
前回、
水をテーマにブログをあげましたが、今回は洗車用品に着目してみようと思います。
もちろんなぜ僕がこの製品を使っているのかの理由付けとして紹介するだけので、ご自分が懇意にしているメーカーさんがあればそちらの商品群に置き換えて読んでいただけたらと思います。
【カーシャンプー】
カーシャンプーをネットで検索するとそれこそ色々な洗剤がたくさんでてきます。
ここ最近のトレンドはモコ泡洗浄。
ほぼ泡だけで洗車しちゃうってやり方だけど、泡をただボディに吹きかけただけでは付着した泥や砂汚れは除去できないよねって話。
ほかにも洗剤自体に撥水効果のある成分がブレンドされていて、洗い終わったら簡易撥水💦処理コーティングまでしてくれるやつとかあるけど、昭和世代であれば良く知っている「
ちゃん・リン・シャン」と同じだから、手間は省けるけど各々の効果も低くなるかなと思います。
元来のシャンプー洗車の目的って、普段使いで付いちゃった泥や砂汚れをキレイに洗い流して、ボディ(塗装)本来のスッピン肌を復活・維持させてあげる事なので、僕は普通の中性カーシャンプーで問題ないんじゃないかと思います。
また食器洗い用の洗剤が良いという方もいらっしゃるけど、この手の洗剤は界面活性剤が主成分で食器についた油汚れを落とす事に特化しているので、反面泡切れが非常に悪いという弱点を抱えています。
(ひょっとしたらカルナバ系のワックスでボディメンテされている車には効果が期待できるかもしれないけど)
シャンプー洗剤に求められる性能って
前回のブログでもお話した通り、水道水を使って洗車をする前提では水分が乾いて水ジミにならないよう、とにかく洗い始めから拭き上げまでの時間を極力短くしてあげる事が理想だから、まずは摩擦を減らす泡立ちがそこそこあって、洗い終わったら少ない水で泡残りせずサッと洗い流せることの方が重要なので、その点洗車用として販売されている洗剤は泡切れをよくする成分を含んだ製品が多く、その結果節水にも繋がるのかなと思います。
僕は現在
キレート剤成分も入っているBeautiful Carsの
弱酸性シャンプーを使っています。
他にも
WILLSONの泡仕立てシャンプーを以前は愛用していました。
両方とも泡立ちや泡持ちが最高なんですが、ポリオールというアルコール成分のおかげで濯ぎの際の泡切れも非常に良い印象です。
【バケツ】
僕もほんの1年前までは4L入りの小さなバケツを使用していました。
洗浄水が限られている中でなるべく広範囲を一気に洗浄していました。
そのためスポンジに付着してしまった汚れをこまめに落とさず洗い続ける事で、泥汚れ(砂)を延々とボディ上で引きずって傷つけていたわけです。
洗浄水をケチって少な目にすると、洗車の途中で洗浄水がどんどん減ってきて、後半ではバケツの下の方に溜まった砂汚れをスポンジが拾ってしまう可能性が高くなるので、それを回避するためにもシャンプー洗浄水は基本多めに作りたい。
そしてスポンジをバケツの中でしっかり揉み洗いして汚れを落としてあげるぐらいの洗浄水が必要です。
そのために必要なバケツ容量はだいたい15L程度が最適です。車を洗い終わっても半分近く残って捨てるぐらいでちょうど良いのです。
そして泡だけじゃボディは洗えないので洗浄水と泡の比率は7:3ぐらいがベスト。
※泡と洗浄水のバランスの良い作り方は
コチラの動画を参照。
ちなみに僕は17L容量の
このバケツを使っています。
容器が透明で洗浄水と泡の配分が確認し易い事と、内カゴを洗車時にもそのまま使用する事でバケツ底面に沈殿した砂汚れをスポンジが拾わないようガードにしています。
【高圧洗浄機】
ケルヒャーに代表される高圧洗浄機は節水効果が高い事や、スポンジが奥まで届かないような狭い隙間まで強めの水流が行き渡るので洗い残しが少ないのが最大の利点です。
ただこれもマンション等、給水栓が自由にならない環境では使えませんよね。
それにコンプレッサーを使うので多少の騒音は避けられないですし、その場合はやはりコイン洗車場の高圧洗浄機になるのかなと思います。
なのであれば便利、無くても問題は無いと思います☺️
【洗車スポンジ】
これも多種多様な製品がありますが、基本的には黄色か白色系の色の方がスポンジ表面に付着した汚れ具合をしっかり確認できるので、黒系のものよりはいいと思います。
サイズに関しては手のひらぐらいがハンドリングもいいし、厚みも2cm程度の方がボディサイドでもボディに吸い付いて下に落下させる危険性が減るからです。
スポンジ選びについてはコチラの2動画
①②が参考になりますよ。
以前はハンドリング抜群のムートングローブを使っていましたが、動物の毛はキューティクルが起きると傷を付け易くなってしまうのと、付着した汚れを取り除くのが難しい事、そして洗車後の維持(カビ対策等)に気を使うので、現在は使っていません。
ちなみに今使っているスポンジは
AIONの洗車スポンジです。
材質がきめ細かく、色も白なので汚れの確認もし易く、片手持ちでちょうど良いサイズ感で汚れもしっかり吸い込んでくれる優れモノで、ボディサイドだとこのように落下せずに吸い付いてくれます。
力のかけ具合は、屋根だとスポンジに手を軽く添える程度。サイドもスポンジが落下しないように支えるぐらいの圧力で十分です。
スポンジで1度撫でても落ちないような汚れを無理矢理落とそうとしてキュッキュッと音が出るまで繰り返し擦ってしまうと、ボディに洗車傷をつける最大の原因になってしまいます。
それで落ちない汚れはそもそも中性洗剤では落ちない種類の汚れ(鉄粉や虫の死骸、タールピッチ等)なので、水洗い終了後にそれぞれの汚れにあった専用洗剤で化学的に溶かして落としてあげた方が簡単に落ちます。
【マイクロファイバークロス】
以前はフカフカのタオルを贅沢に使っていましたが、実は乾燥したタオル生地が傷の原因になってしまうというのは、もはや洗車の世界の常識になりました。
今はほとんどの方がマイクロファイバークロスを使われるようになりましたね。
一度水分を含ませて固絞りしてあげれば吸水力が高くなりますし、カラーも豊富にあるので、安価なマイクロファイバークロスを何枚も準備しておいて、吸水力が落ちてきたらどんどん新しいものに換えてあげた方が良いと思います。
【others】
その他としては、やはり足回り(タイヤ)ですね。
どんなにお洒落なブランドスーツ着てても靴がイマイチだとどこか締まらないですよね。
僕も以前はバリバリに艶が出る油性タイヤワックスを使用していましたが、最近は脂の成分がタイヤの品質に悪影響を及ぼすという事が語られるようになってきて、メーカー各社も水性タイプに移行してきているようですね。
最近の足回りメンテナンスは先日整備手帳にアップしたばかりなので詳細は
リンク先を参照頂けたらと思いますが、今はギラついたワックス系の艶よりも新品タイヤの艶を維持したいなと思い、天然成分由来の原料で作られた
コロイド洗浄剤で優しく洗浄してあげるメンテナンス方法に切り替えました。
そのおかげで汚れそのものがタイヤに付着しにくくなったせいか、茶色に変色する事は無くなりました。
以上、洗車用品に関して書き綴ってみました。
最後はコーティングに続きます。。。