【自己責任】EVパワーステーション取付工事【その2】
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以内 |
1
次に室内側の工事です。
中継BOXの取付になります。
まずは中継BOXに付属している型紙で設置予定の壁の構造を調べます。
型紙には、取付ネジ穴やケーブル導入口の位置などが印刷されています。
型紙を設置したいところに画鋲などで貼付けてBOX中央上側の引っ掛け用の取付ネジ施工部分が、壁の中にある柱に刺さる様に場所を調整します。
壁の中の柱の調査方法ですが、こんな感じで調べます。
https://youtu.be/nXVWEHIvcwk
電気式で調べた後に針式で調べれば完璧です。
この写真にある引っ掛け用の白いネジが一時的でも10kgもある中継BOXの重量を支える事になるので、しっかり調べましょう。
調べ終わったら、型紙の縁を使って水平器で水平になる様、型紙の画鋲を刺し直します。
水平が決まったら、とりあえず引っ掛け用の木ネジだけを型紙の上から刺して15mm程度残してねじ込みます。
2
四隅のネジ穴を開ける前に、各ケーブルの導入口をあけます。
電動マルチソーで写真のように穴を開けました。(完成後の写真ですので、実際には型紙だけの状態で穴を開けています。)
これを我が家では、向かって左側上部に2箇所、右側上部に1箇所、中央左下側に1箇所開けました。(ケーブルの取り回しの仕方次第で穴を開ける場所は変わりますので注意)
3
次に四隅と中央下側の取付ネジの位置に下穴を開けますが先程、配線導入用に開けた穴の中を覗いたり、手を突っ込んだりして既設の電線などが無い事を確認します。
もし電線があれば傷つけ無い様に、手で配線を避けさせ、気をつけて作業します。
また、下地検出器で壁内部の様子を調べ、柱があれば木ネジで、柱が無ければボードアンカー(写真)でネジが留められる様にします。
型紙に穴をあけるつもりでやれば、ピッタリ規定の位置に決まります。
ネジ穴を開けたら型紙は不要となりますので、剥がします。
4
次に、ケーブル群を先程開けた穴に壁の内側から外側に向かって通します。
我が家の場合は…
・CVケーブル14sq 3芯(TB2端子台用)とIVケーブル2mm(アース用)2本を上部左側の穴から
・CVケーブル14sq 3芯(TB1端子台用)とCVケーブル8sq3芯(給電用)を上部左中央側の穴から
・FCPEV 0.9-15P 着色識別ケーブル(通信用)を上部右側の穴から
・CVケーブル5.5sq 2芯(充電用)を下部の穴から
通しました。
次に、中継BOXのフタを取り外した状態で、1で取付けた上部中央の木ネジに中継BOXを引っ掛けて、四隅をネジ留め。最後に中央下側のネジ穴に木ネジを刺して中継BOXを固定します。
次に、各ケーブルの被膜を剥いて絶縁スリーブと圧着端子を取付けて、施工マニュアル通りの場所に接続します。
FCPEV 0.9-15P 着色識別ケーブルは、その1の8と同じ要領で接続します。
これで、中継BOX部分の接続が完了です。
またこの時に中継BOXのブレーカー2つをOFFにしておいて下さい。(重要)
あと一息です。
5
次に分電盤側の工事です。
こちらは、お住まいの地域によってメインブレーカーが有ったり無かったりしますので注意。
我が家は東電の電化上手6KVA契約です。
東電ではメインブレーカーがあります。(黒いブレーカーです。)
これを落として作業します。
宅内停電となりますので注意。
まずメインブレーカーと漏電遮断器(白いブレーカー)を繋いでいる既設のケーブルを撤去します。
次に中継BOXのTB1端子台に繋がるCVケーブル14sq 3芯をメインブレーカー下側の端子に接続します。
次に漏電遮断器上部の端子台に中継BOXのTB2端子台に繋がるCVケーブル14sq 3芯を接続して完了です。
・接続した配線の色が揃っているか?
・しっかり接続してあるか?
を確認してから、メインブレーカーをONにして下さい。
停電が復旧します。(宅内停電時間は5〜10分くらいでしょう。)
お疲れ様でした…
後は施工マニュアルのチェック項目に従い、各種確認と設定を行えば完成完了です!
☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
なお余談ですがCVケーブル14sqともなると圧着端子を取付けるだけでも一苦労です。
握力ハンパ無く使います(笑
そこで、ホイールナットで使う深型の六角ソケットを圧着工具の柄に通して延長して少ない力でもしっかりカシメられる様にしました。鉄パイプでも可。(もっと高価な圧着工具なら必要無いと思います)
6
動作確認ができたらタイマー充電、タイマー給電の設定です。
とりあえず私は、こんな設定にしました(写真)
絶対、高い電気料は払わないマンです(笑)
私のリーフは30kWhですので最大6kW充電できるとすると約5時間で満充電が可能です。
家に到着して60%程度残っていれば余裕で指定の給電時間まで持つでしょうし、土日の休日に家から出なければ朝7時から始まる高い電気料から解放されますね。
また、満充電状態の時間が短い方がバッテリーに優しいので充電状況を見ながら朝7時前にちょうど満充電になる様に充電開始時間を調整して行こうと思います。
諸先輩で「俺はこんな設定にしてる」なんてアドバイスがありましたら、ご教授よろしくお願いします。
7
おまけ(笑
さて、長いPF管にケーブルを通線するのは、とても厄介です。
太いケーブルになればなるほど、パイプ内部の摩擦が邪魔して通りません。
そんな時は、こんな物があります。
https://youtu.be/INAj5NbbS6A
これを買うのも手ですが、電動ブロワーを持っているなら、これを100均にある物で似た様な物を作れば、格安で呼び線の通線ができると思います。
写真はこれとは関係ないですが、完成した宅内分電盤周りの状況です。
左上が既設分電盤(HEMS対応だからデカイ)
右上が20kW太陽光分電盤(20年間全量買取)
右下が今回取付けた中継BOXです。
8
もう一つ、おまけ
いま、我が家ではガレージができるまでの間、玄関ポーチにV2Hを設置していますが、どうしても充電ケーブルを跨がないといけない状況になっていますので、ケーブルで躓かない様、黄色のビニールテープを間隔を空けて巻いて注意喚起しています。
見た目にも高圧電流が流れている雰囲気が出ていますので、今のところ躓き事故は起こっていません(笑
以上、EVパワーステーション取付工事でした。
(`_´)ゞ
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
タグ
関連コンテンツ( EVパワーステーション の関連コンテンツ )
関連整備ピックアップ
関連リンク