おうち時間の過ごし方。クロスワードパズルを購入。
問9。答えは「R(アール)かな?」と思いきや、正解は「O(オー)」でした。
さて先日我が家のセレナが代替わりしたことをブログにしましたが、機会を得たので運転してみることに。

白&オレンジ&ラベンダーの並びが白&ベージュ&ブルーと落ち着きました(?)
すっかり顔ぶれが変わりましたね。
ハンドルを持って走り出します。ハンドルは軽いですね。
C25のころから感じていましたが、走る車でもないしこれはこれで。
エンジン自体は直噴化されたもののMR20はC25と同じ。
走行中に聞こえるエンジン音はあまり違いませんね。
後部座席に乗っているより運転席のほうがノイズは少ないです。
車の外だとよく聞こえるモーター音も車内だとほとんど聞こえません。
走りの感じは燃費も含めてC25からの進化を感じます。
アクセルのレスポンスはC25>C27>C26といった感じ。
この辺は燃費に関係するところですから制御の違いなんでしょうけど、エンジン自体も137psから150psにパワーアップしているし、S-HYBRIDのモーターアシストのおかげでちゃんと踏んだ分走る印象です。
ちなみにこの比較のC26の所感はレンタカーの4WDのやつなので、S-HYBRIDはまた違った印象だと思います。
スペーシアもまたS-HYBRIDと同じようなマイルドハイブリッドに分類されるので比較しやすいのですが、セレナはスペーシアのようにバッテリーモニタはありません。

↑スペーシアのメーター
セレナのインフォメーションディスプレイはECOペダルや1分刻みの5分間燃費、回転計といろいろ表示できる。
アイドリングストップ中や惰性/減速中は「S-HYBRID」がメーターに点灯し、アイドリングストップ中であることや回生中を教えてくれます。

ECOペダルは速度に応じてECOゾーンが微妙に変わる。
高速市街地山間部と違った場面を運転しましたが、燃費計によると13.6km/Lでした。
カタログ燃費が15km/Lですからなかなかだと思います。
バッテリーの容量なのかエアコンの制御の違いなのかセレナのほうが積極的にアイドリングストップしますね。
ただし回生ブレーキの強さはスペーシアのほうが強い、というかあからさまに回生していることを体感できる。
個人的にはその方が好みです。MT車に乗っているとどうしてもエンブレがよく利くのに慣れているので…
セレナの目玉機能の一つ、プロパイロット。
ハンドルから手を離すと「手を離すな!」と車に怒られますが、添えているだけでとりあえず怒られません。
が、気持ち悪いです。
というのも、車線を認識して車が勝手にカーブに沿ってハンドルを切りますが、タイミングが人間の感覚とはちょっと違う。
直線でも右側に寄れば左に、左側に寄れば右に勝手にハンドルを切る。
フラフラしているというほどではないのですが、左右に揺さぶられているような感覚。
クルマの意思に任せず、ちゃんと人間が意志を持ってハンドルを持たなければならないのは一般の乗用車と同じです。
あちこちのレビューで見かける「これは自動運転ではない」という理由がようやくわかった気がします。これはあくまで「支援」です。

あと下り坂では先行車がいないとどんどんスピードが上がる。
回生はしているようですが、そこはもうちょっと頑張って踏ん張ってほしい。
最後、ブレーキホールド。
有効にしていると信号等で止まった時にブレーキ力を維持してくれる。
電動パーキングだからこそ成せる技ですね。
今MT車に乗っていて、信号待ちはNでサイドブレーキ使用が癖となっている身としてはありがたい。(もちろん後続車への配慮はします)
恐る恐るペダルから足を放しても車は動きません。怖いので普段は完全には放しませんが、踏む力を緩めてもエンジンは再始動しません。←これ重要
アイドリングストップ自体も完全停止後に作動するのでそれも+ポイントですが、動かない程度にブレーキ緩めても再始動するのは無駄です。

ちなみにスペーシアは完全停止前にエンジン停止しますが、ブレーキを緩めてもエンジンが再始動する前にISGによるEV走行に切り替わるので、それはそれでGOOD。停止すればそのままアイドリングストップに移行します。
一昔前の軽が赤信号手前で停止直前に再始動しているのを見ると…(;´∀`)
メーカーの開発者は「カックンブレーキ」が不快と知らないのかと感じてました。
燃費優先が真実でしょうが。
そんなブレーキホールドにも欠点あり。
ブレーキペダルから足を放してアクセルペダルを踏むとエンジン再始動します。
S-HYBRIDなので始動自体のタイムラグは気になりませんが、ブレーキホールドを使わない時と同じように「これくらいの初期加速が欲しい」とアクセルを踏むと、ブレーキを引きずるような感じで発進しない。
もう少し余分に踏んでやると発進するし飛び出すような挙動は示しませんが、「ふんわりアクセル」の感覚で踏むと車としては踏み代が足りない認識のようです。
大型車では10年以上前から「HSA」なり「EZGO」なり名称はメーカーによりますが、ブレーキホールドが実用化されています。
そういった車を運転して仕事をしている時期もありましたが、ブレーキホールドの解除はクラッチペダルがトリガーとなっていました。
要はクラッチがつながる瞬間にブレーキ保持が解除されるようになっており、解除タイミングは調整できるようになっていました。
こうしたある意味余計な知識があるおかげで便利な機能にケチがついてしまいました。
てかクリープが使えませんね。その辺はブレーキホールドを使う使わないが選択できる意味なのでしょう。
出庫毎にスイッチを有効にしなきゃないのは後付け製品で解決できるので、そんなことはどうでもいいんですが…。
と、ここまで個人的な今更運転してみた感想を述べたわけですが、当然どんな機能にも長所短所があり分かっておくべき前提がありますね。
半日運転してみたくらいではわからない、感じ取れないことも多いはずです。
特にプロパイロットにおいてはまだまだ発展途上であることが身をもって体感できました。
あとやっぱりアラウンドビューモニター使うよかミラー見たほうが早く車庫入れできる。(安全確認にはもちろん使えます。)
未だにMT車をメインカーとしている私からすればセレナはものすごく進化した車です。いい車だと思います。
プロパイロットのところで書きましたが、電動化や自動化が今後加速し、あらゆる場面でドライバーをサポートする機能が増えていく中で「意志を持って運転する」ということを忘れてしまうドライバーが増えてしまわないことを願うばかりです。
<余談>
カーナビのオープニング画面を変更できるということを知り早速試してみる。
純正ナビ風にエンブレムを表示。悪くはないし何かと遊べる機能です。

画面が汚いなぁ(笑)