
G-Bowlアプリにはコーナーリングの採点機能があります。
この点数は自分の運転を測るのに使えますが、他人と競争するのは要注意です。
採点機能は運転の要素の内、Gコントロールだけを測っています。
(G-Bowlアプリですからネ!)
運転には他も要素も沢山あります。もちろんGは運転の要ですから、Gをちゃんと操れているか知りたい! 知る事で運転を改善できると考えて採点機能を提供しています。
それを競って何がマズイかと言うと、ドライバーが他の要素を捨てることで高得点が取れるからです。暴投でよければ豪速球が投げられる、着地失敗でよければ大ジャンプができるのと同じです。そうやって得た記録に意味があるでしょうか? 結果(点数)だけ見て過程を見失う恐れがあると言うことです。
タイトル画像は昨日かぴばらチャレンジコースに行って、スコアのみを追求する走りをした時の点数です。上り下りとも400点台が出ています。前回このコースに来て参考スコアを出した時は300点台でした。
間違った方法で点数を競う虚しさが分かると思います。100点増えても私の技量はほとんど変わってない訳ですから。
運転が上手くなりたいという目的でG-Bowlアプリで練習している人は、他人と点数を競おうとすると、
「正しい運転をやめれば点数が取りやすい」というジレンマを抱えることになる訳です。
点数は自分の運転を知るために使えば良いのですが、競争となるとやっぱり勝ち負けが気になるものですし、ハイスコアを出したら嬉しいし、結果だけに注目が行きがちです。
だから点数を競うのは要注意なのです。
高得点を追求することも、仲間と一緒に練習することも全く悪いことではありません。今回説明したように採点の背景が頭に入っていれば、後は本人の考え方だけです。
願わくば、ユーザー同士集まって交流する際は「点数の勝った負けた」だけに終わるのではなく、同乗しあってお互いの運転を見て感じることに重きを置く。感じたことを理解するのに点数やグラフも役に立つと思います。そういう風にアプリを活用して頂けると良いと思います。
(先日の奥多摩のイベントでは、盛んに同乗しあって動画も撮影して楽しまれたとのことです。帰宅後も動画やグラフから研究が進んでいるご様子。素晴らしいと思います)
Posted at 2015/02/24 21:04:11 | |
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