とっし～＠63のブログ一覧

おかげさまをもちまして、このキッズカート日記もなんと100回目を迎えました。

うだつの上がらない親子がここまでカート活動を続けて来られたのも、周りの皆様の温かいサポート、ご支援の賜物であると感じております。



この記念すべき100回目に、以前から書きたいと思っていたことがありました。


それは息子が語る将来の夢。

残念ながらプロレーサーではありません(笑)


2年ほど前からでしょうか。
「大きくなったらイギリスで勉強したい」と言うようになりました。

もちろん突拍子もなく言い出したわけではなく、割愛しますが諸々の背景があってこのように言い始めたのです。

それを意識してかは分かりませんが、英語だけは毎日ひたむきに勉強しています。




ものが何であれ、子供が目標を掲げて一生懸命に取り組む姿を見るのは親として嬉しいものです。

イギリスへの留学。
この日がいつになるのかはまだ分かりません。大学からなのか、高校からなのか...
あるいはもう数年後の話になるかもしれません。

さらにはどれくらいの期間留学するのか。
数ヶ月～1年程度では意味が無く、行くのであれば数年間行くべきだと思いますし、場合によっては帰国せずに世界を舞台にして活躍する人間になって欲しいとも思っています。

なんにせよ、そう遠くない将来この子は自分の元を巣立ってゆく、そのように覚悟しています。

「だからこそ近くにいるうちに父子のコミュニケーションを深めておきたい」
私は今そのような思いでキッズカート活動と向き合っています。

たいした人生ではありませんが、自分がこれまで学んできた人生の教訓をキッズカートという競技を通して息子に教えているつもりです。




「たかが7歳児の言うことを真に受けて...」
と言われることもあるでしょう。
確かにしばらくの後にはすっかり気持ちが変わっている可能性の方が大きいかもしれません。

ただ幼い息子であっても今の周りの状況をしっかりと受け止めて自分なりに判断して言い出したこと。
言葉足らずであってもそれを大人に訴えてきた時は正面を向いて受け止めてあげる必要があります。

これはキッズカートを通じて教わった大切なこと。


息子が成長するにつれ、留学へ向けた準備で忙しくなってくることでしょう。
キッズカートに多大な時間が割けるのも今年が最後。来年以降は少しずつ優先順位が下がってくることになると思います。
少し残念ではありますが、ここは息子の意志を最優先してあげるのが私の役目。
もちろん、キッズカート活動が終わりを迎えるその日まで、一秒たりとも無駄にせずカートでの時間を過ごすつもりです。



打算的な話になりますが、留学に向けて色々準備していながら、結果的に「留学やめた!」となっても、そこまで勉強してきたことは決して無にならないと思います。

打算的と言えばもう一つ。
イギリスは世界有数のモータースポーツ大国。きっとカートも日本よりも盛んなことでしょう。
小さいうちにカートを乗りこなしておけば、向こうでのコミュニケーションにも一役たつのではないかと、そう目論んでいるわけです(笑)


キッズカート活動の終わりとともに、私の「カートメカニック」としての役割も終えます。
でも、私は生涯にわたって息子の「人生のメカニック」でありたいと思っています。
たとえ遠く離れて過ごしていようとも。。。

そんなキザな台詞を吐いて第100回キッズカート日記の終わりとさせて頂きます。