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993GGのブログ一覧

2018年10月07日 イイね!

乗り心地と言えば!

乗り心地と言えば!

今もやっているのかどうか知りませんが


昔は良く見ていました、





「カーグラTV」って言う番組。












いろいろな車の試乗レポートって言うのかインプレッションって言うのか


そういう番組なのですが、








カーグラフィックの田辺憲一氏と作曲家の松任谷正隆氏の掛け合いが実に興味深い。



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(注: 画像はネットから拝借しました。)








軽自動車のインプレッションでも


「いやあ、この軽の乗り心地は実に素晴らしい、もう普通乗用車並みですねえ・・」








高級セダンのインプレッションでも


「さすがに高級セダンですねえ。この乗り心地が重厚で何とも言えない・・」








スーパーカーのインプレッションでも


「これは驚きですねえ。この高性能にも関わらずまるでベンツSクラスの乗り心地ですよ・・」
















あんたら 乗り心地レポーターか!?













Youtubeを「ポルシェ993カーグラTV」で検索すると


1994年に993が発売された頃のカーグラTVの映像が出てきました。








やっぱり松任谷氏が言ってましたよ、乗り心地・・





「いやあ、乗り心地が964までの空冷にに比べてすっかり高級になりましtね!」


と言う試乗レポートでした。












このお二方の乗り心地談義には毎回笑っちゃっていたのですが・・
















そもそも、








我々一般の車好き人間より遥かに経験豊かな


何百台もの車を乗り比べしているプロのお二人ですよ、






そのお二方が乗り心地談義しかできないわけがないですね。















そう







ゼロから100までの幅広いTVの一般視聴者が相手ですから




その最大公約数のレベルと興味の対象を念頭に


「乗り心地」と言う言葉ををキーワードにして







そこにクルマの様々な印象や思いを凝縮して


視聴者に伝えようと努力されていたのに違いありません。




















クルマの乗り心地とはどういう事なのか?


ちょっと考えてみました。







乗り心地 = (クルマの性能 + クルマのアウトプット) X 知覚





何やらこんな式が成り立つような気がします。









「車の性能」はその車のあるがままの性能(客観的絶対値)。

「車のアウトプット」は車の性能を人が感覚により感じ取った情報(主観的情報)。


「知覚」とは感覚によりインプットされた情報を処理する脳の働き(主観的相対値)。


















感覚と言うのは人によって違います。


鋭い人も居れば鈍い人もいる・・


同じ人でも、その日の身体の調子によっても違うでしょう。






ま、人間の感覚と言うのは






信じられないほど鋭いところもあれば


極めていい加減なところもある、





そういうものですから・・。
















知覚になるともっと様々ですね。


言わば好き嫌いの要素が多分に入った主観ですね。








さらに







知覚での情報処理の基準となるもの


それがその人の経験値、期待値、想定値などなどであり





その基準値をもとに


乗り心地がどうなのか(良いのか悪いのかなどなど)を相対的に判断しようとするわけですね。







乗り心地に絶対値が無い以上


基準(物差し)は人それぞれですから









所詮他人の試乗レポート、乗り心地インプレッションなんてのは




意味がないとは言わないまでも


どーでもいい事のように思えてきます。



















と言いながら




以下、そのどーでも良い993の乗り心地レポート。




















一般に




乗り心地と言えば・・?


乗り心地と言えば・・!





ミロク情報サービス ! (CMの話です。知ってる人にしか分かりませんね。) 





じゃなくて、








サスペンションですかね。












私の993には





クァンタムなんちゃらって言う


結構高価でしかもワンオフの(試作品とも言う?)ダンパーが入っています。





21段の減衰力調整式、おまけに別タンク。


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通常ダンパーケーシングに入っているオイルを、別に設けたタンクにも流動させ、


ケーシング側で通常の入力を調整するのに加えて


速い入力(シケインの切り替えしとか)をタンク側で個別に調整する・・・






タンク側が何段の調整なのか知りませんが


仮に5段としても合計105通りの調整ができる、




(そんな調整、誰がするねん!)









ま、そんな宝の持ち腐れ機能のついた


ダンパーがついておるのですよ。





どこぞのでっかいダンパー作っているところのように


データの改ざんはしていないと思います、I hope 。











バネは


フロントが8㎏、リア12kgで純正に比べると硬いですね。











930のストラット/トレーリングアームのサスペンションに


あのトーションバーとビルシュタイン(スポーツ)ダンパーの組み合わせに比べると






993のストラット/ダブルウイッシュボーン・マルチリンクのサスペンション


そこにクァンタムとくれば











その乗り心地は全く違います。


そりゃもう、鈍感な私でもすぐに感じ取れるほどです。

















余談ですが・・














世の中には感覚のとても鋭敏な方がおられるようで、





2リッターのペットボトル3本をフロントトランクに積んだだけで


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ハンドリングが激変、頭の入りが全く違う、


走り出して信号を左折しただけでそんな事が判ってしまう人がおられます。











996GT3loverさん 誰とは言いませんが・・









多分「錯覚」と言う感覚がとても鋭くていらっしゃる、






あるいは


感覚からの入力情報を処理する「知覚」がとても過敏でいらっしゃる、





そのどちらかでしょう。






一度歯医者さんに行かれて知覚過敏の検査をされるのがよろしいかと思います。















それはともかく、












同じ空冷911でも


以前所有していた930とこの993では面白いほどコーナリング感覚が違います。


それぞれを叙情的に表現をするとせば、







930:



猛進しているイノシシが曲がり角にさしかかって

道路に沿って曲がれるのかな、曲がれないのかな・・と思いながらそれでも猛進して


そして、曲がってゆく・・感覚。







993:



大草原を右に左に逃げ回る獲物のインパラを


右に左に一瞬たりとも遅れることなく猛追しやがて捕らえるチーター


そのアジリティーの高さを感じる・・感覚。










そして結論付けるコーナリングの「乗り心地」はと言えば・・





930:



レトロな危ういコーナリングがとてもスリリングで心地いい。


面白くて楽しい・・えーがなえーがな!






993:



安定して俊敏なコーナリングがとても心地いい。


面白くて楽しい・・えーがなえーがな!










そうなんです。






身体が感じるサスペンションの感覚は全く違うのに


どちらも面白くて楽しくて





どちらも「乗り心地」がとてもいいのですよ!












と、まあ、そんなのは




そんないい加減なインプレッションは





焼肉も美味しいし、ステーキも美味しい、どっちも食べたい!


あんみつも美味しいし、フルーツパフェも美味しい、どっちも食べたい!


みたいな・・







誰とは言いませんが、甘いものが好きで知覚過敏になっちゃった


そんなお人が書きそうな乗り心地レポートなわけです。













で、







錯覚でもなく知覚過敏でもない、



主観的ではあるが論理的な表現を用いるとこんな塩梅ですな。










バネが硬すぎる。


しかし、減衰を21段のうち16段戻せば公道を走るにはちょうど良くなる。


基本的にこのダンパーの路面追随性は良く接地感は秀逸。


結果、クルマの俊敏性が良い事に合わせ,直進安定性にも寄与しており


いわゆるオン・ザ・レール感覚の乗り心地となっている。




















しかし、







こう言ったサスペンションの感覚情報と言うのは


公道を法定制限速度で走っているだけでは十分ではありませんね。





少なくとも私は


公道は法定制限速度域内で走行しますが、





仮に


仮の話ですよ、





高速道路の直線区域やジャンクションのコーナーなどを


法定制限速度を遥かに超えたスピードで走ったとしても





930も993も


劇的な事態に陥る事はまずありません。













で、









この黒い993で


初めて富士スピードウエイを走ってみました。



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もちろん、減衰はステージに合わせて


16段戻しではなく12段戻しにして走りました。












初めてのサーキット走行なので




今回は初回限定お試しコースで走って見ました。


あらゆる感覚を駆使してクルマのアウトプット情報を得ることが目的です。









1周目はタイヤとブレーキを温めるためのゆっくりとした走行・・




と思って走っていると




前を走っていたぱんちちさんが瞬く間に見えなくなってしまいました。


「もしもし、ウサギさん、そんなに急いで何処行くの・・?」









まだ930の感覚が残っている為か




コカ・コーラや100Rのコーナーもおっかなびっくり。


でも何も起きません。当たり前ですね。








印象に残ったのはシケイン。




シケインの切り返しが何やら楽チンなんですよ。


ロールが少なくしかも戻りが速い感覚です。


宝の持ちぐされ機能の別タンクのおかげかな・・?









993は重くて遅いので大したスピードは出ませんが


ホームストレートもすこぶる安定しています。





EURO RS 用のウイングを外しましたが、ウイングなんかなくてもあまり関係ないですね。


それともアンダー・フロア・スポイラーのおかげ・・?




いやいや、多分このバランスの良い足回りが


大きく貢献しているのだと思います、多分・・。









ブレーキの効き具合なども確かめながら3周ぐらい走りましたかね、


4周目あたりから少しペースをあげると・・








リアが滑り始め


100Rなんか途中で横を向いちゃうぐらい。





カウンターを切ってアクセルを踏むとどうにか収まり


さすがクアンタム・・





なんて感心している場合じゃない。






まだ新しいV700、



しかも


まだタイヤが垂れるほど走ってないでしょ!




ダメじゃん、クアンタムの乗り心地!




その後の周回はとっちらかり走行。






後ろに居た方が後で言っておられました


「いやあ、ずいぶん攻めておられましたね!」





違うんです・・


とっちらかっていただけなんです・・









この993のサーキットでの動きは総じて優秀。





しかし、リアが滑るのがなあ・・


至って乗り心地が悪い。
















走行を終わりピットに戻って5分、


ふと我に返ってタイヤの空気圧を計って見ました。



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リアが2.7キロもある!?




走行前の冷間時に調整したはずなのですが・・(何かまちがったのかなあ・・)。


どうりで乗り心地が悪かった・・。










993の乗り心地、






乗り心地と言えば?


乗り心地と言えば!!





ミロク情報サービス(MJS)でもサスペンションでもなくて




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タイヤなのですね・・!









Posted at 2018/10/24 23:35:55 | コメント(5) | トラックバック(0) | 993カレラ | 日記
2018年09月28日 イイね!

バイ・ワイヤーではないクルマ

バイ・ワイヤーではないクルマ


日本の人口に於いて65歳以上が占める比率は


もう27%以上になっています。


65歳以上を高齢者と定義するなら


日本は紛れもなく超高齢者社会です。














ところが世の中はと言うと






やれスマホだインターネットだSNSだは言うに及ばず、


AI だの IoT だのと言った訳の分からん世界に突入し、





人生をそんなモノが無い社会で過ごしてきた高齢者達には


アンフレンドリーでますます住みにくくなって来ていますね。
















先日TVでやってました、


日産の自動運転技術・・。





その番組の中で日産の技術者がのたまわっていました。


「自動運転は高齢者の事故防止に役立ちます・・!」






ふざけんな!


そんなのは膨大な開発費を正当化する戯言にすぎない!






事故防止どころか


高齢者には使い方もわからん自動運転で


ますます事故が増えるだろうよ。







20歳以上の人口の30%以上が高齢者なんだから


相対的に高齢者の事故率が高くてもおかしくはない。






事故をなんでもかんでも高齢者のせいにするな!






なんちゃらと言う芸能人の若いオネーチャンが


酔っ払運転の末にひき逃げしとるやないか!









逆走が高齢者の代名詞みたいになっておるが


逆走なんかする高齢者はごく一部の高齢者だけだろう。







一方で、





ごくごく一部は、べらぼうなスピードで走っても事故を起こさない


クレフなんちゃらと言うショップに来るような後期高齢者に近い高齢者たちだっているのだ!









・・・・











えーと、






何の話でしたっけ?







あ、そうだ







要するに



便利ではあるが高齢者には住みにくい世の中になって来ていると言う話です。
















例えば電気自動車。







クルマの将来像は間違いなくこれ以外にはないですね。


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(注: ネットからお借りしたイメージです。)











電気自動車にまつわるこの話は






クレフなんちゃらと言うショップの友人で


何を血迷ったのかポルシェ991からテスラなんちゃらと言う電気自動車に乗り換えた、







K氏の実話。














不注意で充電をし忘れて高速道路を走っていたら


充電インジケーターがほぼゼロを指したとき








17インチのiPad の如きインパネに


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(注: 画像はネットからお借りしたイメージです。)








こんなメッセージが出てきたそうです。







「車両をシャットダウンします・・。」












シャ、シャットダウン!! ??







彼は思わず叫んだそうです。




「オマエはコンピューターか!!」













するとパネルにはこんなメッセージが表示されたそうな。




「違います。ワタシは AI です。」


















ま、オチの AI の部分は冗談ですが


「車両をシャットダウンします」と言うメッセージは本当のようです。












あああ・・嫌だ嫌だ!











ドライバーの意志とは関係なくクルマが勝手に作動し


ドライバーの意志には関係なく勝手にクルマが自分で「停止」ではなく「シャットダウン」する・・







なんですか、


このクルマの、


ドライバーを無視したかのような上から目線の態度!







こんな上から目線のクルマ


こんなドライブ・バイ・ワイヤーの権化みたいな電気自動車。









高齢者はそんなクルマに拒否反応を示すでしょうね。




少なくとも私は絶対乗りません!  












でもこんなテスラなんちゃらならちょっと乗りたいかも・・


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(注: 画像はネットからお借りしたイメージです。)

















とは言っても










今どきのポルシェも


内燃機関か電気モーターかの違いだけであって





ほとんどドライブ・バイ・ワイヤー、





ドライバーの意思を直接反映しない


電気仕掛操作のクルマになっちゃっているのでしょうね。











ただポルシェの偉いところは


決して上から目線ではなくて






ドライバーに「オレがクルマをコントロールしているのだ」と


錯覚させるところですね。


(ドライバーを騙しているって言う点では、考えようによってはテスラよりタチが悪い?)



















電気仕掛操作と言ってもいろいろありますね。














ギア・バイ・ワイヤー。




 

これはもう昔から普及している技術で


ポルシェの市販車で言えば964からTIPが搭載され


おかげで 女子供でも 万人がポルシェに乗れるようになったわけですね。


  






今どきのギア・バイ・ワイヤーのPDKは


プロドライバーより優秀で





そりゃもう、私みたいにミスシフトなんかしませんから


「今どきポルシェ」な皆さんはどんどんFSWのタイムが良くなるのでしょうね。















ステア・バイ・ワイヤー。





これなくしては自動運転レベル5は実現できないですから


きっとこれもそのうち高度な技術の実用化が現実のものとなるのでしょうね。







ポルシェも近い将来ステアリングですらバイ・ワイヤーにするのでしょう。









と言うか




991GT3RSの後輪操舵なんて


ドライバーの意志とは関係なしにステアしちゃうのですから


電気仕掛けもいいとこですね。








近い将来は、







サーキット走っていても


コーナーでお尻が出始めたら


ドライバーの意志とは関係なく素早く適切なカウンターをあててくれるのでしょう。







もちろんドライバーはそんなバイ・ワイヤーによるカウンターなんて気付きもしないで


「お、上手くコーナーをクリアできた!」なんて


一人で喜んでおるわけですよ。





(だって、ステアリングそのものは機械的操舵装置から切り離されているから、クルマがモーターの力でカウンターステアを当てていても、ドライバーが握ったステアリングは動かないようにすることもできちゃうでしょうからね。)








おおお・・嫌だ嫌だ。


そんなポルシェに乗りたくない!
















ブレーキ・バイ・ワイヤーなんて言うのもありますね。






良くは知りませんが


今どきのポルシェもブレーキ・バイ・ワイヤーなんでしょうね、きっと。





ドライバーがブレーキペダルを踏んでも油圧とは関係ないただのスイッチにすぎない、


ペダルによる電気信号入力で制御されるモーターが油圧をかけてブレーキをかける、


そういう事でしょうか。






スポーツカーを標榜するNDロードスターもブレーキ・バイ・ワイヤーなのでしょうか、


NDに初めて乗った時のその違和感たるや・・。





フワフワな踏み心地のくせにちゃんとブレーキが効いて止まる・・





豆腐を食ったら中から魚の骨が出てきた、ぐらいの違和感だったのを記憶しています。


(まあ、味付けと慣れの問題なのでしょうが・・)













スロットル・バイ・ワイヤー。







今どきのクルマはほぼ全て


スロットル操作はバイ・ワイヤーなんですってね。


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(注: 画像はネットからお借りしたイメージです。これが電気仕掛のスロットルらしいです。私は見たことがありませんが。)










お恥ずかしい話、


初めてのポルシェ997GT3に乗った時、全く気付きませんでした。







それどころか






アクセルの踏み心地、適度な重さ、ダイレクトな反応が素晴らしいので


すっかりスロットル・バイ・ケーブルだと思い込み




さすが感性を大切にするポルシェだなあ、なんて感心してました。









ポルシェのスロットル・バイ・ワイヤー化は996からなんですね。(一部の初期モデルを除く)







だけど・・








スロットルが電気信号の入力で制御されるモーターで動いている、


即ち、ドライバーがアクセルを踏んだ分だけスロットルバルブが開いているわけではない、


即ち、スロットルバルブがドライバーの意志通りに動いていない・・








なんか落ち着かないなあ・・












今どきの車の


アクセルを踏んだ時の猛烈な違和感はどうしても好きになれません。





が、





ポルシェは流石で


そんな違和感を感じさせないのです。






でも実際には自分の意志がそのまま機械的動作に反映されているわけではない。


そう考えただけでなんだかシラケちゃうと言うか・・抵抗がありますね。










今どきの最新の技術に抵抗がある?


高齢者だからですかね?






「アナログ人間だから」と一言で片づけるほど単純ではないと思います。


現に私はそんなにアナログ人間ではないですから・・。




















その点、空冷911は偉い。




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ドライブ・バイ・ドライバーですよ、空冷は!



高齢者にフレンドリーなポルシェですね。
















特にスロットル。







アクセルの踏みしろがそのまんまスロットル開度。






やはりスロットルは


スロットルワイヤー(この場合のワイヤーは電線ではなく鉄線のワイヤーの意味ですが)を介して開かなきゃ。


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(注: 画像はダークな993のスロットルワイヤー部分です。)




特にこの6連スロットルは


誇張ではなく本当に


ミリ単位でアクセルを踏まなければならない感覚、





それほどダイレクト感が鋭いってことですね。
















そこでふと思ったのです。










空冷911には水冷911には無い数多くの魅力がありますが


その最大の魅力は






自分の意志が直接クルマに伝わり


意志通りにクルマを制御する事ができる、







その「ダイレクト感」と言う感覚。



これではないかと思ったのです(今更ながら・・)。



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(注: 仲間はずれが一台いるからと言って嫌がらせをする為とか、右端にヘンなオジサンがヘンなところに立っているのを敢えて暴露するとか、この画像にそう言った意図は全くありません。念の為。)













そして






そんな感性を持ちそれを殊更大切にする


ポルシェ乗りの中でも(年齢には関係なく)ごく一部のヘンな人たちが






空冷911に拘りその魅力から抜け出すことができない・・











ま、言ってみれば









空冷911に乗っている人たちは


道路を逆走するごく一部の高齢者と同じようなものですな。










道路を逆走するか


時代に逆行するか








その違いだけですね。



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いずれにしても、












クラッチが踏める間は


ドライブ・バイ・ワイヤーではない空冷911


乗り続けていたいと思っています。







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(注: 画像は996GT3loverさんに撮って頂いたものです。決して逆走しているわけではありませんし、決して爆走したりせずちゃんと制限速度40km/hの範囲内で走ってます。念の為。)






Posted at 2018/09/29 20:40:26 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2018年09月22日 イイね!

季節の変わり目

季節の変わり目

いつの間にかなんとなく涼しくなってきて


一時のあの地獄のような暑さが


ずっと昔の事のように思えます。











だいぶ前になりますが、




そんな地獄のようだったある日


箱根大観山までドライブしました。









下界とは打って変って涼しく霧が立ち込めた大観山で遭遇したのが


ぱんちちさん。











同じ993カレラ


EUROバージョンRSのフルエアロも同じ。


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友人の

あの極上の紅の豚、いや、「白豚993カレラS」のオーナーさんは








私の黒い993を


「ゴキブリみたい!」なんて言います。












だとすると


これはシロアリとゴキブリのツーショット?


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(ぱんちちさん、ごめんなさい)













いやいや、言うまでもなく






デブの白豚993CSのオーナーさんは


(注:「デブ」は「白豚993」の修飾語なのか「オーナーさん」の修飾語なのかはご想像にまかせます)








あまりにもカッコいい私の黒い993に嫉妬して


妬みと羨望と恨みと嫉妬で「ゴキブリ」なんて言っているにすぎないのですが・・













ま、いずれにしても私の993は黒くてダークですから・・














最近、


なんだかバットマンカーに見えてきています・・


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なんとなく似ていると言えば似ている・・フンイキが



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ファンは前ではなく後ろにありますが・・。









やっぱりダークだなあ・・。


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来月、大〇PAに行くときには


バットマンの仮面とマントで行こうかなあ


ハロウィンだし・・














で、















先日、




高価な純正Euro Version RS のリアウイングを取り外して


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ノーマルウイングにしました。


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バットマンとは何の関係もありませんが・・。















これを見た前オーナーのカリスマGGさんがボソっと呟きましたよ。









「ウイング外したら腑抜けになったなあ・・」










ふ、腑抜け・・








腑抜けでも


腰抜けでも


間抜けでも


まあ、何とでも言って下さい。












クレフなんちゃらと言うショップに行くと


とにかくリアウイング、それもでっかいウイングの付いた車両ばかり。





ここは羽根屋か? と思うぐらい


羽根つき車ばっかり停まっていますが、










大体、世間一般にはクルマに羽根なんかついていないのが普通なんですよ。



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クレフなんちゃらなんて言う罪作りなショップに来る人達は







そういう世間の一般常識から外れた人ばかりで


羽根はデッカい程良い、なんて思っている人たちなんでしょうね、きっと。











でも私は








ウイング無しが好きなのです。


善良な一般常識人ですから・・。








空冷911のフォルムの美しさは、


そのフロントウインドウからサイドウインドウ、そしてテールに流れるラインにある・・



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そう思っているのです。
















ま、それはともかく・・

















ダークな993が






季節の変わり目なのか何なのか


呼吸器疾患にかかっちゃいまして








ゴホゴホ喘息気味








アクセルをブワンと踏んだら


ゴヘっとこんな調子。


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で、




入院治療・・









よってたかって


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お水なショップの空冷マイスターさんが


六連スロットルの同調を取り直してくれて・・・








MOTEC専門家が


コンピューターで何がなにやら訳の分からん補正をごにょごにょしてくれて・・・







たちまち完治!








プラシーボ効果でもなく


思い込みでもなく


気のせいでもなく


なんでもなく










トルクがアップして


加速が軽くスムーズになりました!


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この極上のスロットルレスポン!


これについては次回・・










Posted at 2018/09/23 00:51:39 | コメント(7) | トラックバック(0) | 993カレラ | 日記
2018年09月17日 イイね!

993と言うクルマ

993と言うクルマ

大坂なおみが全米オープンで優勝、


これは快挙ですね。


あの若さであのメンタルの強さ、


並大抵じゃないですね。






アスリートとしてもさることながら


インタビューの受け答えがなんとも言えず微笑ましいですね。








でも、報道がちょっと気になります。








「史上初、日本人が4大メジャー大会で優勝!」


「日本人として初めての快挙!」


「日本人が・・」「日本人が・・」










大坂なおみは日本人なんですか?













彼女はバイレイシャル、いわゆるハーフですよね。






国籍も二重国籍です。


日本には3年間しか住んでおらず日本語もほとんど話せません。









何も知らずに街で彼女を見かけたら、あのルックスを日本人と思いますか?


あの体格、身体能力・・とても日本人とは思えません。



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(画像はネットから拝借しています。)












元来、島国民族の日本人は混血に対する一種の偏見のようなものがあります。


もちろん時代とともに変わっては来ていますが、








ハーフであるがゆえに虐められる、嫌がらせを受けると言う話は、今でもよくあるようです。














ところが、快挙を成し遂げると









あたかも大坂なおみは当然日本人であるが如く


「日本人が・・」「日本人が・・」との報道。














一体何をもって


「大坂なおみは日本人である」と決めつけるのか?











このような報道姿勢にはとても違和感をおぼえます。

















バイレイシャルで


謙虚でシャイで明るく奔放で自由でとてもチャーミングな女の子、




そして抜群の身体能力と強いメンタルを持った女の子、










そんな大坂なおみが全米オープンで優勝したと言う快挙。



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(画像はネットから拝借しています。)







それでいいじゃないですか!
















何処で生まれようと何処で育とうと、


じいちゃんが北海道に居ようとお父さんが何国人であろうと、








大坂なおみのアイデンティティーは

「大坂なおみである事」


それが全てです。



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(画像はネットから拝借しています。)









連日の馬鹿げた報道のように


大坂なおみを「日本人」と言うアイデンティティーに縛り付けようとする、








そんな必要は何処にもないと思うのです。





















てな事をつらつら考えていたら、












ふと993は大坂なおみに似ていると思いました。













「空冷911」と言う範疇で考えたら


993は「空冷911」のアイデンティティーから多々外れておるのですよ。













もちろん








空冷エンジンを積んだ911を「空冷911」と言う点では


993は明らかに空冷911です。











しかし



空冷911のアイデンティティーは「空冷エンジンを積んでいること」だけではありますまい。








私が考える「空冷911」のアイデンティティー、


特に930を買った時に考えていた「空冷911」のアイデンティティーは・・











空冷独特の魅力的なエンジン音であること


絶妙なサイズ感であること


ポルシェを着る感覚の空間であること


各種スイッチが不可解な位置にあること


カエル目であり色っぽい太ももであること


メリハリのあるスキニーな身体であること


バンパー位置が低くお尻が小さくチャーミングであること


全てにおいてダイレクト感があること


全ての操作が重いこと


五感を駆使しないと乗れないこと


女・子供は近づけないオーラがあること


サスペンションはトーションバーであること


クーラーが効かないこと


容易には乗りこなせないこと


エンジンオイルが漏れること


エンジンの吹け上りと落ちが速いこと


遅いのだが目いっぱいエンジンを回しより速く走らせるのが楽しいこと


一度乗ったらもう離れられないこと



(以下、個人的趣味ながら)


ステアリングは純正以外では MOMO Prototipo しか似合わないこと


エンジン音が音楽でありオーディオなんかない方がいいこと


ナビやレータンが似合わないこと











などなど








こりゃもう枚挙に暇がないほどいくつもあり





そして930はこれら全てのアイデンティティーを持っていましたから






89カレラは真正の「空冷911」でありましたね。



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ところが993ときたらどうです?










車体のウエストラインから下はもう水冷911の原型みたいなもの


寝起きのカエル目みたいな目


太ももなんて脂肪のつきすぎ


スキニーどころか中年太り


ターボはもちろんカレラ4SやカレラSはデカ尻丸出し


バンパー位置が高くて不格好


オーラの欠片もなく女子供も寄ってくる


リアのサスペンションがダブルウイッシュボーン・マルチリンクで結構乗りこなせちゃう


クーラーが効いてしまう


エンジン音が小さくなりオーディオも聞こえちゃう










そう、









993って


真正「空冷911」とは言い難い





空冷911と水冷911のハーフみたいなクルマなんですよ!













だから993は


大坂なおみみたいなクルマ。














そこで思いましたね









993を


空冷911のアイデンティティーに縛る必要は何処にもない。














993と言うクルマは


「993である事」それが全てなんですね!


















って事で











思考を切り変えたらとどうでしょう!


ダークな993が俄然カッコいい空冷911に見えてきちゃうから不思議です。













964までのスレンダーな肢体はとても魅力的ですが


993カレラのふくよかな身体つきも色っぽいじゃないですか!


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お尻だってカレラSほどデカ尻じゃなく


適度にグラマーなだけですし、


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もちろん車内のタイトな空間は健在で


全てがダイレクト感に満ちていますから


いつだってポルシェを着ちゃってます。













Prototipoじゃなくって




こんな33パイの高価なステアリングだって


十分に似合ってます(と思います)。



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GT3程の加速感はないにしてもそこそこ速いので


目一杯エンジンを回さなくってもドライビングはとても楽しく


降りたらまたすぐに乗りたくなります。













特に6スロのダークな993のアクセルレスポンは格別ですから






もう病みつきになって踏んじゃって


ガソリン消費により国家の税収に多いに貢献できますし、



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おまけにクーラーだってそこそこ効きますから






もういいとこだらけのクルマなんですよ!















って事で








なおみちゃんのおかげで


視点と思考を変えただけで







993と言うクルマがカッコいい「空冷911」に見えてきました。



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が・・








ダークな993は


呼吸器疾患で今週は入院中です・・






Posted at 2018/09/18 00:05:38 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2018年09月02日 イイね!

今更ながらポルシェクレスト

今更ながらポルシェクレスト

ポルシェに乗り始めて7年になりますが


お恥ずかしい話、




今まで自分のポルシェのフロントフードのクレストを


まじまじと見たことがありません。









皆さんはどうですか?









T社、N社、M社、H社はじめ


日本の自動車会社はいかに歴史が浅いとはいえ


クルマについているエンブレムはどうも存在感がない!


(あくまで私見です)








その点、欧州車のエンブレムはどれもそれなりに


美的に、あるいは工芸的に、あるいは歴史的な意味でも




それぞれ誇らしげに存在感を放っていますね。








にも拘わらず





今まで自分のポルシェのエンブレム、ポルシェクレストを


まじまじと観察したことがないのです。








ましてや





リアについている Carrera だの Carrera S だの Turbo だの GT3 だの


そんな「差別の象徴」のようなエンブレムはもっと興味がないので


取っ払ってしまいます。







だって


そんなもの走りに全く関係ないんだもん!




















先日、洗車をしているときに


ダークな993のクレストの赤いエナメル部分が相当劣化していることに気がつきました。



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車齢が40年も50年もの356や911のクレストなら


劣化したクレストはなんとも言えない味を醸し出し


むしろ魅力的ですらあるのですが、





たかだか車齢20年程度の993のクレストが劣化しているのは


若い美人なのにシミが出てきちゃったみたいなもので


どうも感心しない・・









で、







ちょっと調べてみたのですよ。


そもそもポルシェクレストってなんだ?





もちろん


これをお読みのポルシェ乗りの皆様は先刻ご承知なんでしょうが・・











ポルシェの公式HPには


クレストの由来や製作工程の動画まで出ているのですね!


(知らんかった・・・)





言い換えればポルシェクレストは


ポルシェにとって単なる会社のマーク以上の意味を持つと言う事なのでしょうね。










土台の部分は


ポルシェAGが本社を置く


ドイツのヴュルテンブルク州の紋章なんですってね。



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赤い帯は「知性」、黒い帯は「黒い森」を表すそうです。


そこに鹿の角の模様ですね。











一方





中央の馬の部分は


本社のシュツットガルト市の名前に由来する牡馬だそうです。



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これらを組み合わせてできたのがポルシェクレスト。





馬を中央にして周りに赤黒の帯と鹿の角





ん?




鹿・・?




・・・・





ま、いいか














と言う事で、






こんな由来のある由緒正しきポルシェクレストを粗末にしてはいけない


劣化したクレストをなんとか新しくしなきゃ、と思ったのです。







本来、クレストを新しいのに交換するのなら


当然純正品と交換するところです。








ポルシェ公式HPのクレストカタログによると


356はともかく、911から964までは基本的に同じクレスト


即ち、ビンテージクレストなのですが、






993から最新の911までは基本的に同じクレスト


即ち、993はクレストに関して言えばお水扱いなんですね。





な~んだ、空冷のクレストじゃないんだ、、


だったらなんでもいいや、って事で






 eBay を徘徊して




買ったのがこれ、




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赤いエナメルが入ってはいるが基本的にシルバーのクレスト。


これはビンテージクレストを refinish したものです。







993についている今どきのクレストがこれ。


alt





964までのクレストは


PORSCHEの文字と、STUTTGARTの浮き文字、それに馬の顔が


今どきのクレストとは異なるデザインです。







純正ではないクレスト、





ま、デカール張ったりカーバッジをつけたりと同じ感覚の


ちょっとしたお遊びですな。












で、






しばらくして何気なくeBay を徘徊していると


こんなのが出ているじゃありませんか!



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アメリカ人製作者の説明を読むと


現在の純正クレストをベースに、相当の材料、技術、時間をかけて作り上げた


まさに工芸品との事。








こいつはいい!


モノトーンでダークなところがいい!







しかし、






純正のクレストのお値段が如何ほどかは知りませんが


いくら工芸品とは言えクレストに諭吉を複数枚出すバカが居るのか・・






と、頭の抑制回路が一応働いてはいるのですが






お酒の勢いもあっていつものように


すぐさまポチってしまいました。




バカは居るものなのです。



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並べてみると964までのクレスト(右)とそれ以降(左)との違いが良くわかりますね。





(クレスト集めてどないするねん!)













いや、しかしこのモノトーンクレストは良く出来ています。


とても端正でテカテカのツヤがない作り込み。


ツヤのないところがたまらなく艶っぽいですね。


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クレストの交換はとても簡単なのですが・・





自分でやるとナットをボンネットの空間部分に落としてしまって


ボンネットを開けるたびにカランコロンと音がすると言う情景が目に浮かびますので




空冷マイスターに交換してもらいました。








なかなかシックで良いのですが


鼻先の「華」がなくなり地味~になりました・・



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それがお気に召さないのかなんなのか




それ以降どうもエンジンが駄々をこねて不調です・・





Posted at 2018/09/11 22:39:09 | コメント(5) | トラックバック(0) | 993カレラ | 日記

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