ソーラーバッテリによる補充電

バッテリ上がりを予防するため、ソーラーバッテリを取り付けました。
これは主に、エンジンが動いていないときにバッテリが消費する暗電流を、このソーラーバッテリが肩代わりしてしまおうというものです。
職場の指示で公私問わず運転中はデイライトが強制されているため、バッテリへの負担を少しでも減らすべく取り付けました。
必要なものは、10mmのレンチ、キボシ端子、圧着工具、ストリッパー、ニッパー、配線通し。
半田付けセットがあればなお良し。圧着工具はラジオペンチで代用可能ですが、その場合半田付けセットは必須となります。

まずはバッテリを取り付けることからはじめます。
今回取り付けたCELLSTAR SB-700には両面テープが付属されています。ダッシュボードの前端にマジックテープの片方を貼り付け、ソーラーバッテリ本体にもう片方を貼り付けます。
写真では既に配線されていますが、まだ配線はしないでソーラーバッテリの取り付けのみの状態にしてください。

バッテリに付属のコードを取り付けます。＋と－は必ず正確に取り付けてください。逆に取り付けたら間違いなく死ねます(苦笑)
バッテリに配線したら、エンジンルームから車内へ配線している場所を探し、一緒に車内へ配線を引き込みます。
オーリスの場合、配線を通すとグローブボックスの裏側から出てきます。ヴィッツも同じです。
なお配線は狭い場所を通すことになるため、そのままでは通すことが出来ません。思い切って一度ペンチなどで線を分断し、配線を通してから接続し直しましょう。
他の配線に沿わせて配線を通すと、スマートに仕上がりますし、何より配線が遊ばないので、配線巻き込まれの心配がありません。
配線は必ず結束バンドなどで固定してください。

グローブボックスの裏側から出てきた配線をダッシュボード前端の脇から入ってくるようにし、切った線をつなぎ直し、最後にプラグをソーラーバッテリ本体に差し込んで完了です。

ソーラーバッテリを手やものなどで覆い隠した上で、チェッカーボタンを押してみてください。
この時、『充電中』が点灯しておらず、『低』『中』『高』のいずれか一つ以上が点灯すれば取り付け異常なしとなります。
動作チェックが終わったら、必ずソーラーバッテリを覆い隠していたものを外してください。

最大72mAも充電できるため、車両によってはピーク発電時だとバッテリの肩代わりどころか、充電されているかもしれません。
本製品は補充電を売りにしていますが、放電の身代わりというのが正確なところかと思います。
はっきりとした効果は得られていません。スターターの回りが少し良いかも？と言う程度です。
バッテリ上がりは一度も経験していないため、少なくとも悪くなることはないようです。
作業難易度としては★1つでも良いのですが、バッテリショートなどにより、発火、爆発など多くの危険を持っています。よって、作業のリスクを踏まえて★2つとします。