
一昨年前の
「同乗者に快適な運転」というブログで以下の様な事を書きました。
「(Gを揃えるために)0.2Gで走れるコーナーをわざわざスピードアップして0.3Gにしたり、0.2Gの減速でゆっくり止まれるのにわざわざブレーキ開始を遅らせて0.3Gで減速したりする必要はありません。コーナーに向かって、減速は優しく0.1Gで行い、旋回のピークは0.3Gとなる、という運転は普通にありますし、間違いではありません。」
G-Bowlアプリでは減速と旋回でGが揃っていないと低い点数になってしまいますが、そもそもアプリの採点システムとは「Gを一定に揃える」という課題に対して点数をつけるものですから、そのトレーニングの効果測定を意図してない運転においては点数を気にする必要はありません。(そのあたりは
「採点基準」という記事にも書いております)
もちろん「Gを揃える」というのは普遍的な正しい運転のひとつの形あり、それゆえトレーニング課題にしている訳ですが、そうでない形も普通にあるので、点数の意味する所を正しく理解してご活用いただければと思います。
(このあたりのこと定期的にブログに書くのもナニなので公式サイトのFAQに記載を追加しました)
さて、タイトルの画像ですが、左は旋回Gに対して減速がとても弱いケース、右は旋回Gと同じくらい強い減速をしているケース。採点基準では左の点数は低く、右は高得点となりますが、別に左の運転が右より悪いという訳ではないです。
左について言えば、直線で速度が出ていないから強いブレーキは必要無いですし、上り坂の手前で強いブレーキを掛ける人もいないでしょう(笑)
一方、右はかなりスピードを出しており、かつ下り坂、先のヘアピンコーナーは10km/h以下に落とさないと曲がれないタイトさゆえ、必要があって最大限の減速をしています。
いずれも理由があってこのようなグラフになっています。
それがドライバーの意図したものであれば、採点は気にする必要ありません。
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Posted at
2016/01/21 00:13:28