
些事に巻き込まれ、あっという間に明日になりました。
こういうのは、早起きして取り掛かるのが良さそうだと気づきました。
先の次第で、オーディオ機器として、高性能を極めたものではなくとも、ある程度のhi-fiを与えられているそれ
(あのデノンは、彼らが当時代理店として動いてもいた米国スピーカーメーカーinfinityのエントリーモデル:reference-1を組み込んだシステムであり、これを鳴らす為の「ある程度の配慮」が、そこに施されていたと期待することはできます)
であれば、その周辺(主に供給している電源と機器を含めた総ての設置環境)、さらに後からの知見ですが、機器内部の制振と電磁波対策に、相応の工作を施せば、かなりの線まで性能を伸ばせるのではないかと期待したわけです。
これは、オーディオ機器の回路自体が備えている性能を超えるものではありません。
けれど、実際は、主にコスト(生産者と利用者双方の費用対効果)の関わりによって、机上で引かれた再生系に対し、充分な配慮を施すことが能わない範疇があり、これは少なくない弊害を、現再生系へ齎していると見ることができます。
手を付けようとしているのは、ここへのアプローチです。
現車、純正マッキンヘッドユニットの意匠を、私はとても気に入っています。
あのサーブ9000風のコンソールに馴染む、落ち着いた意匠と感じています。
ですので、ほぼ現状のまま保ちたいという強い思いがあります。
ここから、然様な次第が招かれた訳ですが、ずっと先になって、純正8Ωの同軸2ウェイスピーカーユニットは、変更するかもしれません(手元には、韓国製と中国製の、エッジ交換が済まされた2種類を整え、備えているのですが、実は余り期待しておりません)。
かたちから入り、同様の課題(この程度の出音なのだろうかという疑問)を抱えていらっしゃるご同輩もあろうと信じて、このシリーズを公開することに致しました次第です。
●添付した画像は、拙宅ホームオーディオが這わせているケーブルの様子の一部です。
厚さ2ミリ強のドライカーボンに、銅の丸棒を立てただけのそれであり、後方に見えるブラックラヴィオリに比べて、各段の低コストで成り立っているそれですが、侮れない性能を示します。
こんな風な細工でやって参りますという声明でもありますので、ガッカリされる方には申し訳ないし、どうも仕様がございませんが、潤沢でない予算での進行も、同時に課題としておりますので、以後、ご承知置きくださると幸甚にございます(やっぱり、ひとりごとになるのかな)。
●用いるマテリアルはおよそ以下の様なものになります。
①ドライカーボン(最大3mm厚)
②ステンレス製ネジ・ナット、銅製ワッシャー等
③ビブラン及びハネナイト、所によってオトナシート、及び密着接着の為の信越化学シリコンKE441-T等
④ニトリルゴム管(これとネジとでウェルナット風なものをステーとして工作します)
⑤水晶チップ(アンプ内部の底に敷き詰める計画です)
⑥ファラデーテープ、また電磁波を熱に変換すると謳われているシール等
●チクマのタップは、幾つかの種別から選ばれたアルミ材を用いて、彼らの知見に基づき、少ない部材を結び合わせ、精密に組み立てられた製品です。
お茶の水のお店のKUNOさん(僅かなあいだでしたが、その節はお世話になりました)、彼の表現を借りると、F1競技車両に似て、設置設定の微細な変化で、出音が変わる、換言すれば不安定な、さらに換言するとデリケートなタップです。
水平を精密に取るだけで、出音の純度が高まります。
ここでの知見が、現在の進行の柱になっています。
Posted at 2024/06/10 09:31:37 | |
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