
PHEVって、どんな走り方をすれば良い?
あまり機能が多くて、よく分からない。とにかくあらゆるボタンをいじってみた、でも分からない。でも楽しい(古えの片想いか)
今回は、ハイブリッドモニター表示のSOC値を中心とした、駆動バッテリー延命に望ましい走行方法とはなにかを(浅はかな)考えてみた。
ハイブリッドモニターによる走行パターンとSOCの関係についての模式図
X,Y軸の数値は無意味(10は30%、30は80%と読み換えてください)、あくまでも説明用に概念を模式化したものです。
バッテリーの特性に沿った延命につながる主要点(ほかにも多くあるがまた後日)
①チョビチョビ充電はしない。
②満充電も避ける
③急速充電は、緊急時以外極力避ける。
PHEVの走行モードは 図でお分かりのように、それぞれ特性を持っています。
①お任せ走行(黒色)は、容量が一定量(図では10、それ以下は温存するため手動で制御できない)に減ると、自動でエンジンがかかり、搭載発電機による充電をする。しかし、いわゆるチョビチョビで充電ある。
②キープモード(黄色)も、キープボタンONの時点から、チョビチョビ充電で一定量を維持している。
従って、「お任せ走行」と「キープモード」は避ける方がよいと考える。
ではどうするのか。「チャージモード」の活用である。
③チャージモード(ピンク色)は、チャージボタンONの時点から自車充電を開始し、満受電に達したらエンジンが切れ、充電を終了するよう設定されている。
そこで、
①自車充電の開始(SOC値30%---表示が出てしばらくして)は、自動で充電が始まる。エンジンがかかったら、チャージボタンをONにして
充電を維持させる。
②満充電を避けるため、80%(EV残表示50km付近)に達したら、チャージボタンを切って
充電の終了を制御する。
すると、
チョビチョビ充電や満充電を避け、また、容量の50%を使用するという、バッテリー延命にとって望ましい走行がとなる(と思う)。
プラグイン充電→EV走行→チャージモード走行→EV走行→
三菱のいう「パラレル走行」を意識的に繰り返せば、好ましいPHEVの走行制御ができるのではないだろうか。(燃費については、またいつか
検証したいと思っています) 以上拙稿
ハイブリッドモニターミニ知識:
エンジン駆動の確認は、標準表示画面で、黄色く表示されますが、ハイブリッドモニターにもクラッチ接続を知らせる「*点滅」があります。これが点滅したときにクラッチが作動して、車両を駆動していることが分かるようになっています。
※SOCとは、「State Of Charge」の略で、「充電率」と呼ばれ、満充電を100%として、現在の容量の割合をパーセントで表したものをいいます。半分残っていれば50%というわけです。使わなくてもいろいろな条件で常に変化しますので、絶対的な電力量を示しているわけではありません。
ちなみに、駆動バッテリー容量残存率は、2年あまりで、98.7%でした。走行距離:10,000km、急速充電:24回、普通充電:115回。
ご参考:
バッテリー容量
Posted at 2016/11/05 10:06:57 | |
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