
タイトル画像、良いツイートを見たのでこの場を借りて紹介します(ご本人の許可は得てます)。
道具があると、どうしても道具の攻略にばかり目が行くという事があります。アプリだったら採点モードの点数にこだわる、グラフの数値がピッタリを目指す、リアルG-Bowlだったらあえて揺れが大きいピンポン球の攻略にこだわる・・・等々。
多くの人にとって「G-Bowlを通して運転を捉える」事は光明になると思います。でも、G-Bowlが見せるのはあくまで運転の一面を切り取ったものであって
「運転そのものではない」のは忘れてはいけません。分かりやすさのためにあえて切り捨てている面もあります。だから、G-Bowlさえコントロール出来れば運転が成る訳ではないし、G-Bowlのハードルを上げていく事が達人への道でもありません。(國政さんはそれを「ゲーム的になっている」と言います、決してイイ顔はしてませんw)
國政さんは
「G-Bowlは運転の入り口」と言います(アプリは違う使い方もできますがそりゃまた別の話)。万人を「入り口」に導くのが一番の目的です。Gが理屈で分かる人なら紙に書いて終わりですが、それではほとんどの人に伝わらないから実物を作ったのです。実物が人間の感性に訴える力、その点でアプリは遠く及びません。このシンプルさがリアルG-Bowlの真髄であって、
「Gを知り、それを整えようという意識が持てたら」その役割は半分以上終えてます(残りは練習を続けて「どこを走ってもボールを落とさない(*1)」自信が着いたらOK、長くても半年以内でしょう)。
入り口の先にやるべき事は沢山あるし、この道具だけを極めようとするのは作者の狙いとも外れます。
だから、G-BowlでG感覚が身についたら土台が出来た状態、”それは始まり”とも言えるんですよね。以前はこれに続く指南書が無かったのですが、幸い「四輪の書」という本も出ました。読んですぐ分かるかどうかは別としても、
そこに書いてある訳です、深掘りするならそっちでしょう。
道具を通して運転を知る事は助けになりますが、道具を通した運転だけ見ていてはそれはゲームになってしまいます。
道具の良い面を理解して上手にお付き合い頂ければと思います。
*1 オイルボールまたは毛玉で落とさなければ十分です。「ピンポン球は敏感過ぎてドライバーの操作に関係ない揺れ(路面や車両の影響)で落ちる、そこを気にしてもしょうがない。もし使うなら0.2G未満(雪道など)だろう(國政談)」との事です。
Posted at 2017/05/20 22:44:01 | |
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