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2017年01月24日

雪道のVDC制御を、G-Bowlアプリを使って向き合う


先日、G-Bowlアプリを使った雪道での走行の様子を、ブログで紹介しました。
(その時のブログは、こちら

VDCを作動させずに、0.3Gで90度コーナーを曲がる練習をしていた時。どうして旋回中にアクセルオンでVDC制御が働くのか。練習中には解決できませんでした。そうした中、leo.yusukeさんとvertinさんから、コメントのやり取りをさせていただいて。自分が今まで理解していなかったVDC制御の事が、少し理解できました。

その事を、ザックリとですが書いてみようと思います(もし、違っていたらご指摘くださいm(_ _)m)

まず、車の挙動が乱れた時に作動するVDC制御として、横滑り防止機能とトラクションコントロールがある。タイヤが横滑りする事によりアンダーステアやオーバーステアを引き起こす。その横滑りを抑える働きをするのが、横滑り防止機能。
(ただ、どれくらいのことで横滑りと判断するのか、そこのところの機械の判断基準は、分かりにくそうです^^;)

一方、直線走行中やコーナー旋回中でもタイヤの空転を抑える働きをするのが、トラクションコントロール。

こう理解しました。

そして私の運転する、スバルの一代前のインプレッサスポーツGP3は、タイヤが横滑りであっても空転しても、共に同じ制御をするように感じました(私が体感して感じた限りでは、ということで)。それは、横滑りしたタイヤ・空転したタイヤの回転を止める制御をして、タイヤの横滑り・空転を抑えていこうとする働きです。

そしてこれら制御が働いたという表示は、モニター上には表示されます(VDC作動ランプで)。しかしそのVDC制御が横滑りで作動した制御なのか。あるいはタイヤの空転で作動した制御なのか。モニター上では区別されません。ちなみにABSが作動した時は、VDCランプは付かずに作動時間のグラフに、制御が入った表示がされます。

これらを踏まえた上で、前回の車載動画でVDC制御が働いた旋回を見てみると。そしてその時のG-Bowlアプリで表示された、減速・旋回・加速の色別に分けられたグラフを見てみると。次の事が分かりました。




上の写真は、2周目・3周目・4周目のコーナリング時の様子です。2周目・3周目はVDCが作動した時のものです。4周目はVDCが作動していません。

2周目・3周目のVDC制御が働いた時、旋回中でのアクセルオンとほぼ同時の介入でした。また、G-BowlアプリのGの色別グラフを見ても、加速Gが生じたのと同時にVDC制御が作動していました。

そして実際ステアリングを握っていた時にも、一定Gで旋回中は車が外に膨らむ事なく、タイヤが雪道に喰いついている感覚がありました。それが、アクセルオンと同時にVDC制御が入る。タイヤが路面に喰いついているのにもかかわらず。急激にアクセルを入れた訳ではないのに。どうしてVDC制御が入るのか。練習中は分かりませんでした。


これらの制御の入り方が、横滑り防止機能とタイヤ空転防止のトラクションコントロールのどれに当てはまるのか。私が思うに、今回のアクセルオンと同時のVDC制御は、タイヤが空転したことによるトラクションコントロールが働いたのではないかと思います。タイヤが横滑りを起こしていないにもかかわらずVDCが作動するという状況が、何度もありましたので。

そして上の写真。旋回中のVDC作動時のG-Bowlのグラフを見ても、横G一定の操作中はVDCが作動しませんでした。それが、コーナー脱出に向けてアクセルオンをしたとたんにVDC制御が入りました。タイヤが横に流れたわけでもないのに。

それまでタイヤを横の力に使っていたものが、縦の力を入れたとたんのVDC制御。このタイヤの横の力と縦の力の関係。実は、縦の力を使っているところに横の力を使ったと同時に、VDCではないのですが、ABSが働く場面がありました。それはブレーキングをしながらコーナーに進入する場面です。

このコーナー進入時のABS作動は、練習当初に起きました。0.3GのブレーキングからG一定で0.3Gの旋回につなげる時。練習一発目から、ステアリングを切り始めたと同時に、前輪が滑りだしてアンダーに。と同時にABS作動。

そのため路面がドライの時のように、前輪にブレーキの縦の力と旋回の横の力を同時にかけてはいけない、とすぐに悟りました(^^; そもそも、減速からG一定でステアリングを切っても車が曲がらずにまっすぐ進む感覚。物理の法則が運転操作に「ノー」を突き付けている、あの感覚は恐ろしいですね。(今回の練習は超低速だったので、アンダーが出てもそのまま待てば前輪のグリップがすぐ回復しましたけれど)

そして次からは、減速Gと旋回Gを分けてかけるイメージで減速・旋回を行いました。そうすると、旋回Gを0.2Gに落としたこともあって、ターンインで前輪が滑りだすこともなくなり、またABSも作動しなくなりました。

このように、タイヤの縦の力を使っている時に横の力を加えるコーナー進入の時。あるいは横の力を使っている時に縦の力を加えるコーナー脱出の時。このどちらの時も挙動変化が起きやすくなる時、と言えるのではないでしょうか。

コーナー進入の時は、横のGを減らすという対処をして。次にコーナー脱出でのVDC作動への対処はどうしたらよいのか。

私の仮説というか解決策としては、やはりコーナー脱出もタイヤに縦の力と横の力。2つの力を同時にタイヤにかけない事が大切なのでは、と思っています。つまりは、横Gがある程度落ちてから加速Gをかけていく事が、VDCを作動させないためには必要なことではないか、と推測しました(走行ラインをいじる訳でもないので、手っとり早い方法とも言いますが^^;)

もし、次も同じように雪道での走行練習をする機会があれば、この解決策をとって練習してみようと思います(^-^)

VDCと上手にお付き合いしていく練習を、この時期にやっていきたいですね。
ブログ一覧 | G-Bowlネタ | 日記
Posted at 2017/01/24 16:55:15

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この記事へのコメント

2017年1月24日 21:24
こんばんは、スバルの制御ロジックがどうなってるのかは分かりませんが
最近のスタビリティーコントロールはABSをベースに複合制御してますから、多分ステアを切ってる状態でアクセルが入ると元々内外回転差が大きくなる所に路面のスリップ率が合わさってシステムが作動してるのだろうと。
雪道で旋回とブレーキをコンバインしない方が良い、ここの記述の通りですね。
http://minkara.carview.co.jp/userid/1674606/blog/34169002/
コメントへの返答
2017年1月25日 8:31
vertinさん、おはようございます(^-^)

ステアを切りながらのアクセルオン。確かに旋回中は内外の回転差が生じていそうですし。そこに更にアクセルオンで回転差を大きくなると。タイヤがスリップして制御が働きやすいのかもしれませんね。段々とイメージできてきました(^-^)

ご紹介いただいたリンク先。読ませてもらいました。まさしく僕が体感した事と同じものでした。

欧州式のドライビング。僕もこの方式を雑誌で読んだことがあって。今回の雪道では、ブレーキを残しながらの旋回が難しいと分かって、すぐに減速Gと旋回Gを分ける方法をとることができました。

世の中には、色んな車の走らせ方があって。その走らせ方が、路面状況やコースによって変わってくる。G-Bowlアプリは走らせ方の違いを知る、いいきっかけになっています(^-^)
2017年1月24日 23:52
こんばんは♪

そうさんって、ほんと真面目な方ですよね〜(^^)

さてさて、VDC制御ですが横滑り防止なんて言うから難しいんだと思います。

要は、現状の走行ラインから逸脱しそうになったらVDC制御で走行ラインを維持するって解釈で良いんじゃないでしょうか?
だから、アクセルオンと同時にVDCが作動するんだと思いますよ。
アクセルオン→フロントの荷重が抜ける→フロントタイヤが空転気味になりラインが膨らみそうになる→VDC作動、フロントタイヤの空転を抑えて走行ラインを維持。
と、いう具合で。

速度が高ければより作動するし、速度が低ければ作動しない。

ABSもそうですけど、作動のタイミングがタイヤの限界とも言えると思います。
なので、ブレーキを残したままステアリングを切ってまっすぐ行ったのは、とても良い経験かと(笑)

タイヤの限界を10として、縦に10使うと横には使えないわけです。
当然、横に10使ってたら縦には使えません。
縦に使おうとしたら、横に使ってる分を減らさないといけないんですよね。

だから、ブレーキは残すんじゃなくて抜く、加速するのもステアリングを戻しながら、なんですよね♪

雪が積もったり凍ったりしたら、10が5になったりするから難しいんですけど(^^;)
コメントへの返答
2017年1月25日 14:32
leo.yusukeさん、おはようございます(^-^)

僕はぜんぜん真面目ではないですよ~(^^;

VDC制御。確かに走行ラインを維持する機能って考えると、すぅっと理解できますね(^-^) スバルのVDC制御は「ゴゴー」という音がでるので、制御が入ったと分かりやすくていいですけれど。

「運転操作の失敗は、ドライバー自身が責任をとるべき」

こう考える僕にとっては、VDCのようなドライバーに責任を取らせない制御に、抵抗を感じています(^^; ただ、ABSは欲しいですけど(笑)ABSがないと、タイヤがロックしたらエンストしますし。

作動のタイミングがタイヤの限界。僕もそう思います♪ 「VDCを完全オフにできないのなら、作動のタイミングでタイヤの限界を知ろう」という事が、今回の雪道走行で練習するきっかけでした(^-^)

雪道の、減速からのステアリング切り始めのアンダー。ブレーキを残しながらというか、抜きながら行っていたにもかかわらず。曲がらない(^^;

普段の練習でしていた、仮想の摩擦円0.3Gに揃えた減速・旋回。雪道であっても、雪道の限界摩擦円を越えなければ大丈夫かな、と思っていたのですが。一つ一つの操作が未熟だったせいか。雪道の摩擦円が綺麗な真円ではないためか。雪道練習の一発目から、前輪が滑りました(^^;

コーナー脱出も、ステアリングを戻すどのタイミングでアクセルをオンにするのか。なるべく高いGで、なんて欲張らずに、まずは制御が入らないポイントを見つけ出していこうと思います(^-^)

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