【菅沼峠】 山形県道4号米沢飯豊線 (1/2)

県道4号は飯豊山地の北麓を、米沢市西南部から川西町南部を通り飯豊町に至る県道です。R121（大峠道路）を米沢から喜多方方面へ向かう途中、田沢の道の駅よりもやや手前に、県道4号（米沢飯豊線）の基点となる丁字路があります。ここを右折し県道が始まります。

なぜこんな辺鄙なルートが1ケタ県道に割り当てられているのかが不思議でたまりませんが、おそらく歴史的経緯のあるものと思います。
詳細は不明ですが、このルートは城下町米沢の真西方向に位置しており、米沢から越後に抜ける主街道（十三峠）に対する間道に相当するものと思われます。

R121から県道に入って間もなく、緩やかな名もなき峠を越え、米沢市から川西町玉庭地区に入ります。

玉庭地区の中心部の十字路で、川西町中心部から延びる県道8号線とぶつかり、ここから西（画面で見ると左折）は4号と8号の共用区間となります。

右折すると米沢市に戻る御伊勢峠（これも十三峠の間道？）がありますが、ここは左折します。

先ほどの十字路を左折すると、間もなく道は1.5車線となり山を登り始めます。

米沢から越後へは、飯豊、小国と、山深い地区を往くことから、あちこちに名前の付いた峠が存在しますが、現在も車で通ることのできる峠は限られています。この道は米沢から飯豊に向かう最南端のルートで、この先に菅沼峠があります。

GW前の穏やかな休日、まだまだ雪が残っています。さすがに1桁県道だけあって、こんな道でも除雪を徹底し、冬期クローズしないらしいですから、すごいですね。なかなか走る気にはならないけど（笑

この先、右に曲がると菅沼峠の切通し。
手前に駐車スペースがあり、川西側の展望が開けています。

峠から川西側を望む図

山、山、山…　吾妻連峰方向ですね




（次に続く）