某100円均一に行くと(画像でバレバレですが)、単「6」電池を発見。
昔あったモータートミカといった小型の玩具や電子機器で単「5」電池は使ったことがありますが、これは初めて見ました。当然使ったこともありません。

単4電池をさらに補足したような外観。一体何に使われているのでしょうか?
さて、デイズルークスが活躍していますがちょっとした問題があり。
ノートはほぼ私しか運転しないのでルームミラーの調整はやりません。デイズルークスは平日は奥さんが通勤で、週末の外出はおおむね私が運転します。
当然体形が違うので、ルームミラーの調整をするんですが、いちいち調整するのは案外面倒くさいですね。
加えて純正のこのミラーですが、自動防眩機能だったり液晶内蔵なものの案外表示領域は狭い。
可視領域を広げるためによくあるのは上から鏡を被せるタイプですが、そうするとせっかくの多彩さは役に立たない。
調べてみると解決法は意外と近くにありました。ノートと同じインテリジェントルームミラーにしてしまえばいい!映像で後方が映っていれば鏡の調整は必要ありません。私が大好き純正流用です。
車種メーカーは様々ですが、デイズ用ミラーをバックカメラ用として、また私がやりたいのと同様に、アラウンドビューを生かして後方カメラの増設をやってる人はたくさんいるみたい。情報は豊富です。
早速部品を調達。E12ノート用ルームミラー。E13用流用はまだ情報が少ないですね。
左下のはAmazonで買った「Fakra規格」の配線。聞きなれない規格ですが、後方カメラとミラー本体を繋ぎます。

いろいろな車種で流用している例はありますが、B21Aへの流用例が見つからない…。どうにかなるでしょう(伏線)
とりあえず動作確認。+12VとGNDだけ繋いで後方カメラを繋いでみます。
後方カメラを接続しないと一切作動しません。青い袋の上に置いたカメラが熊のおもちゃをしっかり捉えています。
Fakraケーブルはメス-メスケーブルですが、後方カメラ側はソケットを分解しないとつながりません。ソケットのプラスチックピンを除去するとばらせます。

ミラー本体側はそのまま繋げられます。
E13用との比較。E13用のほうが小さいです。ファンクションボタンの数も違います。
後方カメラについてはZE1リーフ用を入手。これが出回ってなくて一番高かったパーツです。ステーは流用できないので、プライヤーで捻じ曲げてカメラ本体だけ使用。
B21A純正ミラーの配線とE12用ミラーにつながる配線が違うので、変換ケーブルが必要です。かたや12ピン、かたや16ピン。
ヤフオクで変換ケーブルが売っていたのですが、アサインさえわかれば自分で作れそうと思ってパス。のちにこれが正解だと発覚する。
WEBで調べた情報によれば
旧ミラーコネクタ
1-カメラシールド(-)
2-カメラ+
3-GND
5-映像切替信号(バック連動)
6-ACC
11-カメラスイッチ
E12コネクタ
1-ACC
4-イルミ
5-GND
7-映像切替信号
8-カメラスイッチ信号
9-GND
14-カメラ+
15-カメラシールド(-)
それぞれに対応する配線を繋ぐだけ。E12側の「5-」「9-」は途中で1本にすればOK。「4-」のイルミは適当にどっかから引っ張ってくればOK。なくても動作します。
お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、旧ミラーもE12ミラーも特別な信号は使っておらず、メーカーに関わらず取り付けさえできればどんな車にも適用できます。強いて言えばカメラスイッチ信号を無視するだけ。
E12ミラーには配線が付いてきたので、旧ミラー側のメスコネクタだけ用意。
変換コネクタの写真を撮り忘れてしまったのですが、上のアサイン通りに繋いだだけです。
ところが事前に確認してみると、車体側から来ているコネクタに知らない配線がいる?
向かって左下、本来ならパープル(11番)の配線だけあるはずが、ライトグリーン(12番)と茶色(10番)がいる。

とりあえず無視して作った変換ケーブルとE12ミラーを車両に繋いでみると…どこかからリレーっぽい音が「カチカチカチ」…そしてメーターに普段点灯しない警告灯が。
慌てて取り外し事なきを得ましたが、なんか違うらしい。
点いた警告灯のひとつはアイスト警告灯。これはたぶん通常入力がない電圧がかかったから。もうひとつはオートハイビーム。配線をたどってみると、自動ブレーキのレーダーの隣に配置されているセンサーがなぜかルームミラーの中の基盤を経由している。事前情報にない2本がハイビームセンサーの配線ということ、ほかの日産車はカメラ方式でセンサーが独立してないから10番12番は存在しないわけです。
もしヤフオクで売ってる変換ケーブルを使っていたら適合していなかったということで、自作して正解。
ハイビームセンサーをバイパスするのは不可能と判断し、ドナーを調達。もう引き下がれない投資をしてしまっているので(;´∀`)

ちなみにこのミラーの中身はGENETEX社というアメリカの会社製らしい。
「なぜバックモニターの画面が運転席から遠い左側なのか」という問いに対しては、「現地は左ハンドルだから」というのが一つの答えでしょうか。
きれいに分解できれば予備にしようかと思いましたが、パワーでこじったのでやっぱり割れました。必要な基盤は手に入ったのでヨシ。
テスターを当てて自力でアサインを解読。上段は共通で、本来11番のカメラスイッチが10番に(ちなみにマイナスコントロール)、11番と12番にハイビームセンサーの配線が来ます。変換コネクタから配線を分岐して、ACC、GND、ハイビームセンサー2本をドナー基盤に直結して解決。おのずと正しい配線になったので、警告灯は点灯しません。

デイズルークスへの流用情報が見つからなかったのはこのややこしい配線が原因か?
ハイビームセンサー問題が解決したので、実際に取り付けです。
後方カメラを仮接続してテスト。ちゃんとメーターの一部が映っていますね。
旧ミラーの基盤はぶった切れないので天井裏に。ソケットは取り外してビニテで絶縁して収めました。
後方カメラはちょいと不格好…。ワイパーの可動範囲のいいところにドラレコのリアカメラを設置しているので、とりあえず両面テープで連結しましたがこれは後から改良予定。

デイズルークスだと背が高いので、結構俯瞰するような角度に設置となりました。
平行に取り付けると画面の上半分がお空になります。
ドラレコリアカメラは魚眼レンズなので、あまり気にしてなかったんですけどね。
一通り作業が完了したのでミラーを入れ替え。おーそれっぽい。後方カメラの角度も後で要調整。
オートハイビームもちゃんと動作しました。

写真に撮ると写り込みが激しいですが、肉眼ではそれほど気になりません。
鏡面自体が大きくなったので、後方カメラOFFにすれば可視領域がワイドになりました。
デイズルークスは天井が高いので、「く」の字ステーを上下逆向きにして下向きにオフセットできるよう調整。
画面が大きくなった分、カメラ映像も大きく表示できるようになりました。またカメラ映像を右側に映せると運転席から見えやすくていいですね。
最後に以前ドラレコ用に増設したオプションコネクタからイルミ線を引き込んで、E12ミラー側にだけ存在する4番の配線に接続。これで夜間は画面が暗くなります。カーナビと同じです。

これはやらなくても動作はしますが、夜間はミラーが煌々と光ってまぶしいです。
使い勝手の問題でプチストレスが解消されたのはもちろん、鏡自体のワイド化、そして現行型でもメーカーオプションな装備を取り付けた付加価値で満足度高しです。
リアカメラむき出しが不格好なので、早いとこケアしないと(;´∀`)
<余談>
本文中に「アラウンドビューモニターがミラーに映る」と書いたわけですが、そもそもナビの画面に映るのでは?と思った方がいるかもしれない。本来はそうなのですが、なぜか映りません。
納車後すぐは良かったのですが、しばらくしたらバック連動で画面が切り替わるものの真っ黒で何も映らない。
その後画面の切替さえ作動しなくなってしまいました。
右下のOPTボタンを押すとアラウンドビュー画面が出るので、電気的にはつながっているようです。

ディーラーに症状を伝えるも原因不明。修理となれば1~2週間預かりになるとか。
それ以外の機能に不調はないので、面倒くさいので断りました。ミラーで見えるからいいかぁ(笑)