実は星が好きで、こんな写真も撮ります。
百科事典の写真みたいでしょ?(笑)
私が撮った物です。
もちろん、空でこんな風には輝いていません。
こんなものが頭の上にあったら眩しくてしょうがないですからねw
この写真は、誰でも名前くらいは聞いた事がある「M31 アンドロメダ銀河」です。
直径は実に、お月様横に6個並べた大きさです。
とても弱い光ですが、目の良い人には「あそこにあるよ!」と言われればぼんやり肉眼でも見えます。
双眼鏡でも明るい物(対物レンズが大きい物)であれば見えます。
星の撮影してる人には当たり前の話なのですが、この写真1枚の為に何時間、時には何日もかかります。
正確に言えば、撮影そのものは数時間で終わるのですが、その後の「画像処理」に気の遠くなるような時間がかかります。
コンポジットと言い、薄っすらと写った星の弱い光を増幅するために実は何十枚も重ね合わせて初めてこんな風に見えるんです。
重ねていくうちに、色がメチャクチャになったりするので、色を補正(時には着色)したりします。
それ以前の問題として、星は動きます。なので長時間撮影には地球の地軸を中心とした自転と反対方向にカメラを回してくれるモータードライブ「赤道儀」と言う特殊な機材が必要になります。
ただカメラを空に向けて撮影してもこんな風になっちゃいます。
動いていない真ん中の星、それがポーラスター(北極星)です。
星の動きに合わせカメラを動かしてくれる赤道儀があれば、星は写真上で止まります。
こちらは星ではなく、光る雲「星雲」です。
こちらは「M42 オリオン大星雲」です。
オリオン座の3連星「オリオンのベルト」の直下にあり、こちらはかなり眼が悪い人でも肉眼で見えます。
あ、勿論都会では見えません。街の明かりの影響を受けない山の中の晴れた夜です。
こんな感じで。
これが人間の目の大きさと明るさで見た、オリオン座です。
オリオン大星雲、見えるでしょ?(笑)
街の明かりが入ると、写真はこのように赤くなります。まぁ天体写真としては使い物にならないわけですw
最近はどこに行っても「熊に注意」の看板が増えて来て、なかなか単独で山奥に入るのは危険を伴うようになって来ました。
良い写真を撮りに行きたいのに、まだ餌にはなりたくないし、町の近くでは写真が赤くなるし・・・のジレンマの日々です。
Posted at 2015/08/14 00:58:31 | |
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