• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2017年11月15日

キッズカート日記40(事故のニュースから思うこと)

キッズカート日記40(事故のニュースから思うこと) 今週初めに出ていたニュース。

(Yahoo JAPAN ニュース https://news.yahoo.co.jp/pickup/6260953)

Yahooのトップページにも出ていましたので、ご覧になった方も多いのではと思います。

何気なくタイトルを読んだときにはレース観戦していた子供が事故の巻き添えになったのかなと思いましたが、ドライバーだったことに驚きました。というか、海外にはドラッグレースのジュニアカテゴリーもあるんですね。

コメント欄を眺めていると、
「レースなんだから自業自得」
「小さい子に無理をさせた親の責任」

といった辛辣な意見が多く、中には

「こういうのって子供より親が目の色変えてのめり込んでるよね。子供かわいそう」

なんて、グサッとくるコメントもありました。


それはさておき、子供をモータースポーツに関わらせている人間の端くれとして、このニュースに関する意見を残しておこうと思います。

他のスポーツでも言えることだと思いますが、モータースポーツを始める時期も低年齢化が進んでいるようです。
カートはモータースポーツの入門にあたりますが、うちの息子は5歳で初めてカートに乗り、6歳でレースデビューとなります。ただ、決してこれは早くはありません。3-4歳で乗り始め、5歳でレースで活躍している子もけっこういます。

「幼稚園児のレースなんてたかがしれてるんじゃ...」と思う方は、実際にサーキットに足を運んでみたり、あるいは動画サイトでその様子をご覧になってみてください。結構凄いですよ。
ちなみに、自分がカートで走ったことのある中井インターサーキットや潮来モータースポーツパークなどでは、ラップタイム的にはキッズの方が速いこともあります(私がヘタレなのもありますが...)。

何を言いたいかといいますと、小さな子供であっても練習によって大人顔負けのドライビングスキルを身につけ、レースバトルすることは十分可能なのです。体感速度100-150キロとも言われるスピードにも簡単に慣れます。

では、子供ならではの問題は何か。


1つは知能的な問題。

サーキット走行する上でのルール、適切な走行ラインの取り方、危険のない他車とのやりとり...
こういったことはある程度運転経験のある大人であればすぐに理解できると思いますが、幼稚園児に教え込むのはなかなか骨が折れます。

走行ラインやブレーキングポイントなどは体で覚えていかせれば良いのですが、特に危険回避に結びつくことを教えるのは難しいのです。
「こういうことしたら危ないから駄目だよ」といっても、なぜ危ないのか理解していないことが多いため、それを実践させるまで時間がかかることがあります。


2つめは体力的問題。

大人のモータースポーツと同じく、キッズカートもかなりの体力を消耗します。
ただそこは若さの特権で、練習を繰り返していくうちにみるみる体力はつき、1日で何百周も走れるようになります。
ただ、そこで得られる体力、筋力はあくまで"普通に"走行しているレベルでの話。
それなりの速度からクラッシュした場合、一時的にかなりのGが体にのしかかってきます。
それを受け流せるだけの体が出来上がっているかというと、おそらくNOだと思います。


この2つのことから言えることは、子供のドライビングはリスクを回避または対処する能力が大人に比べるとはるかに未熟であるということです。

前述したように、子供は練習の数だけ素晴らしい技術の伸びを見せてくれます。それを見た我々大人は大喜び。さらに大人の喜ぶ姿を見た子供も大喜び。こうして盛り上がっていくのが楽しいのですが、やはり裏には常にリスクが潜んでいることを忘れてはならず、その時々の子供の成長過程に応じたスキルを充分把握して無理はさせないことが重要と考えています。

幸いなことに息子は2歩進んでは1歩戻り、時には1歩進んで2歩戻りの状態なので、今のところ突っ走る傾向はありませんが、この点は常に意識して気をつけていきたいと思います。



亡くなった少女も頑張ってお父さんが喜ぶ顔を見たかったのでしょうね...
それを思うと胸が痛みます。

心からご冥福をお祈りいたします。

ブログ一覧 | キッズカート | 日記
Posted at 2017/11/15 18:32:29

イイね!0件



今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

GWは鯉のぼりとチョウゲンボウ
CB1300SBさん

酸辣湯麺〜😋👍
一時停止100%さん

GWのリザルト
闇狩さん

雨の甲府詣で
ツゥさん

雨って
ふじっこパパさん

今日のiroiroあるある508 ...
カピまこさん

この記事へのコメント

2017年11月15日 18:52
こんばんは、そのニュース見ました。
子供大人にかかわらずモータースポーツが色眼鏡で見られるのは、アクシデント時の被害の大きさですね。人が出せるエネルギーの何十倍、何百倍もコントロールするのですから。
おっしゃる通り危険である事をしっかり肝に据え目をそらさず取り組んでいく事が大事だと思います。
コメントへの返答
2017年11月15日 20:39
こんばんは!

おっしゃるとおり、重量と速さのある乗り物を扱う以上、事故の際には甚大な被害が避けられないのがモータースポーツ。
それだけに他のどのスポーツよりも熱心に安全対策に取り込んでいるのも事実。
こうした犠牲を教訓に、モータースポーツに関わる全ての人が安全運転への意識を高めてもらいたいと思います。
2017年11月15日 19:11
こんばんは~
どのスポーツでもある程度の危険はつきものですが、モータースポーツでは何かあった時に怪我が大きいですよね。
あとメディア等では何故かモータースポーツでの事故は悪者扱いな気が・・・
とっし~さんご家族が長く楽しめるように続けられたら良いですね(^_^)
コメントへの返答
2017年11月15日 20:43
こんばんは♪

先日もドリフト大会での事故の報道がありましたが、日本ではモータースポーツの悪い面ばかりが報道されている印象ですよね。
唯一、最近ではインディ500で優勝した佐藤○磨がポジティブに話題になりましたが、今日は不倫報道がされてるしww

ありがとうございます。頑張ります!
2017年11月15日 19:19
こんばんは、コメント失礼します!

私もこのニュース見ました。起こりうる事故だなと思いましたがドラッグレースはさすがに驚きました、、、

様々な意見があると思いますが、私自身はお子さんにレースをさせることが悪いことだとは思いませんね。

カートでも将棋でも、なんでも
親と二人三脚でなにかを経験することって大切なことじゃないでしょうか。私はそういった経験がなかったので、羨ましく思います。

それに、お子さんだって日々成長していきます。自分で嫌だと言い出したらその時、その意見を尊重してあげることができれば押し付けでもなんでもないと思います。卓球の愛ちゃん、ゴルフの宮里藍から見ても明らかですが、最初はみんな親がやらせて、あとは本人の意思であそこまで高めたわけですよね。けど、もしやらせていなかったら?プロになっていなかったかもしれません。

F1レーサーは皆、幼少の頃よりカートをしていますから、そういった意味でもひとつ大きな可能性を示してあげていると私は思います。
コメントへの返答
2017年11月15日 20:53
こんばんは。

的を得た素晴らしいご意見ですね(^o^)

子供から何かやりたいって言い出してプロの域まで続くことって、あまりない気がします。
親の熱意があってこそ初めてそれなりのレベルに達するものだと思います。

あと、子供はすぐに嫌だと言うので、それが心の叫びなのか、単なる我が儘なのかを見極める必要があります。辛さに堪えて頑張ることもまた大切ですからね。

我が家でカートをやらせる一番の目的はレーサーに育てることではなく、極限のバトルを通して強い精神力と肉体を養うこと。その上でクルマに対する愛着が湧いてもらえればと思っています。

勝つこと意外にも学んで欲しいことは沢山あります。リスク管理もその一つ。

スミマセン、語ってしまいました(笑)
2017年11月15日 19:27
こんばんは。子供を思う気持ちはどこの親でも一緒で、カートをさせるのはのエゴではないと思います。ましてや、カートが好きというならば応援出来る環境があるのはお子さんにとっても幸せだと思いますよ。少なくとも相当な金銭的負担もありますし。
今回の件、お子さんが好きなカートだったと思うと本当に心が痛みます。
コメントへの返答
2017年11月15日 20:58
ありがとうございます。

私的には子供にカートをやらせることは、野球やサッカーをやらせるのと大して変わらないと思っています。確かに危険と隣り合わせですが、その分他のスポーツで得られないものもあります。
もちろん、本気で嫌がっているのに無理矢理やらせるのは親のエゴになってしまいますが。
2017年11月15日 20:35
こんばんは。
ん〜、難しい問題ですね。
やらせた親が悪い。も、結果的に成功して親がやらせたから良かった。も、結局は結果論のように思います。
それよりも、二人三脚で取り組んでる過程で得られるもののほうが大事なんでしょうね。
とにかく、いつも戒めを忘れず真剣に取り組む。
ですかね。
コメントへの返答
2017年11月15日 21:03
こんばんは!

世の中に出てくるのは結果だけですからね。
それだけで判断するのは難しいですし、すべきではないと思います。

月に2-3回、1日あたり2時間にも満たない走行時間ですが、自分はカートだけで息子の成長をたくさん感じ取っています。
リスクに備える緊張感と集中力を要するカートならではの還元力ではないかと、勝手に思っています(*^_^*)
2017年11月15日 22:52
とっし〜さん、こんばんは:D
大変痛ましいニュースで、事故に遭われたご家族のことを思うと、胸が詰まる思いです・・・。
ただ、親が、子どもが、と言う人ほど、起きた事実の表層だけを見て他人事で批評・評論される印象を感じます。モータースポーツに限らず、たとえ天文学的な確率であっても日常生活において自身や他人に害を及ぼす事故は避けようのない状況があり、やはり限界を超えた先には大きなリスクがあります。自分だったらどう向き合うか日頃から考えながら、小さな失敗を積み重ねて少しずつ学び、成長していくものだと思っています。
「安全」な環境の中で育つのも、「危険」と隣り合わせな空間で切磋琢磨するのも優劣の差はなく個人の自由であり、気軽に安直な「正論」を振りかざすことに違和感を覚えつつ当該記事とコメントを拝読しました。
役割こそ違えど同じ土俵で競うキッズカートは、競争相手を思いやるのはもとより、親子が上下関係ではなく互いに頼り・支え合うパートナーだと感じることができる、とても貴重な競技ですよね。偏った風評が流布されることなく、そっとしておいてほしいと願うばかりです。
コメントへの返答
2017年11月16日 9:08
Kageyanさん、
おはようございます。

まさに仰るとおりですね。

今回の事故にしても責任の所在がどうのこうの議論するよりは、失われた尊い命に対して、車社会がどう向き合っていけば良いのか、前向きな議論をして欲しいです。
モータースポーツ界に限って言えば、犠牲者が出た場合、「そういうスポーツだから...」で済ませるわけではなく、競技関係者みんなで必死に安全対策を考え、実行に移していきます。
昔に比べるとマシンパワー、スピードが格段に増しているにも関わらず、事故で命を落とす人が減っているのは、この積み重ねのお陰です。

幸い重大事故のほとんどないゴーカート競技に対する風当たりは厳しくはありませんが、Kageyanさんが貴重な競技と仰ってくれているようなことが、広く世間に知れ渡り、少しでもこの競技が盛り上がってくれるよう、関係者の1人として頑張りたいと思います。
2017年11月16日 17:33
うちも2歳2ヶ月でサッカーを始めました
サッカーといっても最初はボール触れる事からでしたが
先日もスネを蹴られ痣になっていましたが
モータースポーツはかなりのリスクがあるので親がある程度
介入しないとなりませんね

かなり難しい所だと思いますが
試行錯誤しながらお互い頑張りますか😊

所で空手は続けてますか❓

コメントへの返答
2017年11月16日 17:57
こんばんは!

カートは全身フル装備ですし、車体にも安全設計がなされてるので、実は怪我をする機会は野球やサッカーの方が多いのではないかと思います。
うちの子も一年半のキャリアでかすり傷一つありません。
ただ、重大事故のリスクはゼロではないので、常に慎重になっているのです。

やもくん家ほど上は目指してませんが(笑)、お互い頑張りましょう!

空手、細々と続けてますよ。ただ、昇級試験を受けるタイミングを逃しているので、未だに白帯ですがww
息子はまもなく茶帯です🥋

プロフィール

「@HAM* さん、面白い車ですよ。ただ、クセの強い車なので、その気になったら何でも聞いて下さい😊」
何シテル?   06/14 08:20
とっし~@63のページを訪問下さり、ありがとうございます。 AMGに魅せられて5年、その熱は冷めることはありません。 通勤、レジャー、そしてサーキットで...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/5 >>

    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

リンク・クリップ

大渋滞な時に動画配信を幅広くナビ画面で観たい 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/08/18 22:11:22
CTEK BATTERY SENSE 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/01/07 19:26:39
[フェラーリ F430スパイダー]CTEK CT5 Time To Go 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2023/01/18 11:29:59

愛車一覧

メルセデスAMG Gクラス メルセデスAMG Gクラス
棚ぼた的に新車を入手できました。 人生初の台数限定車&初カラー。 大切にしたいと思います ...
スバル WRX S4 スバル WRX S4
BRZからの乗り換え。 実用性の高いセダン、安心安定の4輪駆動、どこまでも加速するボクサ ...
メルセデスAMG Gクラス メルセデスAMG Gクラス
もうV8 AMGは消えてしまうのではないだろうか...? そんな焦りから購入を決意。 ...
スバル BRZ スバル BRZ
2.4リッターNA、軽量なのに比類なき剛性をもったボディ、抜群の旋回性。 奇跡の一台です。

過去のブログ

2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation