とっし～＠63のブログ一覧

いつもキッズカートブログにお付き合い頂き、また応援メッセージまで頂戴し、誠にありがとうございます。

毎度お約束の如く大小のトラブルに見舞われる我々ですが、最も恐るべきトラブルはブレーキトラブルです。走行中に突然壊れたらどんな被害があるか分かりませんからね。
キッズカートの場合、ブレーキはリアのドライブシャフトにディスクブレーキが1箇所あるのみ、そして1本のワイヤーを介して左ペダルに繋がるという、極めて単純な構造です。

さて、今週末中井インターサーキットにておこなわれる初レースに備え、本日レース前最後の練習に向かいました。
毎月開催される細川慎弥選手のレッスンです。


しかし、本日はあいにくの雨(T-T)
路面はヘビーウェット状態です。

ちなみにウェット走行の場合、キッズカートもしっかりとレインタイヤを装備します。


あと、水を吸い込んでストールを起こさないようエンジンカバーも。


考えてみればマイカートになってから初めてのウェット走行。


こんな状況ですからね。
レース日はドライ予報なので、この状況は気の毒としか言いようがありません。

ただ、せっかくの走行を無駄にせず、ブレーキ、ハンドリング、スロットルの各操作を丁寧におこない、できるだけスピンしないように指導を受けます。




路面に悪戦苦闘しながらも、何のトラブルもなくレッスンは終わりを迎えるかに思えましたが、雨も止みつつある中で、悲劇は起こりました。


これはバックストレートの立ち上がり。
アクセル全開区間ですが、ブレーキペダルが底抜け状態。。。
実はこの時、ブレーキワイヤーが切れ、ブレーキが一切効かない状態になっていました。


なんとかピットまで戻ってきますが、ピットレーン上には他車親子が...
正面にはタイヤバリア、その向こうに女性。
右手には土手。

減速はできない!
どうする!?



息子のとった行動はステアリングを右に切り、土手方向へ。
(ちなみに、この日は親子無線は使用していません)



土手に乗り上げて停止。
状況を知らない周りの人はビックリです。

幸いなことに、息子を含めてケガ人は出ませんでした。
カートも外装のダメージはありますが、原因となったブレーキ以外に走行に支障の出る損害はなし。


ブッチンと切れたブレーキワイヤー。
原因については調査中。金属疲労の可能性が高いとは思いますが...

皮肉なことに、本日のレッスンで細川選手に唯一褒められたのが、息子のこの回避行動でした。
とても冷静な判断だったと。



普通に考えれば、正面のタイヤバリアに突っ込めばいいと思います。
自分であればそうすると思います。

それを確認したところ、
「タイヤにぶつかって崩れたら向こうの女の人がケガをしちゃうと思ったから」
という返事が。

無論、タイヤバリアは崩れるような構造ではありませんが、今の息子には分からなかったのでしょう。


キッズカートを始めて1年半。
タイムは鳴かず飛ばずですが、レーサーとしての心構えがしっかり備わってきたと判断しても良いのではないでしょうか。

今日の練習から見て週末のレースは望み薄ですが、それでも帰路は親子ともに笑みに満ちあふれていました。

初レース、マイペースで頑張ってきます!!

(おまけ)
クラッシュ後のブレーキ修理、部品はサーキットで手に入ったので、30分ほどで自力修理し、コースへ復帰させましたよ(^o^)
メカニックも成長してます!
(ワイヤー切れの原因が自分にある可能性は否定できませんが...)