エアコン復活までの道のり
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
今回車両購入後1週間で抜けてしまったエアコンガス。
原因究明の為奮闘しました。それまでの道のりや気になった事を。
格安で買ったこの車両。
フロント小破した車両をフレーム修正だけして後は手抜きと言うとんでもない車両です。修正後塗装すらされてません。
コンデンサーはひん曲がりコアサポートも歪みや錆で酷いもんです。
2
酷い。ボルト穴の半数は折れて残留してます。
3
配管類は程度の良かった白車のを取り外してストックしてあったのを使います。
シングルカムとツインカムの違い
上の短い方はコンプレッサー⇔コンデンサー
長い方がエバポレーター⇔コンプレッサー
の配管。それぞれ上がシングルカム下がツインカムです。
コンプレッサー⇔コンデンサー配管の流用は不可でした。
タービンに当たるw
エバポれーター⇔コンプレッサー配管はバルブ口がコンデンサー裏に隠れてしまうけど取り付け可。
但し、配管を曲げないとコンデンサーに当たります。
あと、今回交換しなかったけどコンプレッサーの搭載位置が違うのでコンプレッサーブラケットは流用不可です。エンジン自体違うし。
あとは基本的に共通部品ですね。
4
今回のガス漏れの犯人。
コンデンサー⇔リキッドタンクの配管です。
3箇所ほど躊躇い傷が有りますが致命傷には至ってませんw
問題は配管の先端。
Oリングが嵌まる先端の部分から先が折れて有りません。
先端はコンデンサー配管接続部に残留してました。
実はこの犯人を発見したのは新たなコンデンサーに取り替えた後。
イケイケで作業してたので使うつもりの無いコンデンサーには見向きもせず。
5
この車両修理した奴は漏れてる部分は特定は出来てたんでしょうね。
アホみたいな力で締め付けてありました。締め付け部分のネジは破壊されてしまって使い物にならない状態に。
接続部分はOリングでガスを止めてます。ネジを締め付けても漏れには変わりありません。むしろオーバートルクで締め付けることによって接続部の内径が潰れ縮みます。この部分はよく潰れるらしく今回の取り外したコンデンサーもそうなんですが、新たに購入したコンデンサーも内径縮んでました。高圧側の配管は細いので簡単に潰れて縮むようです。念の為調べたところ配管の先端は拡がってませんでした。正常な配管と比べたので間違いありません。こうなってる場合は内径を拡大する必要があります。で、今回残留部品をどうやって取り出そうか考えた結果逆タップで抜く事が出来ました。(画像は取り外したコンデンサーでリハーサル場面です。)
話が前後しますが最初に復旧する際、配管接続部分内径が縮んでる事に気が付かずに挿入したらいとも簡単に先端が折れてしまった。
高圧の配管先端は細い為簡単に折れてしまいます。
(丁度Оリングの嵌まる部分が細くなってるので恐ろしく弱いです)
その日は暑さで朦朧としてた為勢いでそのまま付けちゃいました。
後日先端折れてるのに漏れが止る訳ないと気付き新品配管購入したのは言うまでも無い。
6
今回購入したコンデンサーもアウトレット側接続部内径拡大する為の秘密兵器www
内径拡大は10mmのキリだと小さ過ぎて10.3mmのキリだと大き過ぎる。と言う事は10.1~10.2mm前後の内径。そんなキリ持って無いので考えた挙句9mmのキリにメッシュペーパー巻きつけ。
後は電ドリでぎゅいーんと。相手はアルミなので軽く削るだけで拡大出来ます。ゴミ等不純物が入らない様ドリルは上向きで。反対側から圧縮空気を吹き付けると更に良いかも。
7
取り外したエバポの内部。
こんだけ詰まってても冷たい風は出てました。
8
やっと完成。
コアサポートも中古で購入。
折角なのでウインドリーダーも増設。
疲れた。
今回交換したエアコン部品
コンデンサー、コンデンサー⇔リキッドタンク配管、リキッドタンク、リキッドタンク⇔エバポレーター配管、エバポレーター、エバポレーター⇔コンプレッサー配管etc・・・ほとんどやんけ。(汗;
エバポレーターふん詰まりだったのに意外と冷えに変化無かった。
もしかしてエキスパンションバルブ不良?
暫くは経過観察します。
てか、これから涼しくなるだろうから忘れちゃうかも(笑。
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