10月20日と21日の走行ルートです。
2日間の走行距離は557kmでした。
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【 10月20日(木) 】(3日目)
島根県松江市の宿を午前7時半出発。
この日の最初の目的地は岡山県高梁市にある「備中松山城」です。
県道25号線から15号線へ。
なかなかの山の中の峠道でした。
「道の駅 にちなん日野川の郷」でトイレ休憩。
とてもいい天気です。
国道183号線から県道8号線に乗り換えて、岡山県へ。
気持ち良く走っていると、山の中腹にある駅に列車が止まっているのに気づきました。
GR86を道端にとめて写真を撮りました。
後で調べてみると、JR伯備線の「足立駅(あしだちえき)」でした。
この辺りは単線なので、北上してくる列車とすれ違うためにこの駅で待っていたみたいです。
国道180号線をどんどん進んで、備中松山城の下にある「城まちステーション」到着は午前11時半。
備中松山城は現存12天守(江戸時代またはそれ以前に建設され、現代まで保存されている天守)の一つで、標高430mの山の頂上にあります。
GR86を駐車場にとめて、ここからは有料バスに乗ります。
バスの到着地点。
この駐車場が狭いので、いわゆる観光シーズンはバスでしか登れないらしいです。
ここからは徒歩です。
きれいに整備されてはいますが、結構な坂道・階段を息を切らしながら20分ほど歩きます。
立派な石垣が見えてきました。
国指定重要文化財の「三の平櫓東土塀」です。
歴史を感じます。
やっと天守に到着。
備中松山城自体は鎌倉時代からの歴史がありますが、この天守は1683年に修築されたものらしいです。
二層二階の建物なので大きくはありませんが、どこか堂々としていて美しいです。
入口を入ったところ。
一階。
むき出しの柱や梁がすばらしいです。
二階からの景色。
山の上のお城なので登るのが大変でしたが、本当に来たかいがありました。
午後1時半に出発して、国道180号線・486号線を南へ。
次に目指すのは岡山県倉敷市の「鷲羽山展望台」で、間近で瀬戸大橋を見ることができます。
途中でお昼ご飯の醤油ラーメン。
見た目はおいしそうですが、味は全く私の口に合わず残念。
午後3時過ぎに鷲羽山展望台に到着です。
この展望台はとても広くて、いろいろな角度から瀬戸大橋を見て楽しむことができます。
そして、こんなところからも。
展望台を出て、さらに橋に近づいてGR86との写真も撮りました。
この後は国道2号線で西へ進み、広島県福山市の宿に着いたのは午後7時でした。
この日の宿には大浴場はなかったので、夕食を食べて早めの就寝としました。
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【 10月21日(金) 】(4日目)
広島県福山市の宿の朝ごはん。
いわゆるバイキング形式のときは、たんぱく質を多く摂るように心がけています。
最初の目的地である「福山城」は宿の近くなので開館時刻の午前9時に合わせて宿を出ます。
1622年築城ですが、現在の天守閣は1966の再建です。
2021年春に86でここへ来たのですが、築城400年記念のための改装工事中でその姿を見ることはできませんでした。
とてもきれいで立派なお城です。
正面から。
何となく姫路城の姿を連想しました。
城の内部も新しくリニューアルされ、展示内容も面白かったです。
最上階から南側を見ると「JR福山駅」があります。
非常に近いですが、この駅は城の敷地内にあるらしいです。
天守の北側には防御のための鉄板が張られています。
この天守の「鉄板張り」の復元は築城400年記念の改修の目玉のようです。
今回、新しくなった福山城をしっかり見られて良かったです。
次は国道2号線に乗って、いよいよ「瀬戸内しまなみ海道」に向かいます。
本州と四国を結ぶ「本州四国連絡橋」には3つのルートがあります。
「神戸・鳴門ルート」(赤色)、「児島・坂出ルート」(青色)は以前86で渡ったことがありますが、サイクリングロードで有名な「瀬戸内しまなみ海道」と呼ばれる「尾道・今治ルート」(緑色)は今回が初めてです。
このルートは島伝いに繋がっているのでたくさんの橋があります。
まずは「因島(いんのしま)大橋」です。
ちょっとお腹がすいて「大浜SA」でお昼ご飯の「尾道ラーメン」。
昨日のラーメンは残念だったですが、今日はおいしかったです。
次の橋は「生口(いぐち)橋」。
続いて「多々羅大橋」。
とても長い「来島(くるしま)海峡大橋」です。
橋の形がそれぞれ個性的で見ていて楽しいです。
「来島海峡SA」によって写真を撮ります。
しまなみ海道ロゴオブジェ「しまなみピン」を入れて。
天気も景色も良く、ドライブを楽しむことができました。
四国本土に入ってすぐの今治北ICで降りて国道310号線を少し南に下ったところに「今治(いまばり)城」があります。
今回の旅もお城ばかり行ってます。
到着は午後2時。
お堀のすぐ横の駐車場にGR86をとめました。
立派な「鉄御門(くろがねごもん)」から城内に入って行きます。
なんだかスマートでカッコイイ天守と伊予今治藩主だった藤堂高虎の像です。
築城は1600年代初頭で、現在の天守は1980年再建の模擬天守です。
城の中は武具や書画などが展示されています。
最上階からは、先ほど渡ってきた「来島海峡大橋」が見えました。
上の写真の右下に見える白い壁の建物は「武具櫓(ぶぐやぐら)」で再現復元されたもの。
内部はこのようにとてもきれいでした。
展示物が何もない理由を施設の方に聞いてみると、『忠実に再現された建物のつくりを見てほしいから』とのことでした。納得です。
天守のすぐ横にあった立派な「吹揚(ふきあげ)神社」。
旅の安全と家族の健康を祈りました。
今治城を午後3時過ぎに出発し、山の中を走る国道317号線で松山市を目指します。
この国道317号線はとても走りやすく、また適度なコーナーもあって本当に楽しいワインディングロードでした。
松山市で国道56号線に乗り換え、大洲市(おおずし)の宿についたのは午後6時半でした。
宿の近くのスーパーで買った夕食。
左奥はなぜか急に食べたくなったタコ焼きです。
原 宗一郎