
ども、前世は日本兵だった者です。
さて皆さん、皆さんは「迷彩」っつーとアレですか?戦車とか軍服とかのあの斑(まだら)模様を連想するクチですか?
まあ、それも正解ではあるんですが、カモフラージュ塗装にも色々在って、WW2までのレーダーがあまり発達していなかった目視索敵の時代には、例えば航空機の迷彩ってーと、↓写真のような感じでした。
零戦「52型?」(日本)☆
判りますかね?
機体を下から見上げると、空の色と交わるように水色や白やライトグレーの塗装、上から見下ろすと海面や木々の色と交わるように濃緑色の塗装・・・日本やアジアの風土に合わせて、日本軍機の場合はこのパターンが多いですな。(・◇・)
メッサーシュミット「BF109E」アフリカ戦線(ドイツ)☆
当然、砂漠の上が戦場の場合、塗装は↑こう成るワケです。
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でも例外も在りましてぇ・・・
P-51「ムスタング」(アメリカ)☆
どーですか?このド派手な白と黒のライン・・・
スーパーマリン「スピットファイア」(イギリス)☆
で、コレ、異なる二国の戦闘機が、何故同じような「白黒の太い帯」のド派手な塗装を入れているかと云うと・・・
双方、「ノルマンディー上陸作戦」に参加した、「連合国側」の機体だからなんです。(・◇・)
当時、その空域の「制空権」は既に連合国側がほぼ掌握していたので、敵から身を隠す事よりも、同士討ちを防ぐ事の方が重要だったのね。
※連合国12ヶ国が参加した文字通り「史上最大の作戦」。
※生き残る為にアタマに叩き込んだ敵機(ドイツ機)の機影なら兎も角、味方国の戦闘機の機影なんて逆に判んないですからね。
※識別ラインの色が白黒なのは、多分、物資の不足した戦時下であっても手に入り易い色目だし、何より「憶え易い・判り易い色」だから・・・って感じ?
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で、ストライプ状の塗装と云うと・・・
更にド派手な赤白の↑こう云うのもありましてぇ・・・
フォッケウルフ「Fw190 D9 JV44」(ドイツ)
これはWW2の戦争終結間近、ドイツの国土防空の支援戦闘機で、周囲が敵だらけの迎撃戦の最中、味方の対空砲火の誤射を受けないようにワザと派手な塗装にしてあるワケです。
ノルマンディーの其れとは随分意味合いの違う塗装ですな。(・◇・)
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先日入った新しいバイト君が、手加減無しにこういう話が出来る子で・・・そういう意味では今ちょっと楽しいかも?
D-Day(ノルマンディー上陸作戦)75周年記念、ストライプ塗装のF-15E☆
Posted at 2019/08/07 02:01:05 | |
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