
所有期間約半年にして乗り換えることになったクライスラーイプシロン、下取りであれ売却であれ、時間が経てば経つほど値が下がってしまいますから、次期車の選定に余り時間は掛けたくありません。
クルマ買い取りサイトで調べたら、イプシロンは購入時の半額以下になっていました。これが高級車や高額な新車だったらすごくガッカリしますが、まあ、こんなもんでしょう。念のためイプシロンを購入した店に打診したところ、ネットでの見積金額より10万円安、また修理で入庫していたJeepディーラーではさらに10万円安と惨憺たる結果。
ディーラーが一番安いってどういうこと?おそらく引き取りたくないんでしょうね。ちょっとこれじゃイプシロンが可哀想!
安いながらも金額を把握したところで、次期車の検討に入ります。
方向性としてはイプシロン決定時とさほど変わらず、ボディサイズはBセグメントで行くことにしました。ただ今度は、ドイツ・日本・フランス車から候補を絞ります。
そして、イプシロンの一件で懲りたので現状販売はパス、高年式の保証付き中古車両を探します。
まずは未経験のドイツ車。質実剛健、フォルクスワーゲンではどうか。初代のゴルフならまだしも、今のゴルフはBセグのサイズをオーバーしているので、ポロの一択。価格・タマ数も豊富で一見良さそうです。しかし、ここ数年のモデルは7速DSGミッションがほとんど。
DSGミッションは色々な評判がありますね。精巧な分、トラブルも起きやすいとか、以前に大々的なリコールを出したとか・・・。
ポロのような大衆車であっても「ドアを閉めた瞬間、ドイツ車特有の剛性感が感じられる」などと車両の出来の良さを褒める評論もありますが、やっぱりミッションが怖いので今回もドイツ車は却下。
話は逸れますが↑の画像、近所で良く初代ゴルフを見かけます。このサイズ、絶妙でいいですよね。現代のポロよりちょっと小さく、up!より大きい感じかな。
お次は日本車、メーカーはスズキ一択。インド産のバレーノ、またはスイフトを検討します。バレーノならXT(1リッターターボ 6AT)、スイフトだったら1.2RSの5MTあたりかな。
ネット上で中古車を探したら、半年前の登録で走行距離3000キロ程度のバレーノがありました。これなら新車保証があと2年半あります。せっかくなので、スズキのディーラーへ見に行ってみました。

<画像はWeb上から拝借>
バレーノは街中で走っているのも見たことが無いので、実物は初めてです。前から見るとカピバラみたいだとも言われるフロントマスクでも、自分としては悪くないと感じました。
インテリアの質感は標準的で車格から考えれば充分。スッキリしていて広い室内、後席の足元にも余裕があるのが良いです。本当にこれで全長4メートル未満なのかと驚くパッケージング。飛び込みで行ったので試乗は出来ませんでしたが、シートに座った感じやドライビングポジションも良く、衝突軽減ブレーキもあります。試乗車上がりの車両のためオーディオ関連が無く、ナビ一体型を勧められるようですが、全体的に好感が持てました。
ついでに中古のスイフト1.2RSt 6ATにも座らせてもらいました。ボディサイズはイプシロンとほぼ同じ。運転席はタイトでスポーティ、後席はバレーノよりちょっと狭い。これだと、5MTであってもイプシロンから買い替える意味が半減する気がします。しかもバレーノより高く予算オーバーになるので、今回スイフトは無いでしょう。
最後の検討車両はフランス車。ルノーではルーテシアを探してみましたが、低走行で保証が長く予算内で収まる出物はありません。
当然、シトロエンも考えてみました。C3、C4辺りで探したところ、予算内では2015年式のC4とDS4が出てきました。ディーラーのレンタルアップ車両で走行距離は1万キロ程度、認定中古車の保証が1年付くので安心かも。シトロエンに戻っても、これならまた新たな発見と楽しみがありそう。
そしてフランス車の最後はプジョー。実は昔、1996年式306スタイル5MTの中古にほんの少し乗っていたことがあり、自損事故で壊して手放したことがありますが、今はどんなラインナップになっているのか良く知らないぐらい、ご無沙汰してました。
ネットで探してみると...Bセグメントに相当する208、ちょっと予算オーバーではあっても高年式で保証付きの個体がそこそこあるようです。
改めて真剣に208を検索します。すると、1.2リットルで5ドア5MTの「スタイル」があることを発見。3気筒のエンジンにターボは付かず、グレードはスタイルですから最低限の装備しかないものの、昨年7月ディーラー登録の未使用車が東京(有明)と横浜で3台出ていました。

<画像はWeb上から拝借>
その中で車両価格が一番安い横浜へ、現車を確認しに行きました。3年保証が2年半残っている新古車。ディーラーがプジョージャポンから押し付けられて登録しただけ、試乗車としての役目もほとんど無かった限りなく新車に近い個体のようです。
もちろん試乗させてもらいました。クラッチのミートポイントが少し手前(これは208の特性らしい)だけどそのうち慣れるでしょう。1.2リットルNAでは、湧き上がるようなパワーはありません。イプシロンだったら踏み込んで、威勢良くターボを効かせるであろう上り坂では、穏やかに加速が伸びるだけ。でもこれはこれで楽しいです。試乗出発時のオドメーターは17キロ、戻って来たら23キロ。6キロも走ってしまった(笑)。もしも買ったら慣らし運転から始めるのか!
試乗から戻り、イプシロンの下取りも含めた具体的な金額見積を作成してもらいました。
下取り金額はネットの買い取り見積で算出された金額とほぼ同じ。改めてイプシロンを買い取り業者へ売りに行ったとしても本当にネットと同額になるかわかりませんし、手間等を含めて考えれば、こちらで下取ってもらう方が良いと判断。ディーラーの売り上げに貢献する208専用フロアマットはお断りし、ボディコーティングもガラスではなくポリマーにすることでオプション費用を節約、ETCを付けてもらって208スタイル5MTの契約に至りました。儲からない客でスミマセン(^_^;)。
こうしてイプシロンの後継車選びは終了。バレーノ・C4・DS4・208で検討を進め、実際に現物を見て来たのはバレーノと208でした。C4とDS4は実物を見たことがあるし、これらの候補の中で2015年式はちょっと古かったので今回はお見送り。
バレーノは1リッターターボと安心の6AT、レーダーブレーキサポートⅡの安全装備が魅力ではありました。一方の208は1.2リッターDOHC、バレーノより30馬力近く低出力で装備も最低限です。でも総合的な乗り味ではきっと上回っていることでしょう。
2車択一となった際、最終的な決め手となったのは208が5MTだということ。衝突被害軽減ブレーキが無いのは残念だけど、アイドリングストップやオートエアコン、革巻きステアリング等の装備は自分にとって不要。運転が楽しく普段使いにちょうど良い、シンプルなフランス車に戻った感じ。納車はもうすぐの予定です。
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2018/02/19 23:28:39