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もっきーさんのブログ一覧

2017年05月20日 イイね!

G-Bowlは運転の入り口

G-Bowlは運転の入り口タイトル画像、良いツイートを見たのでこの場を借りて紹介します(ご本人の許可は得てます)。

道具があると、どうしても道具の攻略にばかり目が行くという事があります。アプリだったら採点モードの点数にこだわる、グラフの数値がピッタリを目指す、リアルG-Bowlだったらあえて揺れが大きいピンポン球の攻略にこだわる・・・等々。

多くの人にとって「G-Bowlを通して運転を捉える」事は光明になると思います。でも、G-Bowlが見せるのはあくまで運転の一面を切り取ったものであって「運転そのものではない」のは忘れてはいけません。分かりやすさのためにあえて切り捨てている面もあります。だから、G-Bowlさえコントロール出来れば運転が成る訳ではないし、G-Bowlのハードルを上げていく事が達人への道でもありません。(國政さんはそれを「ゲーム的になっている」と言います、決してイイ顔はしてませんw)

國政さんは「G-Bowlは運転の入り口」と言います(アプリは違う使い方もできますがそりゃまた別の話)。万人を「入り口」に導くのが一番の目的です。Gが理屈で分かる人なら紙に書いて終わりですが、それではほとんどの人に伝わらないから実物を作ったのです。実物が人間の感性に訴える力、その点でアプリは遠く及びません。このシンプルさがリアルG-Bowlの真髄であって、「Gを知り、それを整えようという意識が持てたら」その役割は半分以上終えてます(残りは練習を続けて「どこを走ってもボールを落とさない(*1)」自信が着いたらOK、長くても半年以内でしょう)。入り口の先にやるべき事は沢山あるし、この道具だけを極めようとするのは作者の狙いとも外れます。

だから、G-BowlでG感覚が身についたら土台が出来た状態、”それは始まり”とも言えるんですよね。以前はこれに続く指南書が無かったのですが、幸い「四輪の書」という本も出ました。読んですぐ分かるかどうかは別としても、そこに書いてある訳です、深掘りするならそっちでしょう。

道具を通して運転を知る事は助けになりますが、道具を通した運転だけ見ていてはそれはゲームになってしまいます。
道具の良い面を理解して上手にお付き合い頂ければと思います。

*1 オイルボールまたは毛玉で落とさなければ十分です。「ピンポン球は敏感過ぎてドライバーの操作に関係ない揺れ(路面や車両の影響)で落ちる、そこを気にしてもしょうがない。もし使うなら0.2G未満(雪道など)だろう(國政談)」との事です。
Posted at 2017/05/20 22:44:01 | コメント(3) | トラックバック(0) | G-Bowlアプリ | クルマ
2017年05月15日 イイね!

何が悪かったのか考える

何が悪かったのか考える昨日のブログ「ヨーレートの立ち上げ」において、”ブレーキ(青)からアクセル(赤)に切り替わるポイントがコーナー前半にあること”が大切といった事を書きました。

ここでタイトル画像を見てみましょう。2つの連続する左コーナーのグラフです。上からABCいずれの運転も皆「コーナー前半でしっかりアクセルオン」出来ています。にもかかわらず、一番下のCのグラフだけはヨーレート(紫)の立ち上がりが鈍いですね、右肩上がりに後半でヨーレート増えるという良くない傾向が見えます。どうしてでしょうか?

一つ目のコーナーは分かりやすいですね。アクセルオンした後も横G(緑)が増えていっており、ハンドルを切り込み続けているのが分かります。これは「ハンドル操作のお約束」に反します。

一方、二つ目のコーナーはハンドルを切り込む手が止まってからアクセルオンしているので、その点は大丈夫。でも、なんか気になる。上の2つより車速が出てないとはいえ、ヨーレートの立ち上がりが寝てるように感じます。
どうもこの人はG変動を恐れてそーっとハンドルを切っている、それも一定速に切っているように見えます(緑のグラフより)。
ていねいの意識は良いのですが、ハンドルを一定速で切り込んでいくクセが抜けないと、なかなかヨーが気持ち良く立ち上がっていきません。

このようにコーナー前半でアクセル踏めていても「気持ちよく曲がっていかない」ケースは(分かりきった物も含めて)いくらでもあります。Gコントロールの時に「正解のラインを外してグラフの形を整えても意味がない」と書きましたが、他のお約束が崩れていてはダメってことです。グラフの中の特定の要素だけに目が行くことの弊害と言えます。要素別の練習も良いですが、時々、運転操作全体のお約束を再確認して、実際の車の動きを感じ、気になる所を考える上でまたグラフも見る、といった感じで活用していただければと思います。

Posted at 2017/05/15 13:32:08 | コメント(1) | トラックバック(0) | G-Bowlアプリ | クルマ
2017年05月14日 イイね!

ヨーレートの立ち上げ

ヨーレートの立ち上げ以前、「ハンドル操作のお約束」について、具体的にグラフがどうなっていれば良いか書きました。その後「ヨーコントロールの話」ではヨーも意識することで”気持ちよくクルマが回頭してアクセルグイグイ踏める・・・”と書いたのですが、それはグラフで言うとどういう状態なのでしょうか?

着目ポイントはアクセルオンのタイミングです。グラフが青(ブレーキ)から赤(アクセル)に切り替わるポイントがコーナー前半にあることが一つの目安になります。

コーナーの前半で素早くヨーレートを立ち上げて回頭する事ができれば、おのずとハンドルの切り込みは止まり、早々にアクセルペダルに足が移る訳です。そしてアクセルが入る事で後輪に荷重が移動し、車両姿勢がキマって4輪で曲がっていく状態になります。この状態でクリッピングポイントを通過できると気持ち良いですね(助手席にも安心感があります)。
逆に、アクセルオンが遅いということは、向きが変わっておらずアクセルが踏めない、「待ちの時間が長く」(Gは抑えたとしても)苦しい感じのコーナーリングになります。フロントタイヤに負担をかけて曲がる時間が長いとも言えます。(*1)

このようにG-Bowlアプリの青→赤の切り替わりポイントがどこに来ているか? しっかりアクセル踏めているか?に着目することで、どのような運転をしていたか? ある程度想像することが出来る訳です。
(もちろん道路形状を考慮して考える必要はありますよ)

タイトル画像を見てみましょう。弱い下り勾配、S字→直線→S字→直線という道です。全てのコーナーで「ハンドル操作のお約束」を守った上で(*2)、青(ブレーキ)から赤(アクセル)への切り替わりポイントがコーナーの中央より手前に来てます。特にS字から脱出するコーナーでは早めにアクセルオンできるように走っています。
結果、ヨーレート(紫)のグラフも全コーナーで早めにピークが来ていることが確認出来ます。(*3)(*4)

ヘアピンのような深いコーナーは分かりやすいですが、このような短いコーナー、またゆる~く長~いコーナーでも、グラフを見ることで正しい操作が出来ているか確認出来ます。お試し下さい。

*1 モータースポーツ経験の豊富な方でもこのような運転が染み付いており、フロントタイヤを酷使してタイムを出している方が少なくありません。普段の運転に出るので助手席に乗るとよく分かります。

*2 いくらアクセルオンが早くても、その後ハンドルを切り足すような約束違反があってはもちろんダメです。

*3 もしヨーレートのピークが遅く来るようならやはりダメ。よく見るとアクセルオンしたものの踏み込めてない等、何かキズがあるはずです。

*4 先日紹介した「F3ドライバーの走り」とくらべてみましょう。2Gでも同じことをやっているのが分かります。
Posted at 2017/05/14 21:23:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | G-Bowlアプリ | クルマ
2017年05月01日 イイね!

「四輪の書」より”減速操作の基本の基本”

「四輪の書」より”減速操作の基本の基本”「四輪の書(国政久郎・森慶太)」のp33より引用。

具体的にブレーキの練習方法が書かれています。ポイントは「制動Gをスッと立ち上げきったら、そこから一定に」、「Gの強さは自由、0.2Gか0.3Gか」です。これがやってみると”停止線が近づくと無意識にペダルに力が入ったり”して意外と一定になっておらず、また自分では気づけないケースが多いです。

こんな時、G-Bowlアプリをお使い頂けば、Gの立ち上げから一定度までグラフで確認することが出来ますので、迷いなく練習に取り組めます。また走行中は「Gの強さを音程に変換してスピーカーから発音する」機能があるので、画面を見なくても耳でG変動をリアルタイムに知ることができます。ぜひ「四輪の書」と共にご活用頂ければと思います。

(注:画像のグラフは書籍中の説明に加えて「加速一定からの減速開始」「停車時にカックンしないように抜く」という応用が加わっています。最初は書籍通りに練習しましょう)
Posted at 2017/05/01 12:02:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | G-Bowlアプリ | クルマ
2017年04月29日 イイね!

「四輪の書」出ました!

「四輪の書」出ました!車のウンチク本じゃありません、待望の「運転技術」に関する本が出ました。すべてのドライバーに人に読んで頂きたい本です。

著者の言葉より
「おそらく5~6回読み返したあたりからジワジワと内容の理解が始まり、10回ほど読み返してやっとそうか!・・・となるかと。」

これ冗談で言ってるんじゃないですよ、超ホンキです。
分かりやすい言葉で説明されていますから、一度読めば「文字通りの意味」は伝わります。しかし文字や言葉から得る知識は多分に「自分の想像の範囲内」で理解しているに過ぎません(そしてそれは自覚しにくい)。分かったつもりが後に「本当の意味がわかる」、聞き流していた言葉に「深い意味があったとわかる」等、習い事をする上でよく言われることです。

この本に書かれている内容はその典型であって、実のところ本になるよりずっと以前から著者は同じ話をしている訳ですが、周辺の人間から「あの時聞いた話の本当の意味がやっとわかった!」という言葉が出るのを何度も目撃しています。私自身も何度も同じ思いをしていますし、いまだ理解の途中という実感があります。

読んでも伝わらないのじゃ意味が無い・・・ということではなくて、そこから何を得られるかは読み手次第な部分が大きい、だから繰り返し読む、体を動かしてまた読むといった労をかける必要もあるということ、「浅いものではない」訳ですからそこは動きません。でも、この本にはそれだけの内容がある、その点は私でも自信をもって推薦できます。

ぜひじっくりと読んで、多くの方に正しい運転技術を楽しく学んで頂けたらと思います。実地においてはG-Bowlアプリもお役に立てると思います。GWのお楽しみにいかがでしょうか?
Posted at 2017/04/29 02:54:42 | コメント(1) | トラックバック(0) | 本の紹介等 | クルマ

プロフィール

「夏タイヤに戻すのがしんどい、作業するのはいいんですけどタイヤ・ホイールが重いのが辛い、下手したら腰に来る歳頃です。」
何シテル?   04/18 22:05
G-Bowlアプリの中の人です。 こちらでは製品サポートは行っておりません。不具合、ご要望等につきましては公式サイトの「FAQ」をご確認の上、改善されない場合...
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2014/06/27 10:58:51

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