
以外にも、エアコンについて反響が合ったので、新しく追記
2023年には冷媒ガスがHFO1234yfに変わる事が予想されてます。実際DAIHATSU タントやトヨタのクラウン、レクサスは既に新型冷媒に移しています。
このHFO1234yfが癖物です。134aより気化時の潜熱量が少なく、(134aの約90%)134aエアコンシステムにHFO1234yfを入れると、必然的に冷えない事に成ります。それと、長期使用により冷媒が分解され、ホース等ゴム製品が酸により劣化する事が判ってます。
以下横浜ゴムのHPから抜粋
HFO-1234yfは長期使用により徐々に分解が進み、酸を発生させる性質があるため、最内面に樹脂層を持つホースでは樹脂が腐食してしまうという問題があった。この対策として、樹脂材を改良する方法※と樹脂と冷媒との接触を防ぐ方法があるが、北米カーメーカーの要望に応えるため、樹脂層の内面にゴム層を有するホース構造を採用。樹脂との接着性を改善した内面ゴムを開発することで、冷媒と樹脂との直接の接触を防ぎ、樹脂の腐食・冷媒の漏えいを防ぐカーエアコン用ホースを開発した。
との事なので今後134aの入手が大変になった場合は、エアコンシステムに使われてるゴムホースを交換するか、冷媒HFO-1234yfを定期的に入れ替えしなくてはならない事になります。
更に厳密にはエアコンオイルも違うので、混和性の有るオイルを添加しなくてはならないかも知れませんが、現在デンゲン社から共用オイルが、発売されていますので、それほど気にしなくても良いのかもと、私は判断しています。
私は、これらの情報から、R-12冷媒のエアコンから今回自然冷媒である、炭化水素系の冷媒ガスで冷えるエアコンを実験しました。
R-600a等の液化石油ガスは、エアコンオイルとの混和性が良く、スニソオイルにも、PAG、PAOとも良く混和するので、混和不良からコンプレッサーの潤滑不良を起こしにくく、分子サイズが134aより大きいので、漏れにくい特徴が有ります。
ただ一つ問題点が有るとすれば、可燃ガスであり、事故等で一気に漏れ出た場合は引火する可能性が高い面です。
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Posted at
2021/06/04 16:16:43