SEIBERLING SL101 205/65R15
先週の金曜、車を走らせたところ大きな違和感。 それで停めて見てみると左後輪がペシャンコに…
どうやら前日にパンクして夜の間に全部抜けたみたい。
暑い中ジャッキアップしてスペアタイヤに交換し、「きっと釘かガラスか踏んだんだろう」と思って外したタイヤを見てみましたが、
ぱっと見そういうものは見つからず、穴らしい穴は無いという…
なぜパンクしたのか不明ですが、まだ溝の残っているタイヤなのでとにかく直そうと思いタイヤ屋へ。
1件目はブリヂストンの代理店へ行き、見てもらったところ、「パンクした状態で走ってしまっているから多分内面に傷が出来ている」(≒交換した方が良い)とのお話。
ジャッキアップできる所まで100m程度ですが走らせていたので、賭けで直すのもどうかと思い、安全のためには交換も仕方ないと思いました。
在庫はあるか聞くと取り寄せになるとのことで、レグノだったら明日入るが1本2万2千 以上。
取り扱っているタイヤで一番安いものだと、ブリヂストンが製造販売している[セイバーリング]で1本1万2千くらい、入荷は5日後になる、とのお話でした。
(ストリームの純正サイズ205/65R15はマイナーサイズで、メジャーサイズは195です)
突然の来訪でしたが親切に対応していただけてありがたかったです。
当日中に替えられたらそれに越したことはないと思っていたので、在庫が無いか、とりあえず他店も巡ってみることにしましたが、
3店行ったものの在庫はあっても1本2万以上する高価なタイヤしかなく、今日中に何とかすることは諦めました。
高級車やスポーツ車ならとにかく、ストリームは普通の乗用車でサーキットも走らん峠も攻めん、そもそもスピードを出す車じゃないし、機動音が元から静かで乗り心地のやわらかい高級車なら静かでコンフォートなタイヤを付ける意義もありますが、
一般車に静かなタイヤを付けたとて、機動音の大きさは変わらないし、乗り心地の快適性だってタイヤ以前の問題だったりして費用対効果にそぐわない。
ですから、普通(クラス)の車に合うのは普通(クラス)のタイヤであって、贅沢するでもちょっと良いタイヤくらいまでが適当で、正直 高級タイヤを付けてもコストとベネフィットがつり合わんと思います。
さて、そうなると
「通販で普通のタイヤを買って持ち込み交換」にするか
「実店舗で普通のタイヤを取り寄せて交換」にするかですが、
通販なら選択肢は多く、安価なものからちょっと良いものまで予算に合わせて買うことができます。
選択肢の多さと費用面では通販有利。
でも、それからどこかの店に予約を入れて、予約した日にようやく交換完了となりますから、
タイヤが届くまでと予約までの期間を考えると最短でも1~2週間はかかることになります。
スペアタイヤはテンパーなので早めに直したい。今回においては、選択肢の多さや多少の費用増よりも期間が大事です。
アジアンメーカーの激安タイヤとかを考えているとか、良いタイヤを少しでも安く買いたいとかなら、ほぼ通販一択になりますが、
高級タイヤまでは要らないけど安心できる程度の普通品質は欲しい、できるだけ早めに済ませたい、注文とか予約とかメンドイので楽したい、という状況なので、始めに行ったブリヂストン店のセイバーリングは妥当と考えました。
注文すれば5日後には入荷しますから、その当日に交換完了できます。
予算にも問題無いので、そのお店へ戻り注文をお願いし、外してあった左後輪を置いてきました。
SEIBERLING SL101 205/65R15 94S
今日時分の実勢価格では、大体1本1万2千円前後のようです。
今回、「セイバーリング」という名は初めて聞きましたが、簡単に言えばベーシックタイヤで、高性能はないが困るような心配は無いタイヤ。
ブリヂストン製タイヤの中ではベースグレードなので特に目立った性能はありませんが、ブリヂストン工場で製造されているので品質には心配無いという感じ。
ちなみに、エコタイヤではなくベースグレード(ノーマル)タイヤなのでラベリングはありません。
以前ブリヂストンが製造販売していたファイアストンFR10というタイヤの後発品で、FR10と比べるとショルダー部が改善されて耐久性が向上し、幾らかロングライフ化されているとのこと。
他3本(ジークス)よりも性能面は若干落ちることになりますが問題になるほどまでの差は無さそうですし、普通のミニバンで普通に乗るだけですから、品質的な不具合が起きず普通に安心して使えるならそれで充分。
ただ、他3本はXL規格で、この1本だけ一般規格なので、空気圧には少々気をつけなければならなくなります。
実際乗った感じですが、至って普通です。
良い意味でも悪い意味でも特筆すべきことがない。1本だけということもあってほとんど体感差はありません。
乗り味は良くなるわけでも悪くなるわけでもなくごく普通。
ただ、ジークスは路面に食いつくようなグリップ力が思いのほかありますが、それに比べ劣る感じはしました。
ですが、普通に乗る分には全く気になりませんし、総じて言えば「普通のタイヤ」まさにそれです。
ひとえに言っても、やっぱり「国産ベーシックタイヤ」相当で、おおよそ4本5万円くらい(15インチで)の価格帯タイヤの性能で、本当にそれ以上でもそれ以下でもない。
品質面が心配なアジアンメーカーの安いタイヤは嫌だけど、
高性能な高級タイヤまでは必要無い、安心して乗れればそれで良い、スポーツ車ではない、という人には充分なタイヤと思います。
より細かく言えば、ブリヂストン製タイヤの中では、最安(≒性能面最下位)がデイトン、その一つ上がセイバーリング、その上がニューノ(ニューノの方が少し高い)、その上はエコピアです。
また、デイトンとセイバーリングで悩む方はいるかと思います。
少し安いデイトンと何が違うのかと言うと、データを調べた感じではどうやら耐摩耗性能(長持ち)に差があるようです。そしてそのつくりが若干の乗り心地向上にも繋がっているようです。
デイトンは「ベーシックラジアル」、セイバーリングは「ベーシック・コンフォートラジアル」と紹介されています。
なおパターンデザインについては、デイトンは見た目(デザイン性)重視で作られていて、セイバーリングは耐摩耗性能重視で作られているみたいです。
比べて少し価格が高い分、性能も少し高い、ということかと思います。
ちなみにですが、タイヤに詳しい人のレビューでは、低価格帯のタイヤは何か欠点(基本性能として必要な分が不足している点)のあることが多いが、セイバーリングは特別優秀な点は無いが特に欠点も無い、という感じのようです。
普通に乗る人にはうってつけなタイヤ、と言えるのかもしれません。
車種にもよりますが、現行の普通の車の新車時装着タイヤは主にエコピアクラスとなります。そして、エコピアは単なるベーシックタイヤではなく、低燃費性能が付加されたエコタイヤです。
近年の新車時装着タイヤにはちょっぴり良いタイヤが使われているのよ。
それ未満のタイヤは特に付加性能は無い基本性能のみのタイヤとなりますが、ベースグレードと言えどれっきとしたブリヂストン製ですからブリヂストン品質ではあります。
普通に乗る分には充分安心できるタイヤと思います。
対応して下さったお店の方々、ありがとうございました。
定価 | 12,500 円 |
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購入価格 | 13,750 円 |
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入手ルート | 実店舗(ミスタータイヤマン) ※交換工賃と消費税 込み |
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