
私の過去最大の失敗はスカイラインにレグノを履いたことです。
静かで乗り心地は良いのですが、ちょっとスピード上げるとグリップが全然足りなくて(早く減ってくれ〜)って45,000km走る間ずっと思ってました。
ブリヂストンの個人的グリップ感
■■■■■■■■■■10 71RS|ポテンザ
■■■■■■■■■9 S007A|ポテンザ
■■■■■■■7 S001|ポテンザ
■■■■4 SL201|セイバーリング
■■■3 GR-XT|レグノ
そんな私の実体験ベース私見満載の選び方。タイヤの耐久性、ブランド不安、グリップ、剛性中心の内容です。
❶格安タイヤに耐久性は期待しない
アジアンなどの格安タイヤは、最近ではかなり性能が良くなったのはうれしいことで、ハンコックやクムホ、ナンカンやフェデラル、ファイナリストあたりを選べば「全然問題ないじゃん」「グリップあるじゃん」と実感できます。
ただ、ハードな使い方をすると急激に減りが早くなります。
高速道路をよく使う、重い荷物を運ぶ、重い車に履かせる、峠を攻めるなどの使い方をすると、耐摩耗性能がガクッと落ちます。
価格差には上図のような違いがあり、ゴム硬化、ひび割れ、グリップ低下なども早く訪れます。ナショナルブランドのミシュラン、ブリヂストン、コンチネンタルや、ダンロップ、ヨコハマ、トーヨーなど国内メーカーの国産品は、ハードに使ってもある程度性能が安定しています。
❷ みんカラのパーツレビューでタイヤを選ぶ
聞いたこともないブランドのタイヤでもユーザーのレビューがあると判断材料になります。なんのかんの頼りになるのはクチコミです。車好きのSNS型コミュニティサイト「みんカラ」。このサイトです!笑
パーツレビューや整備手帳は、整備士もいざという時に頼りにするほどで、いい点も悪い点も両方書き込まれているので参考になります。
例:
ドバ・アジバさんのタイヤレビュー
素人の主観的な評価なので、時には正反対のことが書いてあることもあります。冒頭のスカイラインにレグノの話も、人によってはベストマッチングとなることもあるでしょう。
そのためある程度「数」を読み込む必要がありますが、製品のおよその性能が分かります。【再レビュー】と付いている投稿は特に貴重。
❸純正タイヤから2つの情報を読み取る
タイヤ交換する場合、サイズとロードインデックスは変えないのが基本ですが、トレッドウェアと速度記号の2つは変えることができます。もちろん合法です。
トレッドウェア (TreadWear)
トレッドウェアとは接地面の耐摩耗性を示す数字で大きいほど耐久性が上がります。同時にグリップ力の指標にもなっていて小さいほどハイグリップになります。
100:速攻で減る。超ハイグリップ。
200:早く減る。ハイグリップ系代表。
240:まあまあ早く減る。グリップは高め。
300:減りとグリップのバランス点。
340:やや長持ち。
400:長持ち。グリップは低くなる。
これまで200,240,280,300,320,380の製品を使いましたが、耐摩耗性もグリップも天と地ほどの差がありました。トレッドウェアはアメリカ運輸省の基準なので国内専用モデルには記載がありません。また、格安タイヤは判定が甘めで同じ300でも持ちが悪くなります。
速度記号(Speed Rating)
最大許容速度を示す記号。タイヤの強度や高速でのハンドリング、耐熱性の目安になる。同じサイズでも低めであれば乗り心地に振ったもの、高めであれば安定感に振ったものが多い。
N :140km 冬タイヤ系
Q :160km ↓
R :170km ↓
S :180km ↓
T :190km ↓
H :210km 夏タイヤ系
V :240km ↓
W :270km ↓
Y :300km ↓
例えば225/40R18の場合WとYがあって、Wではコンフォート系の柔らかいタイヤが、Yではプレミアム系の頑丈な製品がよく見られます。ハイグリップタイヤはWのものが多いです。
「トレッドウェア」「速度記号」の2つに気をつけるとワンランク上のタイヤ選びができ、「全然グリップしないじゃん」とか「乗り心地悪いじゃん」といったことを避けられる可能性があります。
・グリップ力を上げたい
トレッドウェアを下げる。例:300→240
・長持ちさせたい
トレッドウェアを上げる。例:300→360
・安定感を上げたい
速度記号を上げる。例:W→Y
・クッションを良くしたい
速度記号を下げる。例:W→V
・今のままでいい
トレッドウェアも速度記号も変えない。
2025年の現在は物価高騰で「安いが正義」になってますが、価格を下げつつハズレは引きたくないし、走りは楽しみたいしで必死です。
その他、豆知識
⚫︎斜め溝が大きいタイヤはうるさい
⚫︎ガソリンスタンドやディーラーの
警告には即座に反応しない(高くつく)
⚫︎純正タイヤの性能は車の限界性能より低い
(タイヤ次第で愛車の性能をもっと引き出せる)
交換〜交換後
⚫︎車両指定空気圧+10%からスタートする
⚫︎空気圧のチェックは給油ごとくらいマメに
⚫︎タイヤの評価は100km走行後にする
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ドライビングテクニック | クルマ
Posted at
2025/01/12 02:45:00