前回のブログで「もう雪を見ることもないといいな」と言った矢先です。
翌日このありさま…。前回とは違う写真ですよ!
真っ白にはなりましたが翌日のお昼にはすっかりなくなりました。
雪質も冬の乾いたさらさらとした雪から、水っぽい湿った雪へと変わりつつあり春が近づいているのを感じます。
さて今回はパドルシフト取り付けのブログです。
最近E12の方でパドルシフトを取り付けているのを見かけて、これは面白いなと。
以前から構想はありましたので、これを機にやってみようと思いました。
私のノートはMT車、パドルシフトで変速…出来たら面白いですね(;´∀`)
時間とお金をかければできないことはないですが、今回は運転を少し楽にする改良です。
というわけで今回の生贄はコチラ。ウイングロード1.8Lやラフェスタに使われている純正パドル付きステアリングです。
E12の方は他車流用されていましたが、私は同一形状の純正ステアリングを使いました。
取り寄せたステアリングと付いているステアリングの状態を比較し、もともと付いているステアリングのほうが革の状態が良かったためサクッとバラして入れ替え。

パドルなしステアリングにもパドルを取り付ける穴は空けてあります。
次、配線。パドルがステアリング裏側から生えているので、スパイラルケーブルを介して配線しなければなりません。
生贄からロックを外してパドルの配線を引っこ抜いて…
使う方のコネクタにインサート。7ピンに全部配線が埋まりました。

上から順に
空き(セレナやエクストレイルではステアリングスイッチのイルミとして使用)
ステアリングスイッチ1
ホーン
パドル+
ステアリングスイッチ2
ステアリングスイッチ
パドル+
パドル-
スパイラルケーブルにも配線。これでようやく通電します。
スパイラルケーブルのコネクタには一般的に「矢崎 F040メス端子」が用いられますが、Amazonだと1個で24円+送料とかで高かったので、おなじみマルツパーツで使えそうな端子を物色。
ありました。10個で80円。爪の形状が異なりますがちゃんと使えます。(2度と抜けないかもしれませんが)
パドル左にはハザード、パドル右にはエアホーンを割り当てます。
ハザードはハザードスイッチ裏側から。コネクタに4本線があり、左側2本を短絡するとハザードが点滅。右側2本はイルミの配線なので短絡するとヒューズが飛ぶ、しかもかなり面倒な場所にあるやつなので注意。
ここにエレクトロタップで分岐してリレーを配置。
エアホーンはヒューズボックスのフタに縛り付けていた中途半端なスイッチを繋ぎ変えただけです。
簡単な配線図がコチラ。ステアリング内の配線とスパイラルケーブルの配線さえしてしまえばあとは一般的な電装品と同じで、パドルは単なるスイッチです。

本来はパドル左右にそれぞれ+で1本が共通GNDですが、今回はスイッチとして使うため逆になっています。
こんな風に動作します。
ハザード、エアホーン共にパドルを「引いている間ON」です。
しかし私はこれでは飽き足らずさらなる加工を。
なぜパドル左にハザードを配置したか。おそらく大型車を運転される方はお分かりだと思います。
レバーハザードをイメージしたものだからです。
一般的な乗用車でフロントウォッシャーを使う動作でハザードを炊くことができます。
「引いてON、もう一度引いてOFF」です。
「引いてON、もう一度引いてOFF」、同一のスイッチでこの動作をするためには回路の作成が必要です。
大学で習った気がします、「フリップフロップ回路」です。
調べてみると過去にはエーモン製品があったようですが、現在は廃盤。
ならばどうするか、何のことはない作ればいい(・∀・)
みんカラでもここを参考にして作られている方がいたのでこれを使いました。
https://okwave.jp/qa/q6410081.html
またもやマルツパーツで部品を購入。ブレッドボード上で動作確認後、基盤に実装。
ステアリングコラム内に配線してあげるとこうなります。
パドル左ハザードは「引いてON、引いてOFF」、エアホーンは「引いている間ON」です。
これで思った通りの動作となり、ステアリングから手を放すことなくできる動作が増えました。
ステアリング裏側からパドルが生えているので、ハンドルの回転と一緒に付いてきます。
車庫入れのときにたまに触っちゃうけど、見た目がカッコいい気がするのでヨシとします(笑)
<余談>
ハザードスイッチの件で言った面倒くさいヒューズ。
(あの時左側だけ短絡して動作するのが分かったのに、なぜか右側も短絡してイルミのヒューズを飛ばすやらかし案件)
ここでもなく
ここでもない
バッテリーの脇にある平べったいやつがもう一つのヒューズボックスです。
開けてみると様々なヒューズがびっしり…
左右のフォグはそれぞれ別のヒューズだとかいろいろ発見がありますが、開けるのが非常に面倒くさいのでもう開けたくないです(;´∀`)