目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
もう30年前のスクーターですが少しのコツさえわかれば近所の用足しや近場の通勤などには十分活躍できます。
ただ、現代のインジェクションのバイクに比べるといろいろコツのようなものが必要なので、自分なりに書いておきます。
2
まず通常使用。
始動編。
オートチョークは備わってはいますがあまり出来が良くない上にすぐ故障するので始動性があまりよくないです。
コツとしては・・・
まずキックする前に左右に数回傾ける。
エンジンが冷えている時の始動はアクセルは開けない。
エンジンがかかってもすぐ止まる時は左に傾けると回転数が上がりエンストしにくくなります(油面の関係上、ガスが濃くなる?)
オートチョークが効きだすと回転が上昇するので車体は水平にして回転が落ち着くのを待ってから走行します。
3
エンジンが温まっている時。
個体差があるので一概には言えないのですが、再始動がしにくくなる場合があります。その際は、軽くアクセルを開けてキックするとかかりやすくなります。
エンジンが始動したら数回軽くアクセルを開けて回転数を落ち着かせるといいようです。
4
キャブレターの調整。
ZOOKのキャブレターは調整箇所が少ないせいか、エンジン始動しやすいように燃料を濃くすると走行時には少し濃いめ、逆に走行時に合わせると始動時に燃料薄めになりがちに感じました。燃料が濃い目だとかぶりやすくなったりもたついたりマフラーが詰まりやすくなるので気持ち薄め、エンジン始動がギリギリできるくらいに調整してあげると調子が良いようでした。
5
消耗部品の交換。
タイヤ。フロントは通常通りに交換できます。リアは一見マフラーを外さないといけないように見えますが外さずにリアホイールは外せます。同様にブレーキシューの交換も難易度は高くありません。
プラグ。隙間から手を入れればカウルは外さずに交換可能です。
エアクリーナー。こちらもドライバー一本で可能です。向きだけ間違えないように。
灯火類。こちらもドライバー、10mmのソケットなど通常の工具で交換可能です。年式的にプラスチックのカバーが脆くなりがちなので作業は丁寧に。
6
その他の注意点。
2stなのでエンジンオイルは補充しなければなりません。一応警告灯は付いていますが断線やセンサー不良も十分あり得るので時々タンクのふたを開けて残量確認した方がいいです。
ガソリンタンクは2Lしか入らないのでガス欠に注意。燃料メーターはあまりあてになりません。遠出する時には気を付けて。
変速機は基本的にないものと思って走ってください。スクーターのプーリー式変速機のようで実はベルトで直結なのでエンジン回転数に比例して速度が上がるだけです。なのであまり速度を出し過ぎると回転数がかなり上がってしまいます。車体の設計は恐らく時速30~40キロを想定していると思います。一応それ以上も出るには出ますが安定性も良くはないですし何よりエンジンの回転が上がり過ぎて可哀そうになってきます。流れの速い国道やバイパスなどは避ける選択肢を。
思いついたのはこれくらいです。
相当ハードに使わなければ少しのコツと愛情で十分通常使用できます。
なにより軽くコンパクトなので狭いガレージや庭の片隅に収まります。
まだまだ活躍できるスクーターですので一台いかがですか?
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