〖5日目:6月13日(火)〗
この日の走行ルートです。
富良野市から雨竜郡沼田町までの走行距離は155 kmでした。
あいにくの天気でしたが、いろいろと回って盛沢山の一日になりました(*^^)v
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午前6時起床、7時過ぎにペンションの部屋で朝食です。
朝食に限らず、昼食でもおにぎりの組み合わせは「辛子明太子&梅」が基本です。
この日の最初の目的地は宿からほど近い「ふらのワイン工場 富良野市ぶどう果樹研究所」。
営業開始時間に合わせて午前9時に宿を出ました。
15分で到着です。
建物に入ると順路が書いてあるので、それに沿って勝手に内部を見学するようになっています。
地下1階に下りるとたくさんの部屋が並んでいます。
「サンプル室」には創業以来のワインがすべて保管されているそうです。
すごい量です。
ワインボトルもたくさん置かれた「タンク醸成室」の中には作業をされている方もいました。
樽が並んだ「たる醸成室」です。見応えがあります。
樽と言うとなんとなくウイスキーを連想しますが、当然ワインにも使われますね。
見学を終えて建物の2階に行くと「試飲コーナー」があります。
ワイン大好きですが、車なので飲めません(T_T)
売店にはたくさんのおいしそうなワインが並んでいてテンションがあがります。
ちょっと迷って、いつもなら買えない値段の赤ワインをお土産に1本買いました。
午前10時前に出発し、次の目的地「十勝岳 望岳台(ぼうがくだい)」へ。
国道237号線へ出て北上し、上富良野町で道道291号線へ。
道道291号線は途中から走るのが楽しい山道になりますが、この日は霧で視界が悪かったです。
道道996号線に乗り換えてすぐ、キタキツネとご対面です。
道路の端に座ってじっとこっちを見ていますが、逃げようとはしません。
観光客から餌をもらい慣れているのかもしれません。
道道996号線は適度なコーナーと勾配があり、この時は霧も晴れてドライブを楽しむことができました。
午前10時半、「十勝岳 望岳台」に到着です。気温は16℃。
十勝岳は標高 2,077m、望岳台の標高は930mですがあいにくこの辺りは雲の中だったようです。
駐車場からほんの少しだけ歩いて登ったところです。
雲が切れないかしばらく待っていましたが、山々が一番よく見えた時でこのような状態でした。
11時ちょうどに出発し、道道996号線を先に進み旭川市方面へ。
走っていると「白金(しろがね)青い池」の標識がありました。
ここは以前家族で来たことがあるため、寄っていくかどうか一瞬迷いましたがとりあえず見ていくことにします。
超人気の観光スポットとあって大きな駐車場が整備されています。
人の流れについていくと、ありました。
曇天なのであまり期待はしていませんでしたが、思ったよりきれいな“青”でした。
ただ、家族旅行の時に晴天の下で見た“青”には及びませんでした。ちょっと残念。
次の目的地、旭川市の「ラーメンの蜂屋 旭川本店」に着いたのはお昼ご飯にちょうどいい12時半。
「しょうゆラーメン」、油の濃さ(特製ラード)は「普通」です。
6年前、86(ZN6)で北海道に来た時に初めて食べて、今回が人生で3度目です。
スープのにおいと味に独特のくせがありますが、まさしく「くせになる味」というやつだと思います。おいしくいただきました。
続いて蜂屋さんのすぐ近くにある「旭川市科学館サイパル」へ行ってみます。
ここには私の大好きなプラネタリウムがあります。
入館してすぐにプラネタリウムが始まりました。
今日の旭川の夕方から夜明けまでの星空とそこに見える星座がテーマでした。
約40分間、久しぶりのプラネタリウムを充分に楽しみました。
この後、常設展示ものぞいてみましたが、基本的には子供さん向けの体験型展示でオジサンが一人で見て回るにはちょっと…、という感じでした。
出口近くに「天文台無料公開中」との表示があり、行ってみました。
天文台に行くと係りの人が、ドームの直径が8メートルもある大天文台を案内してくれました。
ドームのスリットを開けたりドーム自体を回転させたりして、どのように反射望遠鏡で観測をするのかなど、丁寧に解説していただきとても興味深い時間でした。
午後3時前に出発。
国道233号線を西に30分ほど走って、旭川八景の一つ「神居古潭(かむいこたん)」に到着です。
旭川市公式Websiteによると「神居古潭はアイヌ語で『神の里』を意味し、石狩川の急流沿いに奇岩怪石が約10km続く景勝地」とのことです。
木製の「神居大橋」はその上を歩くと少し揺れる感じがします。
ここは石狩川の川幅が狭くなっているところで、ごつごつした岩肌が見えます。
ちょっと不思議な雰囲気の場所です。
橋を渡ると、「旧 神居古潭駅舎」と書かれた建物があります。
なんだか懐かしいい雰囲気の建物ですが、1966年に廃駅になった旧国鉄の函館本線の駅らしいです。
駅のホームも残っていました。
もともとの線路は、現在サイクリングロードとして使われているようです。
サイクリングロードの横には蒸気機関車が3両連なって展示されていました。
間近で見ると迫力があります。
正直、どんなところかあまりよく分からず来てしまいましたが、とても面白かったです。来てよかったです。
午後4時前に出発し、深川市で見つけたマックスバリュで夕飯とビールを買って、雨竜郡沼田町の宿に着いたのは5時過ぎでした。
部屋は、なぜか小上がりのついた広い洋室でした。
すぐに温泉へ。

(写真は宿の公式Websiteよりお借りしました)
広々としたお風呂で、いかにも温泉という感じの硫黄のにおいが漂い、とてもいいお湯でした。
居酒屋メニューのような夕飯となりました。
ビールと一緒に食べる「豚レバーの唐揚げ」がめちゃくちゃおいしかったです。
原 宗一郎