先日の走行会で見事タイヤがこんな感じになってトドメを刺したんで(と言うか何時もの如く既に終わっていたと言う話がw)タイヤ交換しました。
タイヤ組み換えしたのは一番上の写真のタイヤフィッターさん。
タイヤ、ホイール持ち込んで10分位で4本全て交換してくれたのは驚きです。
交換も専門店だけあって手馴れてて安心出来ますね。
交換したタイヤはある程度お判りのようにこちら

お星様です。国産ハイグリップにしてはお安くてコストパフォーマンス良いです。
以前まではAD07のネオバがこの位置に居たんだけど、今のAD08は一番高くなっちゃいましたしね。
で、調べてみるとちょっとサイズを変えてもそんなに高くならない。という事で、こんなサイズを。

235から一サイズ上げて245なんかを入れてみました。
このサイズでも、前のAD07よりも安く済んじゃったのは驚き。
今回、交換する際にバルブのゴムが弱っていたんでついでに交換したんですが、今回はちょっと変えてこんな物にして見ました。

元々、アルミホイールについているアルミのバルブが付いていたんですが、以前行ってたショップでサーキットを走るならゴムバルブの方が良いと言われていたんで、ゴムが傷んだこの機会に交換です。
サーキットを走る時ゴムバルブが良いと言うのは、アルミのバルブだとホイールへの衝撃で割れる恐れがあるし、ホイールが多少歪んでもバルブ部分から空気が抜けずらいのと、アルミだと空気圧調整の際に熱を持って触れなくなる為だそうです。
GTやS耐とかのレース車両でも通常のゴムバルブを使用するのは常識のようですしね。
今回付けたのはTR412バルブ。主に2輪で使われるバルブで、通常車のホイールで使われているバルブ(TR413)よりも1cm程短くなっていますので、美観的にも悪くないです(判る人には判ってもらえるという事でw)
あ、ゴムの部分がどうしても嫌と言う人には、メッキのスリーブが付いたやつも有りますしね。

装着した感じはこんな感じ。
短くて、そんなに目立ちません。キャップをアルミのに変えても良いですしね。

通常のTR413のはこんな感じ。ホイールが黒っぽいんで目立ちずらいですが少し長いです。
ちなみに茶色いのはホイールダスト、ブレーキローター粕が雨で錆びた物です。
こうなるとホイールにこびり付いてなかなか取れなくなるんですよね(泣
今回、タイヤサイズを太くしたんで、一応リア側のフェンダー干渉無いかチェック。
元々純正の8J OFF38から8.5J OFF32にホイールを変更してあり、235サイズのタイヤでもフェンダーとのクリアランスが結構少なくなっていました。
純正の8J OFF38に15mmのスペーサーを入れるとフェンダーに僅かに干渉し2度程キャンバーを付けてギリギリ逃がしています。
0.5J太くすると12mm幅が広がり片側に6mm広がります。で、OFFセットで6mm外に出ているんで8.5J OFF32のホイールだと12mm外に出ている計算なので結構ギリギリで245入れた時がちょっと心配です。
さて、干渉チェックですが、リアのショックとスタビライザーをアームから外し、フリーの状態にしてジャッキでタイヤを持ち上げてやります。

で、チェックした所・・・・・・問題無さそう。

アップで見ても大丈夫ですね。
で、ついでに純正ホイールだと15mmのスペーサーを入れているんですが、フロント側に社外ホイールでもそれを残しても大丈夫かチェック。

こんな感じになりました。良い感じに面位置ですね。ハンドル切った時にも静的な干渉は無しです。
走ったときに干渉しないと良いですが。
しかし、このホイールの場合ホイールの隙間から見るとこんな感じでスペーサーをボルト止めしている所が丸見えでちょっとみっともないですが……(純正ホイールだとボルトの部分も覆われて見えなくなるんですけどね)
ちなみに、スペーサーの固定ボルトは通常の17mmオープンのボルトに変えちゃってます。
スペーサーに付いている元の奴は薄くてすぐに舐めるしトルクかけずらいんで、ホイールの方に逃げが十分なら通常のボルトに変更しちゃう方が良いですよ。
さて、ここからお勉強の時間
よく、ホイールやタイヤサイズを変えた場合、空気圧はどうしたら良いの?と言う話があります。
ショップとかで高扁平になったから空気圧をあげた方が良いとか良く聞きますし、中には270kPaとか280kPaとかの空気圧にしている人も居ます。
ちなみに通常のタイヤは最大空気圧が250kPaと決まっていてそれ以上入れるのは安全が保証されていません。
さて、本当の空気圧は?
タイヤの空気圧はJATMA規格と言う規格で管理されています(海外のタイヤや海外向けのタイヤはETRTO規格)
タイヤの後ろに○○Wと言う数値が付いていると思います。この数値ロードインデックス(LI)と言ってタイヤがどのくらいの加重に耐えられるかを示した数値です。
このLIとタイヤの空気圧で対加重が求められます。
それを示したのが下の表です。
エボの場合、純正タイヤは93Wでフロント220kPa、リア200kPaです。
この表で言うと赤い部分。
で、今回付けるタイヤは91Wと少し数値が減るので赤い部分の620、585と適合する部分は大体緑の部分になり、フロント240kPa、リア220kPaとなります。
という事で今回の場合は前後20kPa程多く入れれば良い事になります。
さて、今回は250kPa内に収まったけど、それ以上の加重が必要の場合はどうするの?と言う状況があります。
その場合は、タイヤの方でレインフォースドと言う設定があるサイズがあります。この場合は250kPa以上でも大丈夫なように強化されているんで(290kPaまで入れられる)そういうタイヤを使う手が有ります。
という事で、ホイール、タイヤサイズを変えたからと言って一概に空気圧を上げるのではなく、LI指数を見て前のタイヤと違っている様なら空気圧を変更しましょう。