
こんばんは、ドミニクです、
今まで魚はあまり食べなかったのに、今では魚中心になってますσ(^_^;)
さて・・・
自分の病室は4人部屋で、最近は一つのベッドが空いてるので実質3人で過ごしていました。
「いました」というのも私の斜め前の方が今日のお昼に退院されたんですが、その斜め前の方Nさんについてのお話です。
それは今月初めの事。
私が入院した2日後、手術の前日ですがそのNさんは入院されてきました。
私は今回ハシゴでの作業中に誤って落下してしまい、左足の踵の骨を骨折したのですが、そのNさんも私と同様にハシゴでの作業中に「右足の踵の骨」を骨折されたそうで、私の手術の次に手術を受けられました。しかも同室なんで奇遇というか何というか。
そのNさんは60歳前半でとても人当たりが良く、年下の私に対しても腰を低くお話下さり、親切にして頂きました。まして左右は違うものの、同じ境遇なので親近感が湧くには時間がかかりませんでした。
手術当日の夜は麻酔が切れてからというもの、足に激痛が走りその日の夜は寝られませんでした。タオルを口に挟み歯を食いしばり、ロキソニン、ボルタレン等の痛み止めも気休めにもならず、二人して唸りながらも何とか耐えしのぎ、2日間何も食べられない程痛みが続きましたが、励まし合い痛みのピークを過ぎる事が出来ました。
そのNさんは今回2回目の手術で前日の手術で取り付けた物の除去手術ということですが、Nさんも今回私が受けた手術を前回受けられたので、どんな痛みかを分かって下さり「少し前の自分自身を見てる様だ」とお話でした。
今回初入院の見ず知らずの私に対して、病院の事や足の治療のこと、アドバイスして下さったおかげで不安はほとんどありませんでした。デイルームで眠れない夜をコーヒーを飲んで過ごしたり、他愛のない会話をしたりしながら、約1ヶ月はあっと言う間に過ぎましたね。
そんなNさんの口ぐせは「ちょっと出張行ってきますわ♪」でタバコを吸うために1Fに降りて外まで行かれるんです、1日数回。院内は全館禁煙で外の喫煙所でしか吸えないのです。
今でもその「出張」からひょっこり戻ってきそうな気も・・。
今の病院生活が順調に進んでるのも1番は病院のスタッフの方々のおかげではありますが、やはり私の中ではNさんのおかげだとも思っています。
ここ1ヶ月ずっと同じ部屋で過ごしてきて、私の中ではNさんの存在はどこか心の支えでもありました。同じ境遇、同じ病状の者同士痛みを夜中中耐え抜いてきた「戦友」でありますので。
そのNさんもご家族に付き添われて今日の午後に無事に退院されました。私は最後に今まで自分を支えて下さったNさんに対して精一杯の感謝の気持ちを込めて「短い間でしたが本当にありがとうございました」とお礼を言いましたが、「ありがとう」の言葉以上に感謝の気持ちを伝えたい場合は何と言えば良かったのだろうか?と今でも考えますし、言葉が出てこなかった自分に後悔しています。
昨日の晩に互いの連絡先を交換しましたので必ず完治させ、いつか自分の足で行き今度こそ感謝の言葉を伝えたいです。
「かけがえのない戦友・・恩人」に。
Posted at 2015/03/26 22:22:30 | |
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