日本航空(JAL)123便墜落事故

５２０人が亡くなった１９８５年の日航ジャンボ機事故から３０年。

【事故の概要】
日付
1985年（昭和60年）8月12日月曜日

概要
修理ミスによる後部圧力隔壁の破損、および垂直尾翼と油圧操縦システムの喪失（航空事故調査委員会による推定原因）

現場
日本の旗 日本・群馬県多野郡上野村高天原山の山中

乗客数 509
乗員数 15
負傷者数
（死者除く） 4
死者数 520
生存者数 4

機種
ボーイング747SR-100

運用者 Flag of Japan.svg日本航空 (JAL)
機体記号 JA8119
出発地 東京国際空港
目的地 大阪国際空港



【日本航空123便墜落事故】
1985年（昭和60年）8月12日月曜日の18時56分に、東京（羽田）発大阪（伊丹）行同社定期123便ボーイン747SR-100（ジャンボジェット、機体記号JA8119、製造番号20783）が、群馬県多野郡上野村の高天原山の尾根（通称「御巣鷹の尾根」）に墜落した航空事故。



乗員乗客524名のうち死亡者数は520名、生存者（負傷者）は4名であった。
死者数は日本国内で発生した航空機事故では2015年8月の時点で最多であり、単独機の航空事故でも世界最多。

夕方のラッシュ時とお盆の帰省ラッシュが重なったことなどにより、著名人を含む多くの犠牲者を出し、社会全体に大きな衝撃を与えた。
特にこの事故を指して『日航機墜落事故』『日航ジャンボ機墜落事故』と呼ばれることもある。



【航空事故現場】
1985年8月12日に発生し、御巣鷹山の名を全国的に有名にした日本航空123便墜落事故の際には、多くの報道で「御巣鷹山に墜落」と伝えられていたが、実際に墜落した場所は「高天原山（たかまがはらやま）に属する尾根」であり、御巣鷹山に墜落したというのは誤り。
しかし、後に黒沢丈夫上野村村長によって墜落地点は「御巣鷹の尾根」と命名されている。



【御巣鷹山(おすたかやま)】
群馬県多野郡上野村にある標高1,639mの山。

【高天原山(たかまがはらやま)】
群馬県と長野県の県境にある標高1,978.6mの山。
別名、蟻ヶ峰・ショナミの頭。

【御巣鷹の尾根(おすたかのおね)】
日本航空123便墜落事故の現場一帯として高天原山の尾根を指す場合の通称。
厳密には御巣鷹山の尾根では無い。
群馬県多野郡上野村楢原に所在し、財団法人慰霊の園によって御巣鷹山慰霊碑（昇魂之碑）が建立維持されている。

【慰霊の園】
群馬県多野郡上野村大字楢原2218-23[に所在する、日本航空123便墜落事故の犠牲者を追悼する墓所。





【アクセス（登山）】
関越自動車道花園インターチェンジから国道140号、国道299号で後述登山口まで約2時間30分。
関越自動車道本庄児玉インターチェンジから国道462号、国道299号で後述登山口まで約2時間10分。
上信越自動車道下仁田インターチェンジから後述登山口まで約1時間。
スゲノ沢・登山口から御巣鷹の尾根（昇魂之碑）までは、約800m、35分