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もっきーさんのブログ一覧

2017年05月27日 イイね!

上手くなるまで読み続けられる本

上手くなるまで読み続けられる本先日、國政ブログに「クルマのトリセツ」という記事がアップされました。内容はリンク先を読んでいただくとして、コメント欄に以下のように書かれています。

運転を伝える⋯⋯しかも活字で。
とても難しいことだと認識しています。
読者にどれくらい理解してもらえるか心配なところですがこればかりは仕方ありません。
なので濃い内容にしました。


購入された皆さん、どこまで読み進められたでしょうか? 私は全然進んでないです、濃すぎて進めません(笑)

私の場合は本以前に著者から繰り返しお話を伺う機会がありましたので、知っている内容なので読み急いでいないという事もありますが、ある程度理解しているが故に、1行の文章に引っかかっては「ああ、これはあの話だ。分かった気でいたけど、実は分かって無くて、何度か認識を改めたんだよな」と。自分の運転が進歩する度に「ああ、これのことだったんだ! 理解が浅かった!」って気づく事の繰り返しだったことを思い出します。

そういう体験があるから、あらため現在の運転を振り返って「自分はこの言葉の真意に達しているかな?」と考えると、気を引き締めてトライしなければいけない事だらけ・・・ちょっと読み進めるだけお腹いっぱい、とても先に読み進めようという気になりません。
「あーこれ以上はアタマに留めおけないから、今日はここまで!」って。

「営業バン」の本は読み物なので、一気に読んで「そうなのかぁ」でいいのだけど、こっちはトリセツですから書いて有ることが実際にやれて初めて価値が出て来る訳です。読んだだけでどうなるものでもありません(ゴルフの本読んですぐ出来るか?ってのと同じ)。著者が「どれくらい理解してもらえるか心配」と言っている意図をどこまでモノに出来るか?
そのためには、本から何かを得て自分の運転を変えていこうという気持ちが大事かと思います、今の運転に縛られなければ、知らなかった世界が開けます。自分の成長とともに時々読み返して「上手くなるまで読み続けられる本」だと思います。

自分の運転を変える気が無い人、「自分は知ってる、分かってる」って答え合わせ、一気に読んで「だいたい自分の考えてる通りだった」と思って安心したい。そんな気持ちで読んでも「自分の運転に当てはまるように解釈するだけ」で得るものは無いでしょう。運転を活字で伝えるのは元々難しいのですから・・・
Posted at 2017/05/28 02:56:56 | コメント(1) | トラックバック(0) | 本の紹介等 | クルマ
2017年05月20日 イイね!

G-Bowlは運転の入り口

G-Bowlは運転の入り口タイトル画像、良いツイートを見たのでこの場を借りて紹介します(ご本人の許可は得てます)。

道具があると、どうしても道具の攻略にばかり目が行くという事があります。アプリだったら採点モードの点数にこだわる、グラフの数値がピッタリを目指す、リアルG-Bowlだったらあえて揺れが大きいピンポン球の攻略にこだわる・・・等々。

多くの人にとって「G-Bowlを通して運転を捉える」事は光明になると思います。でも、G-Bowlが見せるのはあくまで運転の一面を切り取ったものであって「運転そのものではない」のは忘れてはいけません。分かりやすさのためにあえて切り捨てている面もあります。だから、G-Bowlさえコントロール出来れば運転が成る訳ではないし、G-Bowlのハードルを上げていく事が達人への道でもありません。(國政さんはそれを「ゲーム的になっている」と言います、決してイイ顔はしてませんw)

國政さんは「G-Bowlは運転の入り口」と言います(アプリは違う使い方もできますがそりゃまた別の話)。万人を「入り口」に導くのが一番の目的です。Gが理屈で分かる人なら紙に書いて終わりですが、それではほとんどの人に伝わらないから実物を作ったのです。実物が人間の感性に訴える力、その点でアプリは遠く及びません。このシンプルさがリアルG-Bowlの真髄であって、「Gを知り、それを整えようという意識が持てたら」その役割は半分以上終えてます(残りは練習を続けて「どこを走ってもボールを落とさない(*1)」自信が着いたらOK、長くても半年以内でしょう)。入り口の先にやるべき事は沢山あるし、この道具だけを極めようとするのは作者の狙いとも外れます。

だから、G-BowlでG感覚が身についたら土台が出来た状態、”それは始まり”とも言えるんですよね。以前はこれに続く指南書が無かったのですが、幸い「四輪の書」という本も出ました。読んですぐ分かるかどうかは別としても、そこに書いてある訳です、深掘りするならそっちでしょう。

道具を通して運転を知る事は助けになりますが、道具を通した運転だけ見ていてはそれはゲームになってしまいます。
道具の良い面を理解して上手にお付き合い頂ければと思います。

*1 オイルボールまたは毛玉で落とさなければ十分です。「ピンポン球は敏感過ぎてドライバーの操作に関係ない揺れ(路面や車両の影響)で落ちる、そこを気にしてもしょうがない。もし使うなら0.2G未満(雪道など)だろう(國政談)」との事です。
Posted at 2017/05/20 22:44:01 | コメント(3) | トラックバック(0) | G-Bowlアプリ | クルマ
2017年05月15日 イイね!

何が悪かったのか考える

何が悪かったのか考える昨日のブログ「ヨーレートの立ち上げ」において、”ブレーキ(青)からアクセル(赤)に切り替わるポイントがコーナー前半にあること”が大切といった事を書きました。

ここでタイトル画像を見てみましょう。2つの連続する左コーナーのグラフです。上からABCいずれの運転も皆「コーナー前半でしっかりアクセルオン」出来ています。にもかかわらず、一番下のCのグラフだけはヨーレート(紫)の立ち上がりが鈍いですね、右肩上がりに後半でヨーレート増えるという良くない傾向が見えます。どうしてでしょうか?

一つ目のコーナーは分かりやすいですね。アクセルオンした後も横G(緑)が増えていっており、ハンドルを切り込み続けているのが分かります。これは「ハンドル操作のお約束」に反します。

一方、二つ目のコーナーはハンドルを切り込む手が止まってからアクセルオンしているので、その点は大丈夫。でも、なんか気になる。上の2つより車速が出てないとはいえ、ヨーレートの立ち上がりが寝てるように感じます。
どうもこの人はG変動を恐れてそーっとハンドルを切っている、それも一定速に切っているように見えます(緑のグラフより)。
ていねいの意識は良いのですが、ハンドルを一定速で切り込んでいくクセが抜けないと、なかなかヨーが気持ち良く立ち上がっていきません。

このようにコーナー前半でアクセル踏めていても「気持ちよく曲がっていかない」ケースは(分かりきった物も含めて)いくらでもあります。Gコントロールの時に「正解のラインを外してグラフの形を整えても意味がない」と書きましたが、他のお約束が崩れていてはダメってことです。グラフの中の特定の要素だけに目が行くことの弊害と言えます。要素別の練習も良いですが、時々、運転操作全体のお約束を再確認して、実際の車の動きを感じ、気になる所を考える上でまたグラフも見る、といった感じで活用していただければと思います。

Posted at 2017/05/15 13:32:08 | コメント(1) | トラックバック(0) | G-Bowlアプリ | クルマ
2017年05月14日 イイね!

ヨーレートの立ち上げ

ヨーレートの立ち上げ以前、「ハンドル操作のお約束」について、具体的にグラフがどうなっていれば良いか書きました。その後「ヨーコントロールの話」ではヨーも意識することで”気持ちよくクルマが回頭してアクセルグイグイ踏める・・・”と書いたのですが、それはグラフで言うとどういう状態なのでしょうか?

着目ポイントはアクセルオンのタイミングです。グラフが青(ブレーキ)から赤(アクセル)に切り替わるポイントがコーナー前半にあることが一つの目安になります。

コーナーの前半で素早くヨーレートを立ち上げて回頭する事ができれば、おのずとハンドルの切り込みは止まり、早々にアクセルペダルに足が移る訳です。そしてアクセルが入る事で後輪に荷重が移動し、車両姿勢がキマって4輪で曲がっていく状態になります。この状態でクリッピングポイントを通過できると気持ち良いですね(助手席にも安心感があります)。
逆に、アクセルオンが遅いということは、向きが変わっておらずアクセルが踏めない、「待ちの時間が長く」(Gは抑えたとしても)苦しい感じのコーナーリングになります。フロントタイヤに負担をかけて曲がる時間が長いとも言えます。(*1)

このようにG-Bowlアプリの青→赤の切り替わりポイントがどこに来ているか? しっかりアクセル踏めているか?に着目することで、どのような運転をしていたか? ある程度想像することが出来る訳です。
(もちろん道路形状を考慮して考える必要はありますよ)

タイトル画像を見てみましょう。弱い下り勾配、S字→直線→S字→直線という道です。全てのコーナーで「ハンドル操作のお約束」を守った上で(*2)、青(ブレーキ)から赤(アクセル)への切り替わりポイントがコーナーの中央より手前に来てます。特にS字から脱出するコーナーでは早めにアクセルオンできるように走っています。
結果、ヨーレート(紫)のグラフも全コーナーで早めにピークが来ていることが確認出来ます。(*3)(*4)

ヘアピンのような深いコーナーは分かりやすいですが、このような短いコーナー、またゆる~く長~いコーナーでも、グラフを見ることで正しい操作が出来ているか確認出来ます。お試し下さい。

*1 モータースポーツ経験の豊富な方でもこのような運転が染み付いており、フロントタイヤを酷使してタイムを出している方が少なくありません。普段の運転に出るので助手席に乗るとよく分かります。

*2 いくらアクセルオンが早くても、その後ハンドルを切り足すような約束違反があってはもちろんダメです。

*3 もしヨーレートのピークが遅く来るようならやはりダメ。よく見るとアクセルオンしたものの踏み込めてない等、何かキズがあるはずです。

*4 先日紹介した「F3ドライバーの走り」とくらべてみましょう。2Gでも同じことをやっているのが分かります。
Posted at 2017/05/14 21:23:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | G-Bowlアプリ | クルマ
2017年05月01日 イイね!

「四輪の書」より”減速操作の基本の基本”

「四輪の書」より”減速操作の基本の基本”「四輪の書(国政久郎・森慶太)」のp33より引用。

具体的にブレーキの練習方法が書かれています。ポイントは「制動Gをスッと立ち上げきったら、そこから一定に」、「Gの強さは自由、0.2Gか0.3Gか」です。これがやってみると”停止線が近づくと無意識にペダルに力が入ったり”して意外と一定になっておらず、また自分では気づけないケースが多いです。

こんな時、G-Bowlアプリをお使い頂けば、Gの立ち上げから一定度までグラフで確認することが出来ますので、迷いなく練習に取り組めます。また走行中は「Gの強さを音程に変換してスピーカーから発音する」機能があるので、画面を見なくても耳でG変動をリアルタイムに知ることができます。ぜひ「四輪の書」と共にご活用頂ければと思います。

(注:画像のグラフは書籍中の説明に加えて「加速一定からの減速開始」「停車時にカックンしないように抜く」という応用が加わっています。最初は書籍通りに練習しましょう)
Posted at 2017/05/01 12:02:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | G-Bowlアプリ | クルマ

プロフィール

「夏タイヤに戻すのがしんどい、作業するのはいいんですけどタイヤ・ホイールが重いのが辛い、下手したら腰に来る歳頃です。」
何シテル?   04/18 22:05
G-Bowlアプリの中の人です。 こちらでは製品サポートは行っておりません。不具合、ご要望等につきましては公式サイトの「FAQ」をご確認の上、改善されない場合...
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