11月3日と4日の走行ルートです。
2日間の走行距離は345kmでした。
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【 11月3日(木) 】(17日目)
長崎県西海市(さいかいし)の宿で午前5時に起床。
いつものようにこの日走るルートと宿泊地を決めてからちょっと散歩に出ました。
GR86にうっすらと霜が降りていました。
旅に出てから季節も移り、朝晩は寒くなってきています。
朝陽に照らされた「新西海橋」がとても綺麗でした。
橋の下は歩道になっています。
歩道から見えた「西海橋」。
宿に戻るとロビーの窓が風景画のようで素敵でした。
前日のチェックイン時には、この光景に気づきませんでした。
潮湯の朝風呂に入ってから部屋で朝ごはんです。
この日の最初の目的地、「海上自衛隊 佐世保史料館 (セイルタワー)」の開館時刻に合わせて少し遅めの出発としました。
西海橋を渡って国道202号線を北へ進み、国道35号線へ。
開館時刻の9時半ちょっと前に到着。
駐車場にとまっていた山形ナンバーの車のポジションランプがつきっぱなしだったので、施設の方にお知らせしたところすぐに館内アナウンスが聞こえてきました。
見学は、まず7階建てのビルの最上階にエレベーターで上がり、そこから展示物を見ながら下りてくる形です。
7階からの眺め。
写真中央に小さく護衛艦の姿が見えました。
館内は撮影禁止となっているものが多くてほとんど写真は撮っていませんが、旧日本海軍の歴史や海上自衛隊の艦船などが、たくさんの映像や模型などで説明されていて面白かったです。
1メートルほどの大きさの旧日本海軍の「戦艦 武蔵(むさし)」の模型がありました。
40年前、私が高校生の時にこれと同じスケールのプラモデルを作った記憶があります。とても懐かしく思い出しました。
1階まで下りてきて、全てを見終わったのはちょうど正午でした。2時間半楽しむことができました。
次に向かったのは「日本本土最西端の地 神崎鼻(こうざきばな)公園」です。
国道35号線から204号線に乗り換えてしばらく走っていて「丸亀製麺」を発見。
「かけうどん並の温玉のせ+野菜かき揚げ+ゲソ天」です。ごちそうさまでした。
国道204号線から県道18号線へ移ってどんどん西へ進み、「神崎鼻公園」には午後1時半に到着です。
この「神崎鼻」で、私の「日本本土四極」巡りはコンプリートです(^^)/
・最東端 納沙布岬(北海道根室市)
・最北端 宗谷岬(北海道稚内市)
・最南端 佐多岬(鹿児島県南大隅町)
・最西端 神崎鼻(長崎県佐世保市)
公園内に大きな日本地図があり、それぞれの場所が示されていました。
2017年、北海道の納沙布岬・宗谷岬と鹿児島県の佐多岬に86で行った時のことをなつかしく思い出しました。
高台の展望台から海に下りていくとモニュメントがあります。
さらに下りていくと透明な海がありました。
広々としてとてもいい風景でした。
県道18号線に戻り、平戸を目指して北へ進みます。
「平戸大橋」で平戸島に渡ってすぐのところにある駐車場からの風景。
GR86も一緒に。
平戸には「平戸ザビエル記念教会」などの有名な見どころもありますが5年前にも来ているので、今回はもう少し足を延ばして「生月島(いきつきじま)」に渡ってみることにします。
県道19号線・42号線を西に進んで行くと「生月大橋」が見えてきました。
橋を渡ってすぐのところにある「道の駅 生月大橋」から撮った写真です。
トラス橋独特の形がおもしろいです。
ここでもGR86を入れて。
周辺を歩いて見ると海水浴場らしき場所がありました。
ただ、砂浜ではなくたくさんの丸い石の浜でした。
誰かが積んだ石がありました。
絶妙なバランスで感心しました。
午後3時半に出発し、県道42号線から19号線を南下、国道383号線で西へ進む少し大回りなルートで平戸方面へ。
平戸大橋を渡って国道204号線をただただ西に進み、佐賀県伊万里市で国道202号線へ。
「道の駅 伊万里」到着は午後5時半でした。
この日はこの道の駅で車中泊としました。
夕食は近くのファミマで買ったお弁当とビールでしたが、写真を撮り忘れていました。
運転席で食べて、後ろの寝袋に潜り込んでYouTubeでクリスマスソングを聞きながら眠りにつきました。
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【 11月4日(金) 】(17日目)
佐賀県伊万里市の「道の駅 伊万里」の朝です。
国道に面している道の駅ですが交通量は少なく、ぐっすり眠ることができました。
ただ、ちょっと寒かったので次回の車中泊は持ってきた2つの寝袋を重ねて使おうと思いました。
片づけをして、午前7時半出発。
国道202号線から国道204号線に移って東松浦半島の西海岸を北に進み、「名護屋城(なごやじょう)跡」へ。
午前9時前に到着。
「名護屋城」は、豊臣秀吉の朝鮮出兵のために1592年に築かれた城です。
立派な石垣が残っています。
城内は予想以上に広くてびっくりしました。
お城は高台にあり、海が見えます。
天守が建っていた天守台です。
天守は五層七階建て、高さ25~30mの大変立派な造りだったと言われています。見たかったです。
名護屋城の近くのコンビニで朝ごはんです。
セブンイレブンのサンドイッチとコーヒーは私にとって定番のおいしさです。
次は唐津市(からつし)の「呼子(よぶこ)大橋」を見に行きます。
橋を渡る前に撮った写真。
すっきりとしたきれいな橋です。
加部島(かべしま)に渡り、「風の見える丘公園」からの風景です。
橋が自然の中に溶け込んでいていい眺めでした。
国道204号線に戻りさらに国道382号線に乗り換えて西へ進むと国の天然記念物に指定されている「七ツ釜」があります。
到着は午前10時半。
駐車場から遊歩道を歩くこと15分、展望台から南側に見えた「黒瀬鼻」です。
玄界灘(げんかいなだ)の荒波に浸食されてできた大きな洞窟が見えます。
北側には「象の鼻」があります。
「象の鼻」の先端に行ってみました。
海の色は濃い青色で荒々しいです。
ここからは先程とは別の洞窟が見えました。
さらに北側には「平瀬」があります。
「七ツ釜」という名前は昔から知っていましたが今回初めて実物を見ることができ、とても面白かったです。来てよかったです。
午前11時半に出発。
国道382号線に戻って唐津湾の海岸線を南に走り、そのまま進むと「虹の松原」があります。
松林のトンネルの中を走っているようです。
海沿いの国道202号線で福岡県に入って、午後1時過ぎに糸島市でお昼ご飯です。
豚骨ラーメン。いい意味で豚骨臭くて大変おいしかったです。
次の目的地である「福岡市博物館」到着は午後2時でした。
私は大学時代をここ福岡市で過ごしましたが、福岡市のことをあまりよく知らないなと思い、学びなおすことにしました。
定番の「金印」。
「漢委奴国王(かんのわのなのこくおう)」と彫られています。
本物を初めて見ました。
2時間かけて、福岡市の歴史や文化などを興味深く勉強することができました。
ここから今日の宿がある福岡県宮若市に向かうのですが、学生時代に住んでいた「福岡市東区箱崎」に寄って、今の街の様子を見ていくことにしました。
当時住んでいたと思われるエリアのコインパーキングにGR86をとめて歩いて散策します。
たまたまパーキングのすぐ近くに、九州大学 箱崎キャンパスの正門がありました。
その隣に見覚えのある赤い建物が見えました。
九州大学は私の母校で、これらの建物はとても懐かしいです。
大学自体はすでに福岡市西区に移転してしおり、箱崎キャンパスは公園になるようで現在工事中です。
30年以上たっているので街の様子はすっかり変わっていましたが、この九大の正門を起点にして当時住んでいたアパートの方向が分かりました。
なんとなく見覚えのある街並みを発見。
そこからぐるぐると歩き回り、記憶の中とは少し違う場所で住んでいたアパートを発見しました。
32年前と外観はほとんど変わっておらず、驚きと感動でした( `―´)ノ
続いてよく通った定食屋さんも発見。
雰囲気的に今は営業していないようです。
さらに足を延ばして、「筥崎宮(はこざきぐう)」の参道横にあった居酒屋へ。
外観がきれいで記憶と違いますが、場所と店名は当時のままです。
この時は午後5時でこの状態だったので、もしかしたらこちらも営業はしていないのかもしれません。残念。
久しぶりに参拝した「筥崎宮」で、残りの旅の安全と家族の健康をお祈りしました。
ここから県道21号線をひたすら北東に進み、午後6時半ごろに宮若市の宿に到着しました。
大浴場でゆっくりお風呂に入り、部屋で夕食をいただきました。
懐かしい街を歩き回ってとても楽しい日だったので、いつもにも増してビールがおいしかったです。
原 宗一郎