
この連休に北海道オホーツク沿岸をドライブしてきました。
第一弾は、網走近くの浜小清水駅まで
DMVに乗りに行くのがその目的。
このDMVとは、JR北海道が開発した、デュアルモードビークルという車両で、これ一台で
線路と道路を走行できる夢の車両です。詳しくは、こちらの
DMVのページで。
この車両、去年より試験走行が始まりましたが、自分の都合が付かずに断念。そして、今年も再び試験走行が行われるということで、即座に予約して乗れる日を心待ちに。そして、いよいよその日がやってきました。
いつもの通りに前日に寝れない二人。
遠足前に寝られない小学生みたいな夫婦・・・、どうなんだ、これ。
眠い目をこすりながら現地へ向かいますが、車に乗ると眠気もなくなり、2時間半ほど、車を走らせます。そして現地に着いて車両を見ると、眠気は吹き飛びます!黄色いマイクロバスの前方にレール用の車輪が収納される箱を抱えた独特なスタイル。後ろの車輪は、車体下に収納されています。
こちらは、運行前の車両点検です。レール用の車輪が出てくる所を見ることができました。うれしいですねぇ。
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なんて、写真&ビデオ撮影していたら、お約束の雨・・・。天気予報は、「曇りのち晴れ」だったのに・・・。雨男恐るべし・・・。何とか持ちこたえてほしいですが、さて・・・。
早速乗車です。当然、最前列を陣取り、二人でデジカメとDVカメラを構えます。変な夫婦ですね(^_^)。いいんです、何ごとも楽しむことが大切ですから、はい。
この車両は、線路走行と道路走行のデュアルモードが売りですが、それぞれの場所を走行するのに、別々の資格?免許?がいるため、運転手が2名います。この方々が、それぞれの場面で交代して運転。何とも不思議です。あと、道路から線路に入る際、その車両を検知するのに少々時間がかかってました。なんでも、車両が軽く、自動で検知しにくいため、手動で操作を行っているようです。これらは、実用化するときには、解決される問題でしょうね。
さて、いよいよ走行です。先ほどまで駐車場から道路を走っていたのに、3分ほどで線路上に。そしてそのまま、DMV車両が線路を走っています。感動ですね!乗り心地は、線路の継ぎ目で車両が左右上下に振られます。これは、「通常の電車に比べて車両が軽いため、振動を大きく感じてしまいます」と同乗のガイドさんが説明されてました。あとは、ホイルベースが短いから、吸収されにくいんでしょうね。>
どうしても車の観点で見てしまう(笑)
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で、しばらくして気づいたこと。それは、スピード。併走して道路を走る車にどんどん抜かれていきます。試験走行ということもあり、時速40キロでの走行でした。実際は、普通の電車並みに、70キロまで出るみたいです。
こちらは、運転席の写真。ほとんど隠れてしまってますが、基本は、マイクロバスと同じです。それに、いろいろな計器が追加されてます。

ちなみに、電車モードの時も、マイクロバスのアクセルとブレーキを使っています。あ、当然、ハンドルは使ってませんよ。
20分くらい走行したところで、線路から降りて、一般道へ。こちらでも、運転手交代です。先ほどまで線路を走っていた電車が、そのまま一般道へ出て行きます。何とも変な感じですね。乗り心地は、車両下が重たい感じを除けば、普通のマイクロバスです。特に不満は感じませんね。
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面白かったのは、線路上では、使わなかったシートベルトでしたが、一般道を走るときには、着用を呼びかけられました。これ、運転手も同様で、線路上を走るときは使わず、線路を降りてドライバー交換をしたとき、運転手はシートベルトを使用してました。道交法の問題なんでしょうね。ま、当然といえば当然か。
走行ルートは、白鳥公園や小清水原生花園などの観光スポットをガイドさんの説明と共に走行します。欠点は、
雨男の自分が乗ったことで、雨でその景色を満喫できなかったこと。ま、こればっかりは、仕方がありませんね。
かれこれ40分ほど一般道を走行し、出発地の浜小清水駅まで戻り走行終了。
その途中途中でこの車両を見ている人がたくさんいました。その方それぞれがみんな笑顔だったのが印象的でした。とても楽しい旅でしたね。
去年は、某東国原知事も視察に来ていて、その様子がテレビで流れていましたね。今後DMVは、観光での活用を始め、過疎地の交通機関の見直しも考えているようです。こんな夢のある車両の実用化が早く実ればいいですね。将来が楽しみな一台です。
Posted at 2008/04/29 19:31:56 | |
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