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2015年11月19日 イイね!

モーターファン・イラストレーテッド

Autocar japanがなくなって以来、日本の車雑誌は提灯記事の雑誌しかないように感じ、雑誌を買わなくなっていたcobraですが、ステキな雑誌を見つけ、購入してしまいました!
それがこちら

1月26日発刊のAutocar japan以来なので、10ヵ月ぶりの雑誌購入です。

なぜ購入したのか?それは、神こと福野礼一郎氏と、秀才の沢村慎太郎氏の連載があるからです!
さらに今月号は、

福野氏がF20試乗記を
 
沢村氏がF30とF46の試乗記を書いていたのです!

福野氏は118iがLCIで3気筒エンジンになり、ノーズが軽くて面白い車になったと絶賛していました。
BMWの現行モデル全てをあざ笑うかのような出来栄えで、これが298万円なら間違いなく名車なのだとか。
ちょっと気になってきますね!

さて、毒舌の福野氏に褒められたBMWですが、続いての沢村氏の記事では...
まあ面白いくらい酷評されています。

ではどんな内容だったのか。
まず冒頭は、大雑把にまとめると
「BMWはかつてRWDシャシーの手本として一頭地抜いた存在であった。はたして、FWDとしても、尊敬と賞賛の対象となる物なのだろうか?
そこでRWDではF30を、FWDではF46を引き連れFWDの利害損得としてどのように商品に反映されているかを検証する。」とこんな感じで始まります。

さて、比較が始まるとまずはEPSのフィーリングが酷評されます。
F46だけではありません。F30もです。
ちなみに、FWDの方がフロントに荷重がかかるのでステアリングフィールは出しやすいうえに、F46はF30と違いロアア―ムが分割式にはなっていない単純な構造なだけに、有利なはずなのに、F30よりも無口なのだそうです。
また、F46はダストが出にくいパッドを使っていることもあり、ブレーキのリアリティもイマイチと。
そして、衝撃的なのが最後の文章でしょう。
「F46は否なアンダーステアは電制で消せている。また、リアのふるまいは徹頭徹尾リアを食い続けるもので、往年のフランス車のようなニュートラル方向に訂正されることはない。
そして、フロントもリアも前後の荷重移動に対して軌跡を変える様子もない。
意図的にタイヤの仕事の変化がキャンセルされる設計になっているのだ。」
「ドライバーの操作に対するアキュレートな反応を楽しみたいなら、FRを買えという話なのかと思う。
確かにそれはそうだった。とくにE46型3シリーズまでは。
RWDに運転の喜びを見だすドライバーが多いのは操舵と駆動輪を分けているために前後ともにタイヤのグリップに余裕があり、ブレーキやアクセルで旋廻に自分なりの色をつけることができたからだ。だからこそBMWは50:50の重量配分にこだわってきたのではなかったのか?
しかし、F30は嫌味なまでに徹頭徹尾にリアが粘り、ステアリングの切り始めは敏感に反応するくせに、回り込む軌道ではあっさり顎をだす(=アンダーステア)のだ。現代のBMWはRWDでありながらわざわざFWDの方向に振っているのだ。」
「ドライバーの操作を電制が上書きしてしまうシャシーではもはやFFかFRかという問題ではないのかもしれない。未来は暗い。」
要するに、沢村氏は、BMWがFFを造ったことで酷評されているけど、そもそも、現行のFRのBMWとて、シャシーの出来がよくないと書いているのです。
提灯記事で有名なO崎56やこもだきOし辺りはF46がFRのBMWと変わらない操縦性を持っていると書いていましたが、つまりは今やFRのBMWとて大したことがないと裏を返せば言っていたのかもしれませんね。
それにしても、これを書ける沢村氏はガチな勇者だと思います。

福野氏の連載でF20を褒めておいたのは、この記事を見たBMWJAPANからの反感を軽減するためかも知れませんね。

いや、久しぶりに面白い雑誌でした。
Posted at 2015/11/19 11:30:02 | コメント(2) | トラックバック(0) | 自動車雑誌について | 日記
2015年07月25日 イイね!

モーターマガジン誌

先日、図書館でモーターマガジンのバックナンバーを読んでいました。
モーターマガジンのその時の特集は、BMWの今後をテーマにしたものでした。
その中で、BMWの直4ターボ車に一気乗りの企画があり、最後に元レーシングドライバーのS・Kさんと、女性レーサーのS・Kさんによる総括があったのですが、開いた口が塞がらなくなるようなものでした。

モーターマガジン誌 M・M
S・Kさん (男) S
S・Kさん (女) K
として、一部を抜粋します。

M・M 『最近、BMWが変わったと言われていますが、どう思われますか?』
S『BMWといえばストレート6というイメージだけど、直4を上手に使えるメーカーだよね』

ここまで納得です。
BMWの4気筒は、4気筒なりにメリットがありますからね。
E46のN42に関して言えば、名機M52と乗り比べても、軽やかな回り方の回転フィール(3500回転あたりから、レッドゾーンまで伸びていく感じ)が魅力でした。少なくともE46は、4気筒だからと言ってエンジンの設計に手を抜いてなかったと思いますし、4気筒でもBMWらしさはきちんとあったと思うので。

さて、問題の記事はここから。

K『先日シルキー6の車に乗りましたが、はっきり言って、トルクが細くて、こんなんだったっけって感じです。上まで回せばスムーズですが、今の4気筒ターボの方がパワーもあって、スムーズでずっといいエンジンです!』

えっ‼︎
何言っているのでしょうね、この評論家。
その乗った車がよほどメンテの悪い個体だったのかもしれませんが、あの無機質な音しか出さない現行のターボユニット

(昨年F20の116に乗った印象では、E46のN42と比べてディーゼルのような音がするように感じました。燃費向上の為にフィーリングを落としてしまった印象を受けました。)の方がシルキー6(みん友のfuchiさんに乗せていただきましたが、M52の回さない時はジェントルながら、回すと爽やかに回ってくれるフィーリングは個人的はこれぞBMWと思わされたものです)

よりもいいエンジンだというのです。
BMWという車の本質を理解してないのかもしれません。

BMWは速さが価値の全てではありません。
エンジンサウンド、しなやかに動きながら自然にロールするサスペンション、そしてステアリングフィーリングなど、その車全体を通して伝わるフィーリングを楽しむ車。
BMWよりも速い車なんて沢山あります。そんな中でBMWが選ばれていたのは、そのフィーリングをドライバーが求めたからなのです。

それなのに、パワーがあるから、新しいエンジンの方が素晴らしい、なんて言ってしまうのは本当にナンセンスだし、あのディーゼルのようなサウンドが、滑らかなサウンドだなんて...
これでプロを名乗っているのが信じられません。

Sさんは返す言葉がなかったのか、いきなり話をサスペンションに変えました。
『BMWの最近のサスペンションは、それこそシルキーだね。最近のBMWは変わったと言われるけど、昔はスポーティ一の一点張りだったのが、今は、快適性も身につけ自動車メーカーとして進歩したね』と。
しかしこの点でも少し気になります。
というのも、E36やE46のサスペンションはしなやかさと適度なスポーティさを両立していて、スポーツ一点張りではなかった事。また去年乗ったノンMスポのF20はランフラットのクレームを無くすために取り敢えずフニャンフニャンにしてみたとのかなという印象を受け、それは進歩というよりも、普通の車になってしまった印象の方が強かったから。

結果として、レーシングドライバーに語らせているこの記事、多分完全な提灯記事なのだろうなと思わされたのでした。

モーターマガジン誌だけではないですが、こういう提灯記事だらけのツマラナイ雑誌は生き残りAUTO CAR japan のような辛口で面白い雑誌はどんどん消えていく…
こんな状態だから、年々出版物がつまらなくなっていくのでしょうね…



AUTO CAR JAPAN 復活しないかな...
Posted at 2015/07/25 13:28:10 | コメント(3) | トラックバック(0) | 自動車雑誌について | 日記
2015年07月19日 イイね!

AUTO CAR japan

今年の3月号で、廃刊となってしまったAUTO CAR japan。



沢村慎太朗氏や森慶太氏による他の評論家では絶対に書けない様な事まで書いてしまうこの雑誌、個人的には、平行輸入業者や中古車屋の広告が減ってしまったためか、メーカーとのタイアップ記事が増え、
(例えば、3シリーズ40周年特集など
http://www.bmw.co.jp/jp/ja/general/news_events/campaign/2015_3series/40th/page1.html)
かつての様な厳正中立な記事を書けなくなってきていたように感じるCG誌


よりも読み応えがあって大好きな雑誌でした。
『かつてのBMWのNAのストレート6はトルクが細くてとても乗りずらかった、最新の直4ターボの方がパワーがあってずっといいエンジンだ』などとホラをふくモーターマガジン誌などとは比べる必要もありません。
あんな提灯記事だらけの雑誌がAUTO CAR japanと同じ価格で売られているだなんて信じられませんね。
多分、AUTO CAR japanは、提灯記事を載せずに、ライバルと同じ価格で売るというスタイルに限界が来て廃刊になってしまったのでしょう…
今でもAUTO CAR DIGITAL で記事を読めるのですが、イギリス版はまだしも、日本版の試乗記は、他社の雑誌との差が大きく減ってしまった様な気がします。
車メーカーの広告に頼ってサイトを運営しているので、仕方ない部分もありますが…

値段が多少高くなってもいいので、沢村慎太朗さんや森慶太さんが書くAUTO CAR japanがまた読みたいなと思う今日この頃なのです。
Posted at 2015/07/19 18:37:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車雑誌について | 日記

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