• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2017年10月28日

他の方のサーキット走行動画から学ぶ


私が普段参考にしているサーキットでの走行動画を紹介してみます。

こちらの動画は、youtubeで公開されているものです。公開した方のロードスターに車載カメラが取り付けられていて、違う車種同士が混合で模擬レースをしています。

走っているサーキットは、岡山国際サーキットです。

運転されているロードスターはエンジンはノーマルとの表示が、youtubeのメッセージ欄に記載されていました。足回りをいじられているようです。


この動画の見どころは、RX-7やR34GT-Rといった280馬力クラスが走るなか、コーナーに進入するブレーキングで、一気に差を詰めるところにあります。


280馬力クラスの車だけではなく、テンロクのEKシビックタイプRの軽量クラスも一緒に走っているのですが、それら車にもブレーキングで一気に差を詰めています。


こちらが、その動画です。

(撮影者の前を走るRX-7よりも、そのもう一つ前を走る車との差が縮まるところを見ていただくと、撮影者のブレーキングの上手さが分かるかと思います)






直線で4速に入れると、馬力がないため他の車に置いていかれます。しかし、直線で開いた差がコーナー進入のブレーキングで一気に詰まります。時速160kmからのブレーキ・コーナー進入が、他の車とはあきらかに違っています。

ストレートエンドからのコーナー進入にかけての走行動画を画像にして、並べてみました。


RX-7がブレーキング中でも、ロードスターは加速している



前のGT-Rがブレーキング中でも、ロードスターはブレーキをしていない



ロードスターがブレーキングして、GT-Rに一気に差を詰める



コーナーの立ち上がりで、GT-Rと並びかける




こちらのロードスターはエンジンがノーマル。そして車重が軽量といっても、同じ軽量級のテンロクシビックタイプRに対しても、ブレーキで一気に差を詰めている。この模擬レースに参加されている方が下手なのかというと、私はそうは見えません。皆さん、後ろや周りに気遣いながらクリーンなレースをされています。

ブレーキでこれだけ差を詰められるのは、車が軽量という理由だけでもなく。周りの車が遅いという理由でもない。この運転しているドライバーのブレーキ・コーナー進入方法が、他の車とは明らかに違うことが、車載映像とGの表示で分かってきました。


他の車と何が違っているのかと言うと。私の感想なのですが、コーナーへの進入をブレーキで減速しながら旋回をしている。つまりは、Gボールを回すような操作を行っていることに気付きました。


このドライバーのベストラップである3周目の、バックストレートエンドのコーナー進入から脱出までを、画像にしてブレーキング操作を見てみたいと思います。




①バックストレートを時速160km程で走行。50mの看板付近で加速から素早く減速に移る。





②止めるためのブレーキングをしながら、ステアリングを少し切って車をコーナーに向ける。





③止めるためのブレーキングを終えると同時に、今度はブレーキを抜きながらステアリングの切り込んでいる。減速Gと旋回Gが重なっている。





④ブレーキを抜きながら舵角を入れている様子。この時がターンインの最も難しい瞬間と想像します。速度がピッタリあっていないと、アンダーステアになってコースの外側に膨らみますので(^^;




⑤減速Gがなくなって、横Gのみがタイヤにかかった状態の様子。この時の速度とタイヤにかかる横Gによって、「旋回中の速度が出過ぎた・横Gがかかりすぎた」ことになると、コーナー立ち上がりの車の挙動が悪くなります。




⑥クリッピングについた。





⑦リアがスライドして、ニュートラルステアにステアリングを戻してスライドを抑える。




⑧アクセルを踏み込んで、コーナーを立ち上がっていく。





このような操作をしているように、動画からは読み取れました。

特に減速のためのブレーキング。

下の画像のように、コーナーの頂点近くまで止めるための減速を行っているように動画からは読み取れました。





このコーナー奥まで行うブレーキング。これは、普段G-Bowlアプリを使って一定Gの中でボールを回す運転と同じように思えました。

コーナリングでボールを回す動作とは、減速Gと旋回Gが重なる区間をもうけるという事になります。しかも、ややオーバースピードでコーナーに進入して、コーナーの頂点の手前で止めるための減速をし終えるくらいの感覚で減速をしないと、旋回Gと一定にしてつなげる事ができません。

どうして私がこんなことを解説できるのかというと・・・。0.3G制限での練習走行でも、同じことをしているからです。

ただ、この動画のドライバーは似たようなことを、時速160kmでやっていますので、私とは全然次元が違いますが(^^;

この動画を見ていますと、コーナーの頂点近くまで止めるためのブレーキング区間として使える事が、他のドライバーとのブレーキングの違いになって現れているのかなと思っています。

ただ、このブレーキングは、0.3Gのブレーキングも同じなのですが、コーナー奥でドンピシャの速度に合わせられないと、簡単にGオーバーして車が外に膨らんでしまいます。

サーキットでのストレートの最高速度がバラついても、ブレーキのかけ始め地点を調整して、減速Gと旋回Gを重ねる位置では必ず同じ速度にしないといけないように想像します。

この動画を見ていると、減速Gと旋回Gの重なる区間での失敗は見当たりません。コーナー奥で毎回同じ速度となるように減速できる技術。すごいなぁと思いながら、何度も見返しています。

このブレーキングの他にも、他の車は減速してコーナーを曲がっているところを、このロードスターは減速せずに曲がったり、と。差が縮まるところがどこなのか、見ているだけで色々と運転の参考になります(^-^)


しかし、これほどのブレーキングができて、コーナーで差を詰ることができるのだけれど、直線では馬力の差で大きく引き離されてしまう。このドライバーの方にとっては、馬力差がストレスに感じてしまいそうですね(^^; しかし そんなストレスも、ストレートエンドのコーナー進入では、快感に変わっていそうですが(^-^)
ブログ一覧 | G-Bowlネタ | 日記
Posted at 2017/10/28 23:41:07

イイね!0件



今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

研磨、清掃中の視線👀
けんこまstiさん

F355 令和7年(2025年)走 ...
F355Jさん

晴れ(・・・水面下)
らんさまさん

今日は出先で、お昼休憩中
シロだもんさん

超高速展開なTKB工房
ふじっこパパさん

12月22日、最近のチャッピーのお ...
どんみみさん

この記事へのコメント

2017年10月29日 11:39
こんにちは。コメントするのは初めてかもしれません。よろしくお願いします。

みていると、走行ラインも前方の車たちと違いますよね。幅いっぱいに、しかも毎回きちんと同じところを走ってますね。

それとコーナー手前から抜けるまでのエンジン回転の上下の音が何だか素人とは違うような…。

基本を押さえているということでしょうか。
コメントへの返答
2017年10月29日 14:44
mogiteiさん、コメントありがとうございます。そして私のつたないブログにイイねを押していただき、ありがとうございます。

コーナー進入にかけての走行ライン。確かに違いますね。そして幅いっぱい使って、減速しなくてもよいラインを見つけて、前を走る車と差が縮まったりと。

G-Bowlアプリの横Gのみの採点を使って、制限G・制限速度で山道のタイム計測をする練習を私もやっているので。「何としてもコンマ数秒でもタイムを削りたい」というロードスターのドライバーの気持ちが、走行動画から伝わってきました(^-^)

コーナーの手前からのエンジン音。違っているのですか。私は鈍感なせいか気付きませんでした。ただ、コーナー進入前の最初の止めるブレーキは、しっかりABSを効かせていますね。動画中の音からも色んな情報がある事を、mogiteiさんのコメントを読んで、気付くことができました(^-^)

一つ一つの動作が正確で、ミスした時の許容が狭い走行だなぁと思って、動画を見ています♪

プロフィール

「@こんなん さんのところも大変そうですね。お昼ご飯の準備や親の早退は、我が家も同じ問題に直面してます(^^; 家の中で缶詰にしても、子供は何日我慢できるかといったところです。うちの娘は2年前の大雪の時は、1週間で根をあげました。」
何シテル?   02/28 19:22
はじめまして、「そう」と申します。 スバルインプレッサスポーツ1.6i-Lに乗っています。 エコドライブを楽しんでいます。 親子一緒にドライブする事が...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/12 >>

 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   

リンク・クリップ

[スバル インプレッサ スポーツ]スバル(純正) インプレッサスポーツハイブリッド純正 フロントグリル 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2021/06/20 20:24:07
(Gの変化)バス運転士 プロの運転はここが違う!!(7) 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/10/15 14:16:19
 
マツダの躍度の解説(2017年マツダ「CX-8」雪上試乗会) 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/10/15 14:03:12
 

愛車一覧

スバル インプレッサ スポーツ スバル インプレッサ スポーツ
1.6i-L(GP3‐B型)の4WD車です。 エコドライブを楽しんでます。

過去のブログ

2025年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation