グロムの吸気経路最適化(通称ハッピーセット)
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
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はい、需要がかなりあるようなので単独記事化しました。
グロムって費用対パワーアップの効果が出にくいんですが、その中でも今回のは特に簡単かつ効率が良くてリスクが低いチューン内容、所謂「鉄板」って代物なので紹介させていただきます。
必要な物
①サブコン(吸気量激増するので高回転の燃調がめちゃ薄くなります)
②純正スロットルボディ(以下スロボと略)加工
・スロボ吸気側テーパー加工(無加工だとUNIパイプとΦ24→Φ38の段差が出来るのでレスポンスに明確な悪影響あり)
・口径拡大(純正Φ24に対しMaxΦ27まで拡大OK)
Φ28以上にすると加工箇所に別経路(アイドリング用吸気経路)との貫通穴が開いてしまうため社外スロボ推奨。
③中回転型ハイカム
・純正カムでもレスポンスの明確な向上見込めますが、中高回転パワーはハイカム入れた方が劇的に伸びます
・高回転型ハイカムでも良いですが、元々パワーの山谷が大きいピーキーな特性なので純正の上位互換って感じではなくなります。マフラーによっては純正インジェクターの増量限界ラインを超える可能性という縛りもあるので扱い易さで中回転型オススメ。
④モンキー125用キタコUNIフィルターキット
⑤ブローバイ経路用Φ8〜9のストレートニップル
⑥ブローバイ経路用の耐熱耐油ホース
⑦タイラップ(吸気温度センサー固定用)
⑧(仕様によっては)増量インジェクター
ついでに2次エア予防に交換推奨の純正Oリング
16075-KYZ-711(スロボとインマニとの合わせ面、1個必要)
91304-KPH-700(インシュレーター用、2個必要)
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自分の場合は181cc用にΦ27スロボに口径拡大アダプターとΦ50の曲げシリコンホースでUNIキットの強化版みたいなのを自作しています。
が、結論としては125〜143ccくらいならここまでしなくてもUNIキットそのまま使用で十分な吸気量が得られていると思いました。
キメラのショートラムインテークキットもキタコのUNIと同様の効果があります。アルミ製なのでお値段は倍以上ですけどね😳
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ブローバイホースは長くなっても良いから可能な限り緩やかなカーブを描くように繋ぐのが大事(流量&流速確保目的)です。折れ厳禁。エンジンコワレルヨ。
UNIの穴(本来は吸気温度センサーの差し込み口)にストレートニップルを差し込んでホースと接続しましょう。
吸気温度センサー?近くのフレームのどっかにタイラップで縛っとれ(雨が当たらない場所を推奨)なんつって。
エアクリボックスにビス留めしてあるんで外し忘れないようご注意を。ボックス外す時にコネクタ抜いたまま組み忘れてたらメーターのエラーチェックランプ点灯しますよ。
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UNIキットのフィルターは保護重視なのか吸気量自体は控えめです。が、それでも純正エアクリボックスのマニホールド(内径Φ24)→Φ35なので圧倒的に吸気量が増えますんで純正125で吸気不足感じる事はほぼないかと。
また、前方吸気化の明確なリスクとして水飛沫や雨を直接吸いやすいというのがありますが、JC75純正Fフェンダー装着、Fフェンダーエクステンダーで下からの水跳ねを解消する、エアクリをカバー付きの全天候型に変更する等の対策はできます。
ま、剥き出しのまま想定外の警報出るようなゲリラ豪雨の中何回も走った事ありますけどちょい吹けが悪くなったかな?(パワフィルが湿った影響ぽい)という程度の変化だけで割と普通に走りました🙄🙄🙄
最後に紹介するHIrosさん謹製のUNIキット用雨ガード兼シュラウドステー装着すればその辺の心配は解決します。
※装着写真
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次にスロボの口径について。
口径が大きくなる程セッティングが難しくなります。
が、Φ34スロボならともかく純正インジェクターのままならΦ24→Φ27だと出足位しか使わないような低回転が少々落ちる?代わりに明確に上が伸びるのとレスポンスが激変するのでメリットの方が大きいかと。
純正125の場合は
・テーパー加工のみ→レスポンス向上メイン、高回転ちょい向上
・Φ26+テーパー→レスポンスと中高回転向上(ちょい低回転犠牲)
・Φ27+テーパー→Φ26+α
って感じですね。高回転カムならΦ27の方が美味しいし中回転カムならΦ26でほとんどネガを感じず明確なパワーアップを感じる方向に活かすのが間違いないかと。
わからん!とか悩むなーって感じなら定番化されてるΦ26いれときゃ間違いないですね。
インマニのスロボ合わせ面の口径は元々Φ25.5なのでスロボ側をΦ26にしておけば段差はほとんど無くなりますので。
オマケにこの仕様ならimap内蔵のマップでいえば
中回転カム用:2番(125用)か5番(133もしくは125ハイコンプ用)
高回転カム用:3番(125用)か6番(133もしくは125ハイコンプ用)
で走り比べて具合良い方選ぶだけでセッティング完了、誰でも分かるレベルの効果が体感できます。
画像は純正のゴムインテークパイプをぶった斬って当ててみたところ。これだけ口径の差が出来るならそりゃあ激変するわなという。
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で、自分はTwitterメインで活動しておりますので紹介タイム。
フォロワーのひろあん(@Hiroan66woowa)さんが個人で純正スロットルボディ拡大加工(Φ26、Φ27)とテーパー加工を請け負って下さっています。
現在使っているΦ27スロボはひろあんさんに加工していただきました。
見たら分かるええ奴やん!ということで製品画像を。めちゃくちゃ仕上がり綺麗ですね。
また、前々からノザワホンダさんがされていた純正スロボのΦ26拡大加工にテーパー加工依頼も可能だったと思います。
以前使っていたΦ26スロボはこちらで拡大加工お願いしていました。
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そして、同じくフォロワーのHiros(@Hirosgromstk)さんがUNIキット用雨ガード&吸気温度センサーステー&シュラウドステーを個人で製作、量産してくださっています。
本来エアクリボックスで固定されていたシュラウドの爪がフリーにならないのでニーグリップでカウルが動く心配なく、雨の影響少ない場所は肉抜きで吸気量の低下を最低限に抑えつつも、悪天候を気にしないで前方吸気仕様を組みたい欲張りな方に大変オススメな逸品です。
パワフィルの位置的に水を受ける主原因がフロントタイヤからの水跳ねなので下側のガードが良い仕事してくれているそうで。
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