れそのものがタイヤに付着しにくくなったせいか、茶色に変色する事は無くなりました。

以上、洗車用品に関して書き綴ってみました。
最後はコーティングに続きます。。。
Posted at 2021/07/10 10:57:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | 洗車 | 趣味

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まもなく還暦間近のオサーンです(^^) 現在仕事で自宅の福岡を離れ2016年4月より大阪に単身赴任中です(9年目) 息子達も無事就職し家を出ましたの...

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