
皆様、あけましておめでとうございます
みんカラログインするのは久しぶりです。今日は、珍しいものを修理しましたので報告します。
年明けに実家に行った時に、餅つき機が壊れているから廃棄すると聞いたのですが、もったいないので修理することにしました。
餅つき機は、23年前の物で当然メーカーの修理は期待できないので自分で修理します。
状況は、蒸すことはできるがつくことが出来ないとのこと。ボタンを押しても、モーターの音は聞こえるが臼の中にある羽根が回らないのです。
とりあえず中身をバラして原因をつきとめます。
まずは、底のゴムクッションにネジが4箇所、その他にも2箇所あるのではずします。
次に、臼をはずして、下にある4箇所のネジがありますのでドライバーではずします。結構かたいのでなめないように。(私は1箇所なめましたので、ハンダコテでネジのまわりを溶かして分離させました)
次にスイッチ部分の隙間からマイナスドライバーを突っ込んで、ケースをはずします。(このやり方が正しいのかはわかりません。バキッとなってツメが割れてしまいます。もともと廃棄予定だったので思い切ってやりました。)
ケースをはずし、スイッチ部分と他の配線をはずすと台座がはずれます。この状態でコンセントを差し込み動かしてみると、ドライブプーリー(写真手前)は回転しているのですが、プーリーが滑っていて、ドリブンプーリー(写真奥)が動いてません。
コンセントをはずし、手で回そうとしましたがビクともしない。原因がわかりました。ドリブンプーリーが固着しているためベルトが滑って臼の中の羽根が回っていないんですね。
原因がわかれば後は修理するのみ。まずはプーリーをはずし、台座から臼のベース部分をはずします。次に、羽根がくっつく支柱にスパナを引っかけ、延長パイプを使って回転させました。最初は固着していて回りませんでしたが、CRC5-56を支柱にかけたら一気にまわりました。
はずした支柱です。錆びまくってました。この支柱は、キレイにしてグリスアップします。
ついでにベルトも見ましたが、変形しておりカチカチで、弾力性なしでしたので、モノタロウで注文しておきました。M-24ですね。三ツ星のベルトは廃盤らしいので、汎用のものを購入しました。金額は¥219-.、送料¥500-.合計¥719-.ですね。
ベルト到着まで時間がかかりますので、仮組みしてコンセントを差し込み、スイッチを押してみましたが、ベルトの変形のせいでガタガタしますがきちんと動いていることを確認しました。
やはり日本製とはいえ、長期間電気製品を使っていれば何かと不具合が出ますね。でも、ちょっと修理するだけでまだまだ使えます。今の時代に餅つき機を使っている家庭は少ないかもしれませんが、
つきたての餅を食べることができるのは貴重です。
今回修理を開始する前に、参考程度に餅つき機の修理サイトをググッてみましたが、詳しく記載しているものがほとんどなかったので、この記事で皆様のお役に立てれば幸いです。
<<後日>>
ベルトが届きました。
お約束の新旧比較。
取付。ベルトが緩い。もともと緩かったので気にしていません。
動作確認。羽根が回っていることを確認します。
外装取付。完成です。
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Posted at
2021/01/10 06:05:14