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もっきーさんのブログ一覧

2014年09月05日 イイね!

今やってる操作でどうにかしようとしても遅い

ニュートンブレーキのすすめ 5
http://blog.goo.ne.jp/suspensiondrive/e/63a30bd536e03d283d3b28d8353effbf

だんだん、核心に迫って参りました。

> ドライバーが『ここから減速を開始する』を正しく判断するしか無いのです。

これが正しく「判断」出来る前提で、あとにつづく「ブレーキ操作、ステアリング操作をどうするか?」という話になる訳ですが、その「操作」の話ばかり取り上げられることが多いと思います。
丁寧な踏み方であったり、ステア操作の速度であったり、今その瞬間やっている操作をどうにかしよう!と考えがちです。運転技術に意識が高い人でも、そこにばかり目が行きます(私自身がまさにそうでした)。

しかし減速開始位置の「判断」が正しく出来てなかったらどうでしょうか? その後、どうブレーキを踏もうが、ハンドルを回そうが、運転計画は破綻しています。車の運転は物理現象で時間の流れの中で推移していくものですから、「今この瞬間起きている問題」を解決するのに、今やる操作ではもう間に合わないのです(ごまかしでしかない)。
これは速く走ろうという場面に限らず、車を揺らさずスムーズに走らせようという時も同じです、キツイカーブに差し掛かった時、この「判断」が間違っていればどうにもなりません。

上手な人の運転はそこが違います。あいまいな判断からの「乱れ」や「ごまかし操作」はありません。コントロールされているということはそういう事で、横に乗っていても安心です。スピードは関係ありません。私もそういう運転技術を身につけたいと思っています。

先を見越して正しく「判断」するには経験(訓練)が必要ですが、これは意識してやらないと身に付きません。人間の脳は無意識にラクな判断をしようとします、判断は先送りして予測を減らす方がラクだから、意識しないと「場当たり的な運転」をしがちなのです。
意識して練習する、そしてどこまで正確にできているか? サーキットなどの限界領域に行かずに確認する、そのためにG-Bowlアプリがあります。

G-Bowlアプリではボールを回すような運転、つまり減速Gと旋回Gを揃えるような運転を一つの課題として取り上げていますが、これは旋回Gと減速Gとを揃えるには「ここから減速を開始する」の判断が合っていないと揃わないからです。大事なのは最初の「判断」をカラダに身につけることです。その確認のための「ボール回し」であり、基礎となる練習がG一定ブレーキ(ニュートンブレーキ)なのです。

何を身につけたいのか? 何を練習したいのか?から、G-Bowlアプリのグラフの活用方法が見えてくると思います。
Posted at 2014/09/05 14:07:13 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2014年08月27日 イイね!

ニュートンブレーキのすすめ

忙しくてこのところ更新できておりませんが・・・
G-Bowlアプリをどう活用したらいいのか? グラフの見方は? どういう運転がいいの? と迷われる方が居らっしゃるというお話。ボールが回ったら正しい運転? スコアが高ければ良い運転? いえいえ。

採点なんてカラオケで音程が合ってるかみたいなもんで、ただ基礎が出来てるかって話です(もちろん大変重要ですが)。歌手になりたい人が正しい歌唱法を機械の採点に聞きますでしょうか? 音大生なら「この採点作った人は何を測ってるのかな?」「自分のトレーニングの何に使えるかな?」そんな風に思うものでしょう。歌の上手い下手は機械に聞かなくても知ってるからです。良い歌とはどんなものか?(正しい運転とはどんなものか?)機械に聞かないと分からないような人が何を練習するのでしょう?

しかし、学校や教科書が整備されている音楽の道と違って、運転はみんながするものなのに「正しい運転」となると頼りにする情報が乏しいのが現実です。日本では「運転を練習する」「運転技術を説く」こと自体が、反社会的行為とタブー視されることさえあります。
そんな中で大手メーカーであるマツダがi-DMで運転技術を俎上にあげたのは非常に画期的な展開だと思います。が、まだまだ世間では「正しい運転とは」どういうものかほとんど知られていないと言って良いでしょう。
それゆえ、どうしても「採点を頼りに運転の良し悪しを考えてしまう」人がいるのも、やむなしとも思います。そこが入り口になって運転について考えるようになれば、それでいいのだとも思います(この点でi-DMの役割は大きい)。

G-Bowlアプリは「正しい運転」を学んだ人が、それを身につけるための自習ツールとして「知りたいことを」を見せてくれます。どこまで自分が出来ているか、出来ていないか、学んだ通りに出来ているかを知ることで参考になったり、練習に励みになることもあります。しかし、まずは、G-Bowlアプリありきではなく、自分が目標とする運転「正しい運転とは」を持たないと始まらないのです。

ですので、「アプリを買ったはいいけれど・・・」と言う方に、「正しい運転とは」をお伝えしていく必要もあるとは感じています(私個人には大きすぎるテーマでもあります)。私自身が学びの途中でもあります。ちょうど良いタイミミングでG-Bowlを考案した国政久郎氏のブログにホットな記事がアップされたので、それをご紹介するために今回この記事を書こうと思いました。

「ニュートンブレーキのすすめ」 http://blog.goo.ne.jp/suspensiondrive/e/61e7c5e2a8b1ac9e8fb9474b03f9aee6

です。G-Bowlユーザーの皆様はぜひご一読ください。

「正しい運転とは」は大きなテーマですが、全ての始まりはG一定ブレーキ(=ニュートンブレーキ)です(実はG-Bowlアプリは私自身がこの練習をするために作ったのです)。アプリにはコーナーリング技術を見る機能も含まれていますが、後に曲がる練習をすればするほどにG一定ブレーキの重要性に気づかされています。私が言うのもなんですが、アプリを買ってニュートンブレーキが出来るようになったら、アプリの元は軽く取れていると言えます(他の機能なんか無くてもいい位です)。ブレーキを踏む瞬間に、「どこで止まるか?」「コーナー入り口でどの位の速度になっているか?」が分かる事がどれだけ運転を楽にするか、安全確実なものにするか(危ない思いをせずに速く走れると言うことでもあります)、皆さんにも実感して頂きたいと思っています。
(そしてニュートンブレーキによって「再現性のある運転」の入り口に立った時、後に続く様々な運転技術の練習もまた本当に楽しいものになりますよ!)
Posted at 2014/08/27 17:03:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | G-Bowlアプリ | クルマ
2014年08月12日 イイね!

採点基準

採点基準G-Bowlアプリの採点機能はいったいどういう基準で採点しているのか?
昨日のブログでそういう問い合わせがありましたので、書いてみたいと思います。

昨日のコメント欄でも少し触れましたが、広義の運転技術全般を数値化して10点満点で示すなどという魔法のような採点基準ではありません。なにしろ判定するのはiPhoneのセンサーだけが頼りですから。

ところでアプリの元となった「G-Bowl」とはGを指標に運転を考える練習ツールです。街乗りの快適運転からレースシーンまで、Gをコントロールすることは常に必要です。Gを指標に運転を練習することは安全、快適、速さ、全てに通じます。幸いiPhoneにはG-Bowlの思想を電子化するのに十分な精度のGセンサーがありました。

G-Bowlアプリでは、車に発生するGを知り、自在にGをコントロール出来るように練習します(その土台になるのがG一定ブレーキです)。その練習の成果を測るために採点機能を用意しました。したがって採点基準はシンプルで、コーナーリングにおいて減速→旋回→加速に至る過程を「目標G」に設定したGで一定に揃えられれば高得点となります。
(ただし、加速についてはGが揃っていなくても、加速Gの立ち上げが遅れなければ良しとしています)

勘違いしてはいけないのは、Gコントロールを極めて10点満点が取れれば「運転として満点(それ以上やることがない)」ということではない、と言うことです。例えばコーナーリングにおいてはラインやヨーコントロールも重要ですが、それらは本機能では計れません。

また、なぜ減速と旋回のGを揃える事を求めるのか? ですが、別に「減速は0.2G、旋回は0.3G」でも、それと決めて、その通り運転できれば良いのです。大切なのは道なりでGが強くなったり弱くなったりするのではなく、ドライバーが決めたGでコントロールできる事です(*1)。
採点基準において減速Gと旋回Gが同じなのは、課題設定として分かりやすいからそうしています。

補足として、減速Gも旋回Gも意思を持って一定に揃える運転を前提としていますので、グラフが急激に変動している部分は評価しません(ブレーキを踏み込んでGが安定するまでの時間、路面の荒れによる急変動など、ドライバーの意図するGを測るのに適切ではないため)。簡単に言うと、グラフが平らに近い部分のGを見ています。結果、運転にミスがあってグラフが瞬間的に大きく乱れても減点にならない場合もありえますが、これはドライバー自身がグラフを見て(ミスがあったと)分かるから問題ないと考えています(他人と点数を競うためのものではなく、自分が狙ったとおり運転できているか確認できれば良い)。

(2019.7.5 追記)
*1 仮に「減速は0.3G、旋回は0.3G」で走ると決めて、0.3Gでブレーキを開始しても、コーナー入り口までに速度が落としきれず「× オーバースピードで0.4G旋回になった」、「× 途中でブレーキを踏み足した」、逆に速度が落ちすぎて「△ 途中でブレーキを抜いた」、「△ 遅すぎて0.2G旋回になった」、いずれも失敗です、点数は低くなります(△は×より安全に対処出来るのでマシというだけ)。
そう考えると満点とれるかは「どこからブレーキを掛け始めるか」で決まってしまうことが分かると思います、近すぎても遠すぎても失敗です。ピンポイントでそれを見積もるのは容易な事ではありませんが、それが出来ないと常にGをコントロール下に置くことは出来ないという事です。
このブレーキ開始位置の見積もりが毎回ピタリとキマるようになるのが採点練習の最終目標と言っても良いです。この感覚は反復練習して修正することでしか身につかないので、コーナーリングのたびに精度を確認するために採点機能を作ったのです。(感覚が身につくと運転が変わりますよ)
Posted at 2014/08/12 02:13:00 | コメント(1) | トラックバック(0) | G-Bowlアプリ | クルマ
2014年08月10日 イイね!

点数

点数点数を貼るのが流行ってるので、自分も貼ってみる(^^;
昨日の走行中の一コマです。

左の9.9は下りS字クランクコーナーの2つ目。
右の9.5は速度の出る下り直線からの直角コーナー。

どっちが難しいかな?

P.S.
点数による評価というのは「それ以上でもそれ以下でもない」という典型です。
確かな事は「高い点数を取れる人は、点数を取るのが上手い」というだけです。
ですので、点数だけを頼りに練習してしまう、採点基準から正しい運転を知ろうとするのは危険です(ベテランの方には言うまでもない事ですが、いろんな方がいらっしゃいますので)。
点数と上手にお付き合い&活用して頂ければ、と思います。もちろん、その辺を分かった上で点数競争するのもアリだと思います(^o^)
Posted at 2014/08/10 18:17:08 | コメント(2) | トラックバック(0) | G-Bowlアプリ | クルマ
2014年08月08日 イイね!

腕試し

腕試しG-Bowlの練習は何はともあれG一定ブレーキ。それを普段の運転でどれだけ気を抜かずに続けられるか、地味な積み重ねに掛かっています。近道はありません。

でも、たまには実戦でどれだけやれるか試してみたい(^o^)
道を覚えて慣れてしまわないように、半年に一回位のペースでしか行かない、とびきり難しいコースがあります。一応センターラインはありますが、古い山道なので緩和曲線の無い様々な曲率のコーナーが連続します。勾配もキツくコーナー毎に変わります。

こんな道でGを揃えるのは大変困難なチャレンジになります。「少しは上手く走れる様になったかな?」と淡い期待を抱いて毎回ヘコんで帰ります(笑) でも、今日はチョット改善が見られました。

また半年後を目標に毎日の運転が練習です。
Posted at 2014/08/08 23:56:58 | コメント(3) | トラックバック(1) | G-Bowlアプリ | クルマ

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「夏タイヤに戻すのがしんどい、作業するのはいいんですけどタイヤ・ホイールが重いのが辛い、下手したら腰に来る歳頃です。」
何シテル?   04/18 22:05
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2014/06/27 10:58:51

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