
前回、
「ブレーキがG一定にならない場合」でグラフが平らにならない理由として考えられるものを挙げました。
今回は、その中で「ドライバーが無意識にペダルを操作してしまう」ケースについて考えます。
ドライバー本人はペダルを一定の踏力で踏んでいるつもりでも、
(A)ペダルを踏み込んだ後、無意識にゆるめてしまう。
(B)停止位置が近づくと無意識に踏み足してしまう。
(C)短時間に強いブレーキを掛けるとグラフの山が平らにならない。
というようなケースがよくあります。
(A)についてはグラフを見て「ゆるめてしまっている事」を自覚すれば比較的簡単に修正できる(継続的にやれるかどうかは練習次第ですが)場合が多いです。また緩めて目標位置に止まるのは安全方向なので深刻ではありません(踏み足す方がコワイ)。直らない場合は後に述べる(C)と同じ対策をやってみてください。
(B)はクセが抜けなくてどうしても踏み足してしまう方がいます。意識があればいいのですが、本人が無意識で自覚がない場合もあります。横から何度言っても修正できない(本人は一定のつもり)ということもあります。あるドライバーの方からは「自分は一定のつもりだったが、停車の直前、自分の足を見たら動いていた」という衝撃(笑)のお話も伺ったことが有ります。運転中足元を見るのは危険ですが、助手席からみてもらうとか、まずは無意識の動作を知る事が大切です。
(C)ですが、これは停車のショックを出さないように無意識に抜いている場合が多いです。それで強いブレーキを踏むと台形(四角形)にならず、上にとんがった山形になります(山頂の平らな部分がない)。
このクセを修正するには、停車時に「カックン」となることを恐れない事です。つまり、練習の際、カックンしていいので完全停車するまでブレーキペダルを踏力一定で踏み抜きます。それでグラフに平らな部分ができる事がわかると思います。その感じが掴めたら、カックンしないように優しく抜く事もやってみれば良いと思います。
しかし、まずは狙った制動力を出せること(クセに流されないこと)が第一優先です。
Posted at 2014/08/03 16:31:41 | |
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