こんばんは。先日梅雨入りした東北在住のそれぃゆです。
と言ってもそれほど雨は降ってませんね。宮城県では例年の3割ほどしか降っていないとか。
昨日は30度近くまで気温が上がるピーカンな陽気。今週は雨模様が続くようですが、この先どうなることやら…
水不足にだけはならないといいですね。(洗車しにくくなるし←)
さて今回は以前から取り組んでいてようやく解決した問題の話題です。
シロノテはMT車です。納車から間もなく1年半になろうとしていますが、いまだにたまーにエンストします。
だいぶやらかす頻度は減りましたけどね。
普段運転中はWalkmanとカーナビはBluetooth接続で音楽を聴いています。
以前の
パーツレビューにも記述した通りAVIC-MRZ99はBluetooth接続しても自動再生機能はありません。
エンジンかけて出発直前ならよいものの、エンストするというのはつまり信号が変わったとか坂道発進に失敗したというタイミングなので、いちいち接続されるまでその場に留まっているわけにはいきません。
走行中の操作は危ないですしね。
というわけで、エンジンを再始動してもカーナビが消えないように電源を保持できればいいんじゃね?と作業開始。
<第1段階>
エーモンの残光ユニットを使う。
商品として販売されていますが、回路は非常に簡単。
電源が通じているときはコンデンサに電気を蓄えて、電源が切れたときにコンデンサから電力供給をするだけ。
コンデンサはとても小さな蓄電池的なものです。
カーナビのACC線とアース線に噛ませて使用しましたが…効果なし!
コンデンサの容量が小さすぎて電源を保持できなかったようです。
<第2段階>
コンデンサの容量を増やします。
ネットで調べてみると残光ユニットに配置されたコンデンサは「35V2200μF(ファラド)」。
んー、電源は12Vなんだからそんなに耐圧高くなくてもいいのになーと思いつつ電子部品販売のマルツへ。
耐圧が高いコンデンサは種類も少なく高い…。といっても数百円ですけど。
とりあえず容量を倍にしてみようと「「35V2200μF」のコンデンサを購入し家に帰って工作。
開けてびっくり、元々配置されているコンデンサは「25V2200μF」じゃないですか。
コンデンサに関しては耐圧の違うものを混ぜても小さいほうの耐圧を超えなければ問題ないのでそのまま配線。
コンデンサは並列つなぎです。左がもともとついてたやつ、右が増設したものです。配置している場所はずらしています。
ビニテぐるぐる巻きで絶縁して再びカーナビに配線。結果…微妙。
エンストして間髪入れずに再始動すれば電源を保持できましたが、一呼吸置くとカーナビが消えてしまいました。
もう少し容量が欲しいところです。
<第3段階>
再びマルツへ。コンデンサの耐圧は25Vでよいことがわかったのでさらに容量の大きいものを選択。
「25V3300μF ×2」で合計6600μFです。第1段階と比べると容量は3倍ですね。
配線するとこんな感じ。容量に比例してサイズも大きくなるので基盤からははみ出ましたが、これもビニテぐるぐる巻きで対応。
外したコンデンサはちょこんと座っているみたい(笑)
結果…成功!間髪入れずに再始動…なんて焦らなくても電源を保持できるようになりました。
以下動作の様子。
セルの音と回転計の動きでエンジンの始動を確認できます。
始動直後はコンデンサに蓄電出来ていないためカーナビは消えます。
↓
再始動1回目。カーナビの画面が消えず電源を保持できています。
↓
再始動2回目。カーナビの画面消えず。まだ大丈夫そう。
↓
再始動3回目。さすがに消えました。
↓
ACCオフ。コンデンサが完全に放電するまでおよそ10秒くらい電源が保持されます。
通常このように何度も何度もエンジンの停止と再始動を繰り返すことはないので、これで当初のエンスト対策の目的を達成できました。
ここでうれしい副産物。実際に信号待ちで試してみたんですが、「セルフ」アイドリングストップが可能になりました。
コンデンサが十分充電されていれば1分~1分半のエンジン停止は問題なく電源保持できました。(ACCでエンジン停止→IGNで待機)
再生している音楽は一瞬途切れますがカーナビは消えません。
仕事でアイドリングストップ車(バス)を運転しますが、意外と1分以上の停車って少ないです。
土地勘のない地域では難しいかもしれませんが、普段の通勤や近場の買い物なら実践できそう。
MT車なので停車中のニュートラルはデフォルト。私に関していえば停車中にサイドブレーキを引くクセを付けているのでとりあえずエンジン停止は問題なし。
今時のアイドリングストップ車と違ってイグニションスイッチを任意で操作してエンジンを止める「セルフ方式」なので、明らかに長い信号待ちや踏切待ちのときだけアイドリングストップできます。
ノートの場合ヘッドライトスイッチがAUTOになっていればドアを開けない限りACCにしてもヘッドライトは消えません。
問題点は今後出てくるかもしれませんがそれはまたその時に考えます(;´∀`)
※今回の工作は配線を間違えるとコンデンサが発熱・爆発の危険があります。事故責任の下十分ご注意を。
<余談>
最近の車ってポジションがかっこいいやつがいる。
E12ノートとかシルフィーとかセレナとかクラウンとか86とか。
それをデイライト化するキットが売ってますが、そんなのに何千円も払わなくても配線加工でできちゃうなぁと考えてみました。
汚い図ですがこんな感じ。試してないけどテールランプとかフォグの動作に影響はないはず。
室内に配線したスイッチで通常時は任意でON/OFF。ディマースイッチON(ポジション)で強制点灯。
ま、E11ノートに乗ってる限り関係のない話ですけどね(笑)