私‥‥
忙しい皆様と違い暇なので…(笑)
またしても実験を‥‥
私のスカイラインですが、これから後30年ほど乗らなければなりません。
廃車にする日まで好調を維持するための実験です!
以前、RECSの溶剤が吸入させる場所により各シリンダーに均等に溶剤を行き渡らせる事は、なかなか難しいと言うような?実験をしましたが…
今回はピットワークブランドから発売されているエンジンリフレッシュを使い実験してみます。
( 今後のポート洗浄データ収集の為です )
ピットワークブランドのエンジンリフレッシュですが、ワコーズRECSとの違いは、溶剤が噴霧したときの液体の粒の大きさです。エンジンリフレッシュの粒はホントに細かくミスト(霧)状で、フワフワと空気中を漂う。そんな感じです。

先ずはプラグを取り外して洗浄前のシリンダー内を確認しておきます。

プラグは私の予想通り!! 真っ黒です。プラグが黒いと言う事は、自ずとシリンダー内も‥‥
私の車‥使用形態の殆どは通勤で片道5分位なので仕方がないです。
ファイバースコープを使いシリンダーを覗いて見ると!
おっ!ピストンの一部分ですが、カーボンの付着も無く綺麗な部分が有ります。
忘れていました!…この間、新発売になったFプレミアムを入れていたのですがご覧の通り綺麗になっています。( 直噴なのでピストンの一部に凹みが有り‥‥そこに燃料をめがけて噴射します。)

( Fプレミアムは皆様にもお奨めします。ワコーズのF1やピットワークのF-ZEROよりも洗浄力は上です)
値段はたったの2300円です!!( 安いっ!! )
( 今の車は本当にたまには入れた方が良いと思います。)
念のため洗浄する前に見える範囲だけでも汚れの具合を確認しておきます。

スロットルボディーの中を覗くと…
皆様にはスロットルの奥が影になり、ただ黒く見えると思いますが‥‥黒く見えるものはカーボンです。
スロットル部分からファイバースコープを入れて更に奥のコレクタータンク内を覗いて見ると
定期的に掃除していますが、汚れが薄くですが一面に見えます。
( 自分でもビックリしますが直噴エンジンは汚れるのが早いですね!ついこの間掃除したばかりですが…笑 )
では!洗浄してみたいと思います。作業はメーカーの推奨通りにスロットルの前から入れて約2000回転を保持しながら入れてみます。
洗浄後のスロットルバルブです!!

おおお~~!! 綺麗になっています!
では!ピストンは!!
ん!?!?‥‥少しだけカーボンが取れている所も有りますが、洗浄前後での違いは正直良くわかりません。
スロットルバルブ奥のコレクタータンクをファイバースコープで覗いて見ても‥‥

ん~~!? 違いがイマイチわかりません!( この写真では皆様には解らないかと思いますが、何処を見ても汚れは薄く残っていて洗浄前後での違いはわかりませんでした。このポートなどの部分は走行し燃焼室での爆発による影響も無いのでこれ以上汚れが落ちる事は無いと思います。やはりポートなどの汚れは程度にもよりますが大量の溶剤で流し落とさないと無理だと思います。)
因みにピストンの汚れはメーカーからの説明ではエンジンリフレッシュ施工後100キロ位?走行すると徐々に取れると説明を受けています。
施工したのは去年の年末ですが、この二日後に親戚で不幸が有り‥‥高速道路を600キロ。一般道を300キロ走りましたので、走行後のピストンの汚れを確認して見ます!
では!!!!

ん!‥‥? 今まで綺麗だった部分に汚れが付着?コレクタータンク側から流れ落ちてきた汚れが付着したのでしょうか!?‥‥
私の目から見ると全く汚れが落ちてません!
今回の実験を通して…
メーカーの推奨するやり方では70点と言った所でしょうか?
私の基準が高すぎるのかも解りませんが…私の望むような結果( ピストンはアルミの地肌がもっと見える位綺麗になって欲しかった )は得られませんでした。ただし!エンジンリフレッシュを施工した車の数台は、エンジンの中が綺麗になり( 仕事中だと時間の制約等が有りファイバースコープで汚れ落ちを目で確認してませんが )エンジンの調整が必要になる車も有りますので、効果が無い訳ではないと思っています。
で!!!!
ここで終わってしまう!「なんちゃって工場長」では有りません!!
100点を狙って見ます!( 多分無理ですが…)
私の考えです‥‥
エンジンリフレッシュの利点としてスロットルバルブの掃除が出来ると言う事がRECSとの大きな違いですが、スロットルバルブは元々直ぐに手の届く所に有りますので、溶剤に頼らず手で掃除した方が間違いないと考えます。( 溶剤の性能が低いと言っている訳では有りません。)
そして施工時のエンジン回転数の高さ。
約2000回転での施工では、せっかく吸入した溶剤がポートなどの壁面に付着する前にエンジンの外へ排出されてしまう。
そう考えています‥‥。
では!先程はスロットルバルブの前から

こんな感じでメーカーの推奨するやり方で吸入させましたので
今度は!( 前回施工より10日以上たってます )

指を指している辺りから噴霧するように

こんな感じで、しかもエンジンの回転数をアイドリング状態で施工してみます。
すると!(驚)マフラーから!
前回の施工ではエンジンの回転数か高いこともあったのかも知れませんが…

黒い汚れが出て来ました!
そのまま暫くすると…
今回はかなり期待出来そうな気がします。
ピストンを覗いて見ると、凹みがある部分以外の所も以外と取れています。100点とは言えませんが、90点位の点数は取れたと思います。( 短期間で2回施工しているのも有るとは思いますが…前回の施工より900キロ走りましたので、ほぼ関係ないと私は思います。)
スロットルバルブ奥のコレクタータンクを覗くと!
カメラには綺麗な壁面部分が見えましたので外して見ました。
メーカーの推奨するやり方で施工した際にはカメラで覗いて見てもアルミの地肌が見える部分は有りませんでした。今回のアイドリングでスロットルバルブより後ろからの施工では、やはり溶剤がエンジンの中に停滞する時間が長く密度も濃くなるために、より汚れを流す事が出来るようになったのだと思います。そして上と下の写真を見てみると、空気の流れは反時計回りなのかも知れませんね。今後は、この反時計回りも計算に入れて施工してみたいと思います。
指を指している辺り!( カバーを裏返していますので助手席側です。)

溶剤が行って無い? ミストの質量?のせい?
ミスト(霧)であれば各部に満遍なく溶剤が届くと思っていましたが…
行かないと言うか、届きづらい所も有るんですね?
RECSもそうでしたが…助手席側には届きづらいですね!?今後の課題です。(笑)
仕上げはやはりこれです!! プラグを取り外して燃焼室に直接エンジンコンディショナー!! 私はもう100キロ位?走行すれば汚れが落ちる‥‥と言うメーカーの言う事は信じてません!!( 汚れの程度にもよると思いますが…)
何故?私がこんなにもカーボン落としに必死になるかと言いますと…
直噴エンジンのカーボン!
私のエンジンはついこの間!綺麗にしたばかりなのに既にこの有り様です。1度カーボンがガッチリと堆積してしまうとRECS等の溶剤で落とすのは非常に困難です。
直噴エンジンのカーボンの堆積するスピードは皆様の想像を絶するスピードで進みます!( 私はちょっとポートが黒く汚れただけで大騒ぎしてしまうタイプの人間です 。簡単に言うと掃除バカです )
直噴エンジンをお乗りの皆様にも定期的な清掃(RECS等)をお奨めします。そして直噴では無くても‥‥ポート噴射式エンジンのEGR付きエンジンも定期的なフューエルワンの投入など‥‥
そしてオイルを交換し
真冬ですのでエンジン始動性能が悪い組合せでいきます!( 1年中ですが…笑 )
ついでに‥最近、朝のエンジンの始動時‥‥セルモーターの回りが悪いのでバッテリーを点検してみます。( セルモーターはオーバーホール済み )
正常‥‥
( お前バカか!? オイルが常識外に固いんだよ!! と言うツッコミ!大歓迎です!! ただし!私が狙っているのは数十年後、数十万キロ走行後の超絶好調!常識の中での整備では常識内での好調しか得られない!!と思っています!常識を越えた絶好調!私の最終目標です!! )
ちょっと脇道にそれますが‥
この間ミントモ様の、だや○う様が会社に来店し‥‥会社の女子フロント事務員に、「お宅の工場長のブログの大ファンなんですが、工場長の拘り凄いですね!」と言ってしまったらしく‥‥(笑)
私、女子事務員に「ブログでもそんなバカな事やってんの?」
と笑われ‥‥(笑)
あっ!どうでもいいですね!!(笑)
下の写真を御覧下さい。以前、タイミングチェーンを交換した際の写真ですがエンジンオイルを約2500キロ毎に交換してもこんなにも汚れています。

直噴エンジンはエンジンオイルも含めて全てが汚れやすい!!
最後にRECSとエンジンリフレッシュ!
それぞれ一長一短有りますが、私のお奨めは!悩みますが…
エンジンリフレッシュですかね!?
RECSは私の今までの経験や施工後にエンジンをバラしてみた感じでは溶剤が届かない所が有りますので…
と言うか‥‥(笑)
皆様エンジンの中の汚れなんて興味有りませんよね?(笑)
ここ数年‥‥基本整備が楽しくて楽しくて!!
大変失礼しました
m(_ _)m