(前回までのあらすじ)
北斗神拳の長兄「ラオウ」。南斗鳳凰拳の伝承者「サウザー」
我が家には、両雄に匹敵すると思える御仁達が存在する。
それは「妻」と「娘」である。
この御仁達とパパとの非を巡る争いが、事あるごとに勃発する。
ここにその争いの様子を、北斗の拳になぞって書き記してみる。
-------------------------------------------
今回は、娘とのやり取りを書いてみる。
(前回の妻とのやり取り編は、
こちら)
新学期から小学2年生になる我が娘。
私は娘が保育園の年中さんの頃から、勉強を教えている。勉強に限らず、娘との遊びから普段の学校の準備、学童保育へのお迎えまで。全てパパが担当である。
こうして娘と一緒に勉強していく中で、最近難しい問題に出くわす事が多くなった。算数の文章題である。この文章題を娘と一緒に勉強している時のこと。
娘は、自分が書いた解答が間違うことが嫌で。自分の答えが間違っていても、勉強を教えているパパの答えが正しいとは認めず。模範解答に書かれている答えも認めず。自分の答えが正しいと言い張って、一歩も退かない娘。
この退かない娘を見ていると。
「退かぬ、媚びぬ、省みぬ」の名言を残した、南斗鳳凰拳の伝承者「サウザー」に見えてしまう。
娘がサウザーになった時。パパは愛の救世主、ケンシロウに変わる(笑)
自分の過ちを受け入れる事ができず、過ちを自分以外のものにすり替えてしまう娘。
これを許してしまうと、悲しみを受け入れられず愛を捨ててしまった「聖帝サウザー」のようになってしまう。
それだけは、愛の救世主の名にかけて阻止しなければならない。
過ち(愛)を受け入れる事を拒み、自分を守ろうとする「娘サウザー」。これに対して、過ち(愛)を受け入れる事こそが自分の成長に繋がる事を教えたい、「パパケンシロウ」とのガチの対決。
この対決になると毎回、舌戦が熾烈を極める。
なぜ熾烈を極めるのかと言うと、
パパ 「この方法ですれば、正しい解答が導きだせるよ」
娘 「そんなやり方、正しくない。私の答えが正しい」
パパ 「どうして正しいと言えるの? パパに説明してみて」
娘 「私の答えが正しいの!」
パパ 「どうして? 教えて」
娘 「私の答えが正しいの!」
パパ 「あなたの答えは間違っているよ」
娘 「私の答えが正しいの!」
・・・以下、堂々巡り(^^;
お互いの主張が平行線となるため、消耗戦になる。
ママラオウとパパとの対決は、剛 vs 柔であるため冷静で綺麗な舌戦である。しかし血の繋がった親子の舌戦は、お互いに遠慮がないため・・・みにくい(^^;
あまりの激しさにママラオウが止めに入ろうとするも・・・。父娘の気迫の前に、ラオウでさえも傍観者にしてしまう。
こうやって舌戦が終盤になり手が尽きると、最後は互いの最終奥義を繰り出す。
娘サウザー「(最終奥義)もう パパの言うことなんて聞かない!」
パパケンシロウ「(最終奥義)パパも、もうあなたを楽しい所に連れて行かない!」
この最終奥義対決の結果はすぐには出ない。娘にもプライドがあるみたいで、すぐには答えを出さないようである。
短くて1時間後、長いと翌朝に答えがでる。
(娘の方から答えが出てくるうちが、華なのでしょうけどw)
娘「(泣きながら)パパごめんなさい。私が間違ってた(T_T)」
そうだよ娘。過ち(愛)を受け入れると、気持ちもラクになるし明日への道も切り開かれるのだよ。過ち(愛)は自分を成長させてくれるものだよ。恐れる必要はないのだよ。
パパは娘にこう言ったあと、娘をギュッと抱きしめるのでした(^-^)
パパの最終奥義が娘の最終奥義に勝つためにも。日頃からの娘への愛情が大切なのだと深く噛み締めています。
しかし娘は、そんなパパの最終奥義を打ち破ろうと、新たな最終奥義を研究しつつあります。それは・・・
娘「パパって人には厳しいのに、自分には甘いんだね」
という言葉(^^;
(どこで覚えてきた言葉なの!って言いたくなりますw)
ふとした拍子に娘が発した言葉でしたが、その時パパは言い返せませんでした(^^;
日々手ごわくなっていく娘。そんな娘に負けないためにも、今以上に娘に愛を注ぎ。そしてパパ自身も至らない所を直していく必要がありそうです(笑)
パパケンシロウの、娘の成長という旅が続く。
また娘を通じて、おのれ自身の成長という旅が続く。
そしてその先には、君臨する家庭内の覇者、ママラオウの存在。旅の先は、まだまだ長い(笑)
